『岩田さん』
本にまつわる情報や感想。

wataru.okada

『岩田さん』のふせん#10 中田達大さんの場合

2019/12/25 11:00
こんにちは、ほぼ日の岡田です。

勝手に続けているインタビューシリーズ、
10回目にしてはじめて社内を飛びだしまして、
今日は二子玉川 蔦屋家電・中田達大さんの、
『岩田さん』ふせんをお届けします。

理系の大学院を卒業後、
新卒で蔦屋書店を運営する
カルチュア・コンビニエンス・クラブに
入社した中田さん。

もともと本が好きで、はたらくなら
”おもしろそうな本屋さん”が
いいなーとイメージしていたそうで、
ほぼ一択で希望していた
就職先だったんですって!
(お互いになんとハッピーなご縁)

Tポイント関連の事業部門をへて、
2年ほど前に念願だったお店での勤務へ。
ワークスタイル部門のコンシェルジュとして
二子玉川 蔦屋家電に着任されました。

通常業務のかたわら、
2020年1月31日(金)・2月1日(土)
に開催される
二子玉川 本屋博」というイベントにも関わるなど、
多忙な日々を過ごされています。

そんな中田さんが、
『岩田さん』について素敵なレビュー
書いてくださっているのをたまたま拝見して、
これはぜひお話を聞きにいきたいと思って、
今回お伺いしたのでした。

『岩田さん』のふせん#10
二子玉川蔦屋家電・中田達大さんの場合

●写真5枚目:P.28 半年に1回、社員全員との面談。

"そして、わたしは「人は全員違う。そしてどんどん変わる」と思っています。もちろん、変わらない人もたくさんいます。でも、人が変わっていくんだということを理解しないリーダーの下では、わたしは働きたくないと思ったんです。自分が変わったら、それをちゃんとわかってくれるボスの下で働きたい。だから、自分も社員のことをいつもわかっていたい。それが面談をはじめた動機です。"

●写真6枚目:P.54 安心して「バカもん!」と言える人。

"それから、新人って、どういうわけか、明らかに説教しやすい人と、しにくい人がいるんですよ。安心して「バカもん!」といえる人と、腫れ物に触るように叱らないといけない人がいるんです。これって実はものすごい差なんです。こちらから与えられる量も、その人が吸収できる量も、最終的に大きく変わってくる。"

●写真7枚目:P.75 岩田さんのことばのかけら。その2

"本気で怒る人にも、本気でよろこぶ人にも出会えるのが、働くことのおもしろさじゃないですかね。"

●写真8枚目:P.213 岩田さんのことばのかけら。その6

"名刺のうえでは、わたしは社長です。頭のなかでは、わたしはゲーム開発者。しかし、こころのなかでは、わたしはゲーマーです。"

中田さん:
「お店に入ったばかりのころは、
自分でやること、やりたいことを考えて
進めればよかったし、それに精一杯でした。

でも最近、お店にかかわる
スタッフのみなさんの採用や育成など
運営面に関わらせてもらうようになって、
その中で悩み‥‥というのとも違うのですが、
ぐーっと視野が広がるおもしろさを感じつつ、
どう考えたらいいんだろう?
という場面も増えてきたんです。」

「そういうタイミングでこの本と出会って、
いま自分が課題だと思っていることに対して
ヒントになりそうなところが、
本当にたくさんありました。
特にコミュニケーションに関わるところは、
つよく印象に残っていますし、
今後の自分の指針にしたいと思っています。」

わーー、それはうれしい感想です。

もともと、ほぼ日のハラマキや手帳、
ホワイトボードカレンダーを愛用していて、
TOBICHIやたのしみ展にも足を運んで
くれていたという中田さん。

素敵な売場で『岩田さん』を
応援してくださって、
本当にありがとうございます。

「一般的にいわゆるビジネス書って
本当に流行り廃りが早いジャンルで、
こうしたら上手くいくよっていう
ノウハウだったり"効能"が全面に
押し出されたタイトルや内容が多いんですね。

『岩田さん』はその中でいい意味で異質で、
だからこそ、長く残って届いていく
本になったらいいなぁと思うんです。」

はい、そうなれるように頑張りたいです。
なんか元気出てきた。

本が好きで、本屋さんが好きで、
日々考えながら動きながら、たのしくはたらく。
中田さんのような人が本気でむきあってくれて
『岩田さん』はしあわせな本です。

中田さん、また今度
ぜひ作戦会議やりましょう。
ありがとうございました!