「一青窈さんの「ハナミズキ」は
　わかんないことが気持ちいいのです。
　１行２行ずつが、
　とてもかっこいいでしょ。
　“空を押し上げて”
　“手を伸ばす君”
　その広さがいいし、
　連れて行かれちゃう。

　歌ってたらすごくいいけど、
　考えたらわからない、
　そういう歌なんです。

　でも、歌って、みんな
　２行ずつくらいで、歌ってないかい？」

わからないのに、人々に伝わっていって、
いい歌だねと言われる歌。
この歌、映画化されるそうですが、
たのしみです。ほんとにたのしみです。

さて、この曲を
さらにカバーしている人がいて‥‥。

え？
チャイムが鳴っちゃった！

聴けないの？
あの人の「ハナミズキ」を。
また来週、なの？

ただいま、
一瞬の休憩中です。

わたしの隣で、
女性スタッフの方が
「ごごばん！」の
Twitterを
ばりばり更新なさってますよ。

次に、歌謡曲概論の難問として
一青窈さんを取りあげます。
「ハナミズキ」です。

これは、よく聞くと‥‥
「ボク」っておっしゃってますね。
男の歌なんですよ。

「この歌、いったい
　何を思わせようとしているのか、
　わからないんです。
　“100年つづきますように”
　のところなんて、
　ぼくは何回聴いてもわからない」

ひとつひとつの歌詞を
シーンを思い浮かべながら聴くと‥‥
ふぁー、そうかそうか、
たしかに、わからない！　

中森明菜さんの「駅」がかかります。
ささやくような歌いかた、
ああ、明菜さんです。

中森さんの「駅」の
受け身っぷりは、すごいよ、
とイトイは言っています。

男から見た女像、
つまり、はかなさや、
しっかりしてなさそうなところを
描いているのだそうです。

すごく新鮮でインパクトの強い
「駅」でした。

徳永英明さんの「駅」
３コーラス目がかかりました。

徳永さんの「駅」が
こんなにもいい理由として、イトイは
「歌詞のなかで、わたし、と言ってるけど
　男として、女として
　どちらで歌ってるかわからない」
というポイントを挙げます。

「特に、
　ありふれた夜がやってくる、
　のあとに、
　ららららららら
　と長くつづくところ、
　あそこがとてもいい。

　あそこは、遠景を表しています。
　最後に、駅から
　カメラが引いていく感じです。
　つまり、わたしとあなたが
　人ごみにまぎれていくんですね。

　こんな私やこんなあなたが
　この街にはいっぱいいるのね、
　ということを
　最後に群衆を映すことによって
　表します。

　そこは、本人でありすぎたら、
　描きにくい。

　徳永さんが歌えば、
　ある程度突き放して、
　絵筆できちんと描けるんです」

徳永さんの「駅」は、
ぼくが君のきもち歌ってあげるよ、という
男女共学の男の子の感じが
するそうです。

ニッポン放送さんに、
「駅」についてのリポートが
たくさん届いたようです。
（リスナーのみなさま、
　ありがとうございます）

「駅」は、竹内まりやさん以外にも
中森明菜さんや
（もともと、中森さんのために
　書かれた歌だそうです）
徳永英明さんなど、
名曲だけにいろんな歌手の方が
歌っていらっしゃいます。
布施明さんも、
という情報もいただきました。

「駅」の場所について
上柳さんは、
京急蒲田説を唱えていらっしゃいます。

わたしは、東横線を
いつも思い浮かべながら聴いてました。

ラジオの生放送、はじまりました。
はじめは、今日の
朝日新聞に掲載された
６月６日のイベント
『お金について、あえて。』
の記事のお話でした。
上柳さん、お読みになってくださって
うれしいです。

そして、この番組は
ちょっと授業みたいじゃないか、
とおっしゃっています。
わたしもそんな気がします。
あ、チャイムが鳴りました。

イトイは若干嫌がっています。
でもチャイムが鳴るのは
けじめがついていいと思います。

ギリギリに
スタジオ入りしましたので、
瞬間で打ち合わせ。

今日も「駅」から
スタートするみたいですよ。

竹内まりやさんの「駅」という歌、
みなさん、どういう駅を
思い浮かばれますか？

糸井は
「オレは田園都市線がいいなぁ、
　たまプラーザあたりがいいと思います」
なんて言ってます。

ただいま、ニッポン放送に
向かっております。
ちょっとギリギリです。
いつも助手席から
後部座席の社長を
振り返るショットで失礼します。

運転しているのは今日もコイケです。

ちなみに、はじめて告白しますが、
わたしにも免許はあります。

すこしご無沙汰で、
LIFEの撮影をしています。
今日は、鶏の照り焼きが登場です。
飯島さんの照り焼き、
想像しただけでおいしいですね〜。

大江さん、
いまにも食べる勢いで、
カメラをむけています。近っ！