「ほぼ日の塾」の塾生たちが、第2回生活のたのしみ展を自由にレポートします。

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たくさんの“たのしみ”から見つけた私の“たのしみ”

2017/11/15 22:20
4期生のニイミユカです。
平日は会社員をしています。

さて、11月15日(水)。
就業時間まで、あと1時間。
「生活のたのしみ展」初日です。
あれこれをエイヤッとふりきって、
六本木へ向かいました。

会場へ到着すると、
たくさんの“たのしみ”を目の前に
案の定「さて、何から見よう?」
と迷ってしまいます・・・・。

が、迷ったときは
シンプルに一本道を進むべし。
インフォメーション左横から伸びる
“「生活のたのしみ展」大通り”
(勝手に名付けました)
をズンズン。

途中、一緒に行った人たちと
はぐれてしまったのですが、
それもまた、よろし。
ひとりでも、ふたりでも、たのしめるのが
「生活のたのしみ展」です。

たった1時間。
されど1時間。
たくさんの“たのしみ”と遭遇しましたが
ああ、訪れてよかったと
帰りの電車でしみじみ思い返したのは、
「河野書店 ほぼ日の学校長の本屋さん」。

“大通り”の先に、あ! 本屋さんがある。
近づくと、熱弁されているのは
ほぼ日の学校の
河野通和先生ではないですか。

選書のなかに、
以前から気になっていた
向田邦子さんのエッセイを見つけ、
先生にお話を伺いました。

ーーお恥ずかしながら、
私は向田邦子さんのエッセイを
読んだことがありません。
初めての向田作品として、
『父の詫び状』(文春文庫)は
的確でしょうか?

すると河野先生は
まっすぐな言葉で、
「的確でしょうね」
と、おっしゃってくださいました。

続けて、
脚本家として活躍していた向田邦子さんが
初めて書いたエッセイであり、
みずみずしいその表現が
あますことなく綴られていること。
向田さんは素晴らしい才能がありながら
不遇の事故で亡くなられたことなどを
教えてくださいました。

その後、ブースを見守ってらっしゃる
スタッフの方にも、
「ものを書くなら読むべきよ!」
とすすめていただいたので、
たくさんの“たのしみ”の中から
私はこの一冊を持ち帰りました。

みなさんの生活に持ち帰られる
“たのしみ”は何になるのでしょうか。
生活のさまざまなたのしみが、
ここにはあります。
ぜひ、じっくりとおたのしみください。

(4期生 ニイミユカ)