ほぼ日、なにしてる?ほぼ日、なにしてる?

2021/10/31 19:08
mogi

フェニックスブックスフェア
ありがとうございました。

29日から3日間開催した
「フェニックスブックスフェア」
16時に終了いたしました。

ご来場、そして、
お買い上げをありがとうございました。
たくさんの本を
フェニックスすることができました。
たのしい本との
出会いになりますように(祈)。

選書をしてくださった、
浅生鴨さん、そして「双子のライオン堂」
竹田信弥さん、
(選書ってすごい仕事だ!)
「八木書店」のみなさま、
その他、
ご協力いただきましたみなさま
ありがとうございました。
お手伝いしてくれた
乗組員にも感謝。

そして、
本日が最終出社日だった
河野通和のささやかな
お別れ会をいたしました。
このあとのことはまだ何も決めてない、
とのことですが、
あの、例の「トマソンの扉」から翔び立ち
どこへゆくのか、
みんなでたのしみにしています。
なにせ、働き者の河野ですから!
また、ご一緒におもしろいなにかを!
(僭越ながら學校チーム新参者の
モギよりご報告させていただきました)
2021/10/30 20:17
mogi

レイアウト変更などして、
明日お待ちしてます。

さて、今日も売れた!
やった!
「フェニックスブックスフェア」は、
だいぶ書籍をフェニックスさせています。

というわけで、ネコのライオン堂で、
背表紙しかみえてなかった書籍を
どんどん、メンチン(面陳)
またの名を平置きすることにしました。

わー、なんかうれしい。
だって売れた証拠ですもの。

明日は、11時スタートで、
16時閉店です。
営業時間が短いので、
みなさま、
ダッシュでおこしいただけたら!

そうそう、最後の、
浅生鴨さん、
双子のライオン堂の竹田信弥さん、
河野通和の鼎談では、
フェニックスブックスのことや、
おすすめの本のことなどについて、
たのしく語っております。

ぜひ、お越しいただくまえに!
「鳥」の行方はどうなるのでしょうか!
2021/10/30 19:15
akiko.kusaoi

店主3人
おおいに語り合う

神田ポートビルで開催中の
フェニックスブックスフェア
最後のトークは「店主鼎談」。
浅生鴨さんの「ネコノス」と
竹田信弥さんの「双子のライオン堂」が
いっしょになった「ネコのライオン堂」
店主おふたりと、河野書店店主
「フェニックスブックス」をめぐる
楽しいお話を繰りひろげました。

まずは今回のイベントの発端から。
自社本の流通をどこに託せばよいのか
迷った浅生鴨さんは竹田さんに相談。
八木書店を紹介されて
神保町の本店にでかけたところ
地下の倉庫に「お宝本」が
埋蔵されていることを知りました。

河野は河野で、
八木書店の八木会長とお話しした折りに
やはり本店地下1階に
「足を踏み入れて」しまいました。
そこで二人の思いが一致し、
今回のフェニックスブックスフェアと
なりました。
そして一緒に選書をしてくださった
竹田さんもあらためて
八木書店の膨大な蔵書を知り、
今更ながらその価値に気づいたそうです。

選書にあたって、
河野は「関わりのある人の本や
オーナーが亡くなって継ぐ人がおらず
命運が尽きてしまった本など、
人情で選びました」。

浅生鴨さんは「自分が欲しい本。
だから、売れると悔しい。
売れないと困るんだけど、
自分の本棚のどこに入れるかまで
考えていた全集が売れると、
『ほんとですか!?』という感じ」

売れるのか売れ残るのか、鴨さんが
いちばんおもしろがっているのが、
日本鳥学会の大正から戦前の
学会誌の復刻版。
誰が何のためにこれを復刻したのか?
鳥学会学会誌と「鴨」さんの
運命の出会い。
不死鳥(フェニックス)のように
蘇ってきたこの本の運命……。
このあたり、ほんとにおかしいので、
ぜひ中継アーカイブをご覧ください。

とにかく同じリストから選んだとは
思えないほど三者三様の本が
ならんだ景色をながめるだけでも一興です。

大変お買い得な
フェニックスブックスの最大の利点は、
「失敗のダメージが少ないこと」(鴨さん)。
鳥学会学会誌のように
「なんじゃこりゃ!」と思う本でも
思いも寄らない収穫があるかもしれません。
いろんな本に手を伸ばしてみてください。

明日は最終日(午後4時閉店です)。
私たちの関心は鳥学会学会誌が
果たして売れるのかどうかに
集まりつつあります。
2021/10/30 16:51
akiko.kusaoi

『久保田万太郎の履歴書』
という本の履歴書

フェニックスブックスフェア
本日ふたつ目のトークには、
今回仕入れた本のうちの一冊
『久保田万太郎の履歴書』の著者
大高郁子さんにご登壇いただきました。
自著が断裁の淵に立ち、
そこからまた救い出されるのは
いったいどういう気分なのか、
率直なところを語っていただきました。

イラストレーターの大高さんによると、
版元の河出書房新社から
「残念ながら絶版」という連絡がきたのは
今年5月のこと。
刊行から3年ちょっとのことでした。
大高さんからすると、
すでに過去の作品であり、
「身を切られるほど痛い」ということはなく、
自然の流れ、と受け止めたそうです。
その後、「自由価格本」として
セカンドチャンスを得るのは、
本が切り刻まれてしまうよりは、
読者の手に渡る方が良いと考えて
「ありがたいこと」と思ったそうです。
ただし、絶版の本が売れても
著者に新たな印税は入りませんから、
複雑な気持ちがなくはないけれど、
読んでもらえる方がうれしい、と。

その後、から、
この作品がいかに魅力的かという
紹介があり、大高さんから
この本が生まれた経緯、
いわばこの本の「履歴書」を
聞かせてもらいました。
このあたり、とてもおもしろいので、
ぜひ中継アーカイブをご覧ください。

おもしろかったのはトークのあと。
自由価格本を再度市場に流通させている
八木書店のみなさんが
大高さんにサインを求めながら、
口々に感想を語っていかれたこと。
「この仕事を十年していますが、
著者のお話を直接聞くのは初めてでした。
当初、緊張しましたが、
『ありがたい』と言ってもらえて
ほっとしました」
「自分の仕事を再認識しました。
うれしかったです」と。
巡り巡って本がつなぐ縁の
妙味を改めて感じるトークでした。
2021/10/30 14:20
mogi

フェニックスブックスフェア、
イトイもやってきて、
ナイスな合計金額を叩き出す。

さきほど、
「フェニックスブックスフェア」にきまして、
おかいもの。

「現金で払うんだろ?」

と、情報をご存知でした。
しかしながら、
あやしの店員は、
だいぶレジにもなれましたので、
クレジットカードも
使っていただけるように
なったんですよ(うふ)。

でもって、合計金額
5555円。
なんか、すごい。
なんか、ミラクルっぽい。
5冊買って5555円。

「しかし、安いね。」

ですよねーっっ!!

さてこのあとは

15時からトーク。
著者からすると
「フェニックスブックス」はどう見える?
イラストレーター 大高郁子さん ✕ 河野通和
(中継はこちらから)

18時からトーク。
店主鼎談
ネコノス 浅生鴨さん ✕
双子のライオン堂 竹田信弥さん ✕ 河野通和
(中継はこちらから)

です。
今回来られなかった方も
ぜひごらんくださいませ〜!
2021/10/30 12:47
akiko.kusaoi

「人工島戦記」が
熱気を発する理由

神田ポートビルで開催中の
フェニックスブックスフェア
2日め最初のトークは、
ホーム社の遅塚久美子さん。
今年の出版界最大級の事件といえる
橋本治さんの『人工島戦記』が
できるまでの裏話を聞かせていただきました。

この未完の大著が紙の本で刊行されると
初めて耳にしたとき
「暴挙か?」と思うと同時に、
橋本さんのお通夜の席でお会いした
遅塚さんのお顔を思い起こして
「あの人ならやりかねない」
と思ったそうです。

眠っていた橋本さんの手書き原稿が
本になるまでは、
こちらのトークをあわせて
お読みいただくとして、
トークでは語られなかった
装丁家・川名潤さんによる装丁の意図
(バブルの名残のある1990年代、
架空の市役所が公共事業として
ふんだんな予算を使って市史を作ったら
架空の印刷会社は、フカフカな紙を使って
金箔なんか押しちゃうだろう、という
想定で、それを上品な紙で作った)や、
試行錯誤の末、細かい文字の金箔が
きれいに押せたので、
ナカヤマ紙工株式会社さんが
会社に飾ったというエピソード、
こんなに厚いのに、きれいに開ける
加藤製本さんの技術など、
ふだん耳にすることのない
本造りの裏話を聞くことができました。

そんな話を聞いては、
「まさに血と汗と涙の結晶だからこそ、
本そのものが熱気を発している」と
評していました。

その結晶を実現させた
橋本治さんの精神、
この本にかかわったすべての人の
「人工島同好会」精神ともいうべき
文化祭的なノリ。
それこそが、橋本治さんが
あらゆる作品を通して伝えようとした
「一人で抱え込まないで、
みんなで共有すればいいじゃない」
というメッセージなのではないか
という遅塚さんの言葉に
心から賛同しました。

橋本治さんと一緒に
架空の「都立魔界高校文芸班」の一員として
『恋するももんが』を作ったことで、
「会社員として『枠をはずしていいんだ』
と思えた。はずしたところで私は私。
そう思って、暴挙に挑む自信がついた」
という遅塚さんの言葉は、
多くの人に響く言葉だと思います。
ぜひ中継アーカイブでご覧ください。

このあと3時と6時にも
トークがあります。
お宝本もまだまだたくさんあります。
「ネコのライオン堂」には
追加入荷もありました。
ご来場お待ちしています。
2021/10/30 10:39
mogi

全ては、この男に‥‥なのか?
二日目も11時から19時。
「フェニックスブックスフェア」

さて、二日目の
「フェニックスブックスフェア」
開店前に陳列の見直し。
なにせ、昨日かなりの冊数が
売れてしまったのです。

のところに、
「これは河野さんが売ったらいい」
というような、
勝手なことを言いにきています。

そして、鴨さんのところには、
箱物の全集がおいてある‥‥。
私は、どぎついサブカル本を
数冊仕入れたが、
1冊も売れていないという現状。

今日からは、東京堂から、
ベテラン書店員の
河合さんが参戦してくださるわけで
彼の肩に載せさせていただこう。
2021/10/29 21:00
akiko.kusaoi

紙の本という文化

ポートビルではじまった
フェニックスブックスフェア、
初日の本日夕方、
「出版の『文化』を未来に手渡す」
と題して、最初のトークがありました。
登壇くださったのは、橋本治さんの
『人工島戦記』を出版したホーム社の
文芸図書編集部出版統括プロデューサー
増子信一さん。
お互いに編集者として駆け出しの頃から
かれこれ40年来の仲間というを相手に、
出版のこれまでとこれからを
語り合ってくださいました。

スター作家たちが交代で編集長を務めた
「面白半分」や、村上春樹さんも参画した
「ハッピーエンド通信」といった
1970年代から80年代の伝説の雑誌の話から、
「会いたい人に会おう」と大物作家たちに
面会を申し込み、「いい度胸してるな」
と言われた新人編集者の頃の話など、
当時の雑誌の勢いを感じる逸話や、
当時から橋本治さんという才能が
どれほど注目を集めたか、など
興味深いエピソードが次々と
飛び出しました。

感銘を受けたのは、
『人工島戦記』という破格の本を
出版するにあたって、
デジタル技術などまだどこにもなくて、
手書き原稿を手打ちして、
活字を組んできた時代から
本の世界で生きてきた増子さんの
昔ながらの知識と経験が
少なからぬ役割を果たしたこと。

そして今また、加賀乙彦氏の
長編小説全集を紙の形で残したいという
「作家の悲願」を叶えるべく、
作品社から全18巻の全集を刊行中という
増子さんのお話から、
紙の本という「文化」を死守し、
次の世代に伝えていくのだという
強い意思を感じました。

こうしたお話に触れてから
紙の本を見ると、
愛おしさが倍増します。

が書いていたとおり、
明日は3つのトークを予定しています。
ご都合の良いときに
お話を聞きがてら、
ポートビルに遊びに来てください。
2021/10/29 19:31
mogi

30日は、11時〜19時まで。
(フェニックスブックスフェア)

さて、1日目は終了
浅生鴨さんは、今日締め切りの
原稿をかきながら店番。
は、
乗組員にもわけへだてなく
じゃんじゃんとセールストーク。
そして、ふと間があいた
レジのなど。

明日(30日)は、11時から19時まで。
そして、途中、下記の予定で
トークイベントもあります。
お相手はすべて河野通和です。

11:30
『人工島戦記』という「事件」
ホーム社常務取締役 遅塚久美子さん

15:00
著者からすると「フェニックスブックス」は
どう見える?
イラストレーター 大高郁子さん

18:00
店主鼎談
ネコノス・浅生鴨さん、
双子のライオン堂・竹田信弥さん

配信もする予定ですので、
現地に来られない方もぜひ!
トークイベント中も、
お買い物は可能ですので、
よきときに、いらしてくださいませ〜!
2021/10/29 18:09
tanaka

防災サバイバルキャンプ行ってきたよ!

昨日、今日と、
乗組員数名で「防災サバイバルキャンプ」
参加してきました。

こちらは、来年、「ほぼ日の學校」の
コンテンツになる予定です。

「防災サバイバルキャンプ」は、
キャンプ体験を通して、
自分の力でできることを実践しながら、
災害があった時の防災のノウハウも学べるというものです。

わたしはキャンプ体験がほとんどないので、
ドキドキしながら参加してきました。

とても天気の良い八ヶ岳のふもとでの、
1泊のキャンプ体験は、
丁寧にテントの立て方を教えてもらったり、
焚き火のおこし方を教えてもらったり、
自分でつくった焚き火でカレーを作ったりと、
盛りだくさん。

夜は満天の星が見えて、
空気が清々しくて、
自然の中はなんだか別世界だったなぁ。

それなりにたいへんだし疲れたのですが、
写真はみんなたのしそうです。
このメンバーで来れたのもよかったな、
と思いつつも、
まだまだ今日は基礎編が終了したところなんですよー。

この後、真冬に応用編、実践編と続くので
サバイブできるようにがんばらなきゃ!

學校のコンテンツになったら、
ぜひご覧ください〜。