2016-04-13-

園芸植物の専門誌『園芸JAPAN』さんが、
ちいさな田んぼキットのことを
おもしろがってくれて、
なんと見開き2ページの大きなあつかいで、
掲載してくださいました!

すごーい! うれしい!


記事の切り口は「園芸の新しいカタチ」です。

取材に来てくださったのは
『園芸JAPAN』編集長の大塚剛史さん。

1時間くらい、
ちいさな田んぼキットについて、園芸について、
楽しくお話させていただいたのですが、
あのときの話が、こんなにもわかりやすく、
キットの魅力の伝わる記事になるとは、
本当に脱帽でありました。


とくに、栽培する人が「ひとり」にならない、
望めば、この「栽培中」のページや
田んぼキットのFacebookページをつかって
栽培中も交流できる点に
「園芸の新しいカタチ」を見出し、
じつに、おもしろがってくださったのです。


たしかに、このキットをつくったときは
単純に
「福島の種もみを、
 楽しみながら、自宅で育ててみよう」
という動機から出発しており、
恥ずかしながら、
「園芸」についてのくわしい知識などは
持ちあわせていませんでした。

でも、発売してみたら
園芸の趣味を持っておられるみなさんが
Twitter等で話題にしてくださったり。


なので、今後はぜひ、園芸の方面の方にも
ちいさな田んぼキットのことを
知っていただいて
交流できたたらいいなあと、思っています。

掲載号は『園芸JAPAN』5月号です。

石斛(セッコク)というランの一種の
大特集が目印です。

本屋さんなどで見かけたら
ぜひぜひ、パラパラしてみてください。

2016-04-12-

おまたせいたしました。

ちいさな田んぼキットをお申し込みくださった方へ、
本日から順次、出荷スタートです。

お手元にとどくまでに、
もうすこしだけ、お待ちくださいね。


いちおう、種まきの標準的な目安は
「4月下旬」としているので、
付属の栽培パンフレットで予習したり、
会津杉のカバーを組み立てたり、
栽培場所をあれこれ悩んだりしながら
そのときを
たのしみに待っていてください!

ゴールデンウィークまで待って、
お子さんといっしょに種まき、というのも
イベントっぽくておすすめです。


そして今日の稲くんは、こちらです。

あぜ道の紳士が竹藪に潜んでいるかのごとく、
ずいぶん大きくなりました。

いちばん背の高い苗は「ひょろ長く」、
つまり、ちょっとタテに育ちすぎてるのかも。
もっと「横に育つ(=分げつする)」と、
しっかりした稲に生長できるそうです。

そのあたりのことは
生育環境の気温が深く関係してくると、
農業を専門的に研究されている方から、
メールで教えてもらいました

寒すぎなければ、
そこまで厳密にしなくても育ちますが、
温度管理まで本格的にやって
よりしっかりした稲を育てたいというかたは、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

2016-04-09-

週末、会社のデスクに置き去りにするのは
少々しのびなかったため、
あぜ道の紳士ともども、自宅に連れてきました。


現状、1カップ内の苗の数が多すぎるので、
近いうちに
あとふたつくらい育苗カップをつくって
苗を移動しようかなと思ってます。

ちいさな田んぼキット2016の販売ページは
こちらからどうぞ

2016-04-08-

発芽5日目の、今朝の稲のようすです。

昨日、帰宅するときにくらべると
また、だいぶ成長しました。


ふと思ったのですが、
稲くんたちって、いつ大きくなってるのかな?
夜中なのか、それとも朝なのか‥‥。

寝る子は育つ、と言うように
人間の場合は「寝てるときに背が伸びる」って
聞いた覚えがありますよね。

でも、何となくなんですけど、稲の場合は
朝日を浴びて
グングンのびる姿がイメージしやすいんですが、
実際どうなんでしょうか。

ご存知のかた、おしえてください。

さて、今日は、北海道で農業の研究をされている
(たざこ)さんより、
育苗の際のアドバイスをいただきましたので
みなさんにも共有いたしますね。

昨年、苗が「ひょろ長く育ってしまう」ことを
心配されているかたが
たくさんいらっしゃったのですが、
そのことについての、有益なアドバイスです。

温度管理など、より専門的にやってみたい方には
とても役に立つと思いますよ。

少し長くなりますが、以下に引用いたしますね。

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拝見していると、みなさまの苗は
「ひょろ長い」ものが多いように感じます。

長いこと自体が
必ずしも悪いわけではありませんが、
稲にとって最適な生育のには、
「横に育つこと=分げつ」がとても大切です。

収穫量を上げようとした場合、
「穂の数」かける「穂あたりの粒数」が重要です。

そして、穂の数を決めるのが「分げつ」の数です。
うまく育てば、
1粒の種から10以上の分げつが出ます。

生育初期に長く伸びすぎると、
縦に伸びるほうにパワーを使ってしまい、
分げつの数が、十分確保できません。

縦に伸ばさずにうまく分げつを増やせると、
倒れにくくもなりますし、いろいろ良い点がありますよ。

そのために大事なのは、温度です。

出芽するときは温度は高い方が良いのですが、
出芽がだいたいそろって伸びてくるころは、
あまり高温でない方が、
がっちりとした良い苗が育ちます。

とくに田植えの1週間前くらいは、
室内ではなく外ぐらいの方が、
苗も、心と体の準備が整うと思います。

プロ向けの設定で言うと、

「出芽そろい〜1.5葉期」は
「昼間20〜25℃/夜間10℃以上」

「1.5葉期〜3葉期」は
「昼間18〜22℃/夜間10℃以上」

「3葉期以降」は
「昼間18℃以上で外気に合わせる」

はじめてのかたの場合は
「とにかく死なせない」
ことで精一杯だと思いますが、
2年目以降の方は、
ぜひ「より良い姿(本来の姿)」を
目指していただければと思います。

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苗の「ひょろ長現象」については
ぼくたちは
「日光が足りないからかな、
 こういう育て方だと
 あるていど仕方ないのかな」と思っていたので
(たざこ)さんのアドバイスは、
とってもためになりました。

また「縦に伸ばさず、横に伸ばすこと=分げつ」
という考え方も「なるほど!」と思いました。

みなさんもどうぞ、参考にしてみてくださいね。
(たざこ)さん、ありがとうございました!

ちいさな田んぼキット2016の販売ページは
こちらからどうぞ

2016-04-07-

ちいさな田んぼキットには
はじめて、自宅で稲を育てる人のために
(そういう人がほとんどですが)
春の「種まき」から秋の「収穫」までの
くわしい手順や
よくある質問等とわかりやすくまとめた
パンフレットがついてきます。


これは、郡山の安子ヶ島小学校で
子どもたちに
ながく「バケツ稲」の指導をしてこられた
「郡山のバケツ稲の達人」に
監修をお願いして、つくったもの。


種まきのタイミングや水やりについて、
「田植え」のタイミング、
真夏の水やりについて‥‥などなど、
稲の生長段階にあわせて
そのつどのコツやポイントが書かれています。


また、昨年1年間、
「ちいさな田んぼキット」を育ててくれた
全国のみなさんが、
いろんな質問を、お送りくださいました。

「水面に藻が発生しちゃったんですけど
 どうしたら良いですか?」など。

それらの質問ひとつひとつに
スーパーバイザーの藤田浩志さんが答えた
Q&A集もついているので、
このパンフレットを頼っていただければ
たぶん、おそらく、
そんなになやまず育てられると思いますよ。


さて、上の写真は、本日の稲。

日に日に、ぐんぐん大きくなっているのが
ハッキリわかります。

これが、じつに「うれしい」んです。
朝が来るのが、楽しみになります。

ちいさな田んぼキット2016の販売ページは
こちらからどうぞ

2016-03-29-

今回の「ちいさな田んぼキット」には
数量限定ですが、
郡山ブランド野菜の詰め合わせBOXつきの
コースをご用意しています。


郡山ブランド野菜というのは
郡山で生産されている数ある品種の中から
1年に1品だけ選ばれる、
郡山の「農のプロ」じまんの野菜のこと。

たとえば人参ひとつとっても
300から400の品種があるそうなのですが、
そのなかから、
郡山の土や気候にあった1種類が
1年にひとつ、選ばれているそうなんです。


今回の「郡山ブランド野菜の詰め合わせBOX」の
内容は、以下のとおりです。
(取れ高等によっては変更の可能性はあります)

・フルーティーな甘さが特徴の「御前人参」
・スイーツみたいなサツマイモ「めんげ芋」
・2014年野菜ソムリエサミットで二つ星を獲得した
 キャベツ「冬甘菜(ふゆかんな)」
・そのままかじれる瑞々しいカブ「あこや姫」
・糖度が高く、加熱調理すると
 いっそう甘みが凝縮する玉ねぎ「万吉どん」

これら、郡山ブランド野菜のなかでも
自信作の5品目を、
「約3.5キロ・3500円相当」の詰め合わせにして
おとどけします。

時期は、これらの冬野菜がぐっとおいしくなる
「12月中」を予定しています。


食べてもらえたらわかると思うのですが‥‥
本当においしいので、ほぼ日にも、ファン多数。
数量は限られますが、おすすめですよ。

めんげ芋を食べた弊社・イサワの、この顔!


ちいさな田んぼキット2016のページは
こちらからどうぞ

2016-03-25-

種まきしてしまいました。

田んぼキットが届くのは4月中旬以降なので
通常より1ヶ月ほど早いのですが‥‥
撮影用の土と種があったので、待ちきれずに。


ペットボトルを半分に切って土を入れます。

実際のキットには
きちんとした育苗用カップがつきますので
ご安心ください。
土は、みなさんにお送りするものと同じ、
あらかじめ栄養分の入った培土です。
あとから肥料をやる必要は、ありません。


こちらが、お米の「種」です。
まじまじ見ることも少ないかもしれません。
茶色くなっているのは
乾燥を防ぐための鉄コーティングの色。
すでに「芽出し」しているので、
そのまま土にまくだけで、芽が出てきます。


種には「発芽率」というものがあって
必ずしもすべての種からは発芽しないので、
ちょっと多めに、10粒くらいまきました。
これを指の先で土の中にグリグリ埋めます。
だいたい「表面から6〜7ミリ」が目安。


カップの中の土が
まんべんなく湿るくらいまで水を入れます。
土の表面に
水がタプタプしちゃったら、やり過ぎです。


これで、種まき終了です。簡単でしょう?
ものの10分もあれば終わります。

カップは、なるべく陽当たりのよい、
あたたかい屋内に置きます。
ぼくらは
ひとまず、明るめの窓際に置きました。

ここ、直射日光は当たりませんが、
明るいし、会社の中は常にあたたかいので
問題ないと思います。

種まきした日付を書いておくと、
5月中旬以降、
田植えをするときの目安になるので、
おすすめですよ。

ちょっと時期が早過ぎるので
何ともいえませんが
ふつうだったら、
10日から2週間くらいあれば
かわいい芽が顔を出してくれると思います。
たのしみー。

ちいさな田んぼキット2016のページは
こちらからどうぞ

2016-03-22-

この「ちいさな田んぼキット」の利益は
福島県の「食」に関連するプロジェクトに
寄付いたします。

昨年2015年の販売分では
「売り上げから経費をのぞいた総額」である
「898,753円」を、
スーパーバイザー藤田浩志さんと相談し、
次の団体に
寄付させていただくことに決めました。

郡山市立安子ケ島小学校


毎年、子どもたちがバケツ稲を栽培している
こちらの小学校には、
わたしたちの「ちいさな田んぼキット」を
開発・販売するにあたり、
さまざまな面でお世話になっています。
具体的には
バケツ稲づくりの授業を見学させていただいて
ノウハウを教えてもらったり、
「学校田」での田植え・稲刈りの授業などを
見学させていただいたりしました。
バケツ稲の授業にかかる経費だけでなく、
子どもたちの食育関連のプロジェクトにも
お役立ていただけたらと思っています。

NPO法人 郡山農学校


郡山の農(生産者)と街(消費者)とを結ぶ
プロジェクト「あぐり市」を通じ、
郡山の「食」の豊かさと安心・安全を
PRしている団体です。
同時に、自らの手で遊休農地を再生し、
郡山ブランド野菜をはじめとした
野菜の栽培もされています。
「土産土法」の考えで
「食育」「農」の学びの場づくりを大切にし、
風評・風化を防ぐために活動されています。
今後の勉強会やワークショップなど、
「農の学び」の場の拡充に
お役立ていただけたらと思っています。

今回の2016年の販売でも、おなじように
藤田浩志さんと相談しながら、
売上から経費をのぞいた利益の全額を
福島の団体・プロジェクトに
お役立ていただこうと思っています。
具体的な寄付先は、
藤田さんと話し合って決めていきます。

福島県の農作物への風評被害にたいし、
落ち着いた姿勢で取り組み
着実に前へ進んでいる藤田さんとならば
適切な寄付先に出会えると、
わたしたち「ほぼ日」は考えています。

具体的な寄付先や使途などが決まり次第、
またこのページで、
お知らせをさせていただきますね。

どうぞよろしくお願いいたします。

2016-03-17-

昨年、500人もの人が参加してくださった
「ちいさな田んぼキット」、
「ことしもやりますか?」というメールが
「ほぼ日」に届きはじめました。

はい、全国のみなさんに
たくさんよろこんで、楽しんでもらえたので、
もちろん、ことしもやります!

ことしは「郡山ブランド野菜の詰合せBOX」が届く、
スペシャルなコースもご用意(後述)。

来週3月23日(水)から販売予定ですが、
今日は、
この企画のことをご存じない方のために、
簡単にご説明しますね。


これは、写真のように、ご自宅の庭先やベランダで
稲つまり「じぶんのお米」を育てられる栽培キット。

(写真は昨年の「ほぼ日」のベランダのようす。
 ぜんぶで13個、栽培していました)

種もみ、栄養分の入ったプロ用の培土、
苗を育てるコップ、
苗を「田植え」して収穫まで育てる栽培ケース、
はじめての人でも迷わないよう、
栽培方法やQ&Aをまとめた栽培マニュアルなど
「自宅で稲を育てるために必要なもの」一式を
まるごとキットにしています。


種もみは、福島産のコシヒカリ。

もちろん、この種もみも培土も、
お送りするものは
すべて「放射性物質検査」をクリアしたもの。

冒頭で申し上げたとおり
1年目の昨年は、北海道から沖縄まで
全国500人もの人が参加してくださいました。

4月半ばから5月半ばにかけ、
全国で「いっせーの!」で育てはじめるので
「種からかわいい芽が出ました!」
「田植え完了です!」から
秋口の「ぶじに収穫できました!」まで、
うれしさやたのしさを
Facebookの公式ページで共有しながら
みんなで育てていきました。


また、栽培するうえでの疑問や
お悩み相談のメールが「ほぼ日」に届いたら
そのつど、スーパーバイザーである
郡山の専業農家・藤田浩志さんにうかがって、
Facebookで共有していったんです。


ちなみに、お米というのは、
ひと株の稲から、そんなに多くは獲れません。

うまく収穫できても、おそらく2合前後。

それだけの量では炊飯しにくいので
秋に、藤田さんがつくった
「郡山産コシヒカリの一等米」である
「あさか舞」新米3キロを、全員にお送りしました。


そのお米と、自分のお米をいっしょに炊いて
それぞれに「収穫祭」を楽しんでいただいたのです。

ぼくらも、もちろん、
自分たちで「脱穀」したり「籾すり」したりして、
たのしく、おいしく収穫祭しました。



また、はじめのほうでもお伝えしましたが
ことしは秋の新米が届いたさらにその後、
冬野菜がぐんぐんおいしくなる時期に合わせて
「郡山ブランド野菜の詰合せBOX」が届く
スペシャルなコースも数量限定で用意します。




フルーティーな甘さが特徴で、
糸井重里もお気に入りのにんじん「御前人参」、
野菜ソムリエサミットで二つ星を獲得した
キャベツ「冬甘菜(ふゆかんな)」、
そのままかじれる瑞々しいカブ「あこや姫」‥‥。

郡山のブランド野菜って、ほんと美味しくて、
「ほぼ日」社内にもファン多数、なのです。

(下の写真は、スイーツみたいなサツマイモ「めんげ芋」。
 食べてる「ほぼ日」イサワの、この顔!)



2年目であることしも
「自分のお米を育てるのは、楽しくて、美味しい!」
といううれしい気持ちを、
ひとりでも多くの人と分かち合えたらいいなって、
チーム一堂、思っています。

キットや各コースの内容など、より詳しいことは
販売前日の3月22日(火)に発表しますね。

みなさん、ぜひ、楽しみにしていてくださいね!

(参考までに、昨年2015年のキット販売ページは、
 こちらです)

2015-11-21-

こうしてテキスト中継をしている間にも
okatteのみなさん+
てきぱきと、食卓を片付けていました。

みなさんのスピードに
最後まで、テキスト中継がついていけませんでした。

でも、本当に素晴らしい収穫祭でした。
みんなでワイワイ、ごはんをつくって食べる。
シンプルだけど、おもしろいなあ。
とっても、いい時間でした。またやりたいー。

okatteのみなさん、ありがとうございました!
あー、おいしかった。