『岩田さん』
本にまつわる情報や感想。

wataru.okada

『岩田さん』のふせん#8 星野の場合

2019/11/18 11:00
こんにちは、ほぼ日の岡田です。

今日は手帳チームの、
『岩田さん』ふせんをお届けします。

星野はもともとデザイナーとして
ほぼ日に入社、
その後手帳チームのメンバーにも加わり、
WEBページや制作物のデザインだけでなく、
商品企画も含めて幅広く携わっています。

もともと北方謙三先生の
「水滸伝」にどっぷりつかるなど
だいの本好きの星野は、
今回インタビューを受けてくれた
乗組員の中でも指折りの読み込み具合。
ふせんの量も半端じゃありません。

自分であとから見返したときのために、
「ふせんを貼る位置」にまで
工夫していたのにはおどろきました。
そんなたくさんのふせんから、
珠玉の3箇所をご紹介します。

『岩田さん』のふせん#8
手帳チーム・星野の場合

●写真2枚目:P.32 半年に1回、社員全員との面談。

"わたしが面談でどのくらい時間をかけているかというのは、つまり「相手がすっきりしたらやめている」ということなんです。その意味では、「できるまでやる」。それも決めたんです。"

●写真3枚目:P.59 プロジェクトがうまくいくとき。

"どういう時に企画がうまくいくかというと、最初の計画では決まってなかったことを、「これ、ぼくがやっておきましょうか?」というような感じで誰かが処理してくれるとき。そういう人がたくさん現れるプロジェクトは、だいたいうまくいくんです。"

●写真4枚目:P.168 岩田さんのことばのかけら。その5

"『ゼルダ』らしさというのは、言語化されていないけれども、なんとなく共有はされているという、非常に不思議な価値観なわけです。少なくともいえることは、『ゼルダ』というのはひとりの頭のなかからすべてが生み出されるようなものではなく、いろんな人が悩みながらアイディアを出し合って、それぞれの『ゼルダ』らしさをクリアーしたものが、また新たな刺激となってアイディアを生んでいく。"

星野は、最近自分にとって仕事上の
転機になるような出来事があって、
商品企画や「チームではたらく」という
ことについてより強く
意識するようになったそうです。


「私、ふだんビジネス書はちょっとこわい
感じがして実はあまり得意じゃないんですけれど、
『岩田さん』はギラギラした雰囲気がなくて
「人としての話」として読めたというか、
やさしい印象の本でした。」

「ゼルダらしさ、の話しのところとか、
ほぼ日だったり手帳チームにおきかえても、
すごくそうだなぁと。
考えたいことがある時に、ヒントが
たくさんつまっている本だと思います。」

なるほど、それでこんなにふせんが。


「読んでいてすごいなぁって思ったのは、
だれかに言われたから、じゃなくて
自分の意思としてやるって決めて、それをやる。
そういう腹の括り方とか、
かろやかなのに迫力があるところ。
岩田さんご本人にもお会いしてみたかったけれど、
私、いまこの本が読めてよかったです。」

あぁー、それは本当にうれしい感想。
きっといろんな人にそう感じてもらえる
本だと思うから、お届けをがんばらねば。

なんだか、話をききにいった自分が
元気をもらったふせんインタビューでした。