早野先生とヴァイオリン 両国国技館でオーケストラとヴァイオリンやチェロを演奏しませんか?初心者大歓迎!

私たちがほぼ日カルテットです!

ヴァイオリン担当 ハサウェイ ワタナベ
チェロ担当 おーた コバヤシ

2018年4月4日の両国国技館で、
ほぼ日のサイエンスフェローである早野龍五さんが
会長をつとめるスズキ・メソード主催の、
オーケストラコンサートが開催されます。
3,000人の演奏者が集合する大規模なコンサート。
そこに、弦楽器初心者の乗組員2名と読者2名による、
「ほぼ日カルテット」も混ざって、演奏をします!
ヴァイオリンやチェロを触るのも、
それどころか楽器経験もほとんどない私たち。
でも「必ず、当日、弾けるようになる」という
早野さんの言葉を胸に、
ヴァイオリンとチェロに奮闘する日々を
レポートしていきます。
先生はスズキ・メソードお茶の水センター教室で教える、
チェロは寺田義彦先生、
ヴァイオリンは藤井美和先生です。
どうぞ温かく、見守ってください!

先生のプロフィール

チェロ 寺田義彦先生(てらだ よしひこ)

東京に生まれる。スズキ・メソード チェロの創始者である故佐藤良雄氏、ヴァーツラフ・アダミーラ氏、倉田澄子氏に指導を受ける。1978年才能教育研究会助手認定を受け、その後、指導を始める。現在、才能教育研究会教育部員及びNational Cello Institute (USA) Facultyとして活動中です。

ヴァイオリン 藤井美和先生(ふじい みわ)

3歳よりスズキ・メソードではじめる。国際スズキ・メソード音楽院に入学し、鈴木鎮一氏に師事。1994年指導者認定を受け、指導をはじめる。現在、3歳から60歳代と幅広い年齢層のレッスンを受け持たれています。

合同練習とレッスン9回目の感想

hq_kobayashi
2018/03/06 11:00
合同練習後、1回目のレッスンにいってきました。

先に合同練習についてお伝えしておくと、
とてもたのしかったです。
周りの子どもたちに比べるとまだまだ下手ですが、
思っていたよりも弾けた気がします。
なにより、一人で弾くよりもみんなで
弾く方がたのしいと感じられたのがよかったです。

音に包まれる感覚、
自分がその中の一つになっているというのが
新鮮でした。

それと最近は、
前よりもしっかりと音を出せるようになったためか、
練習自体がたのしくなってきました。
練習というより、チェロを弾くのが
自分のたのしみになってきたという感じがしています。
もうすぐ本番ですが、その後もできれば
続けていけるとよいなと思いはじめました。


さて、今日のレッスンは、
新しいメロディを習うのではなく、
今やっていることを直していくというレッスンでした。

たとえば、今までひいていた弓の使いかたは、
初心者向けで手元の部分を使っていたのですが、
本来は弓の重心近くで弾くとよい音が出るそうです。

他にも、弓をおさえる小指の動き、
弦を抑えるときの勢いなど、
今までよりも、一段細かいところに
踏み込んでいっている印象です。
それはとりあえず音が出る、という段階から、
より綺麗に音を出すには、というところまで、
すこし踏み出せているためかなと感じました。

たのしくなってきた一方で、
難点は引き続き、練習場所の確保。
前よりも大きな音が出せるようになった分、
家で練習しづらいという問題があります。
ちょっとくらいならよいかな、と思うのですが、
長い時間の練習はなかなかまわりを
気にしてできません。
本番まで日もなくなってきたので、
カラオケや練習スタジオを借りるか、
ほぼ日でおーたさんの練習に混ぜてもらうか、
なんとか練習時間を増やしながら、
本番に臨みたいと思います。

頭の片隅にはヴァイオリン

yoko.hasada
2018/03/06 11:00
こんにちは、ほぼ日のハサウェイです。
コンサートまで残り1ヶ月をきりました。
あと1ヶ月でヴァイオリンの練習がなくなるさびしさと、
コンサートに出演するドキドキとで、
つねに頭の片隅にヴァイオリンがあります。

当初のイメージよりも
だいぶ音は出るようになったと思いますが、
とにかく苦戦しているのは「フォーム」。
こんなにも、自分の指が短いことを
恨んだ日はないというほど、
うまく弦のポジションを抑えられず苦しんでいます。
ヴァイオリンはすこし変わったフォームで
指と指の間をかなり広げて弦を押さえます。
特に、小指はピーンとして、
小指だけつりそうになるほどです。
この間、先生に聞いたところ、
小さいころからヴァイオリンを弾いていたためか、
自然と手が大きくなったそうです。
小指だけ長くなることも。
うらやましいです。

慣れってあるんだなあと思います。
それくらい、この手のフォームは、
私のこれまでの人生になかった。
それは、ヴァイオリンのかまえに対しても感じます。
顎と肩の間で楽器をはさんだことがなかったので、
最初は落としそうでやたらと力が入ってしまいました。
でも、慣れてきたためか、
この間は顎と肩にヴァイオリンを挟んだまま、
楽譜をめくりました。歩きました。
様には、なってきたかなあ? と思います。


慣れという意味では、
ヴァイオリンの主役感には慣れない気持ちがあります。
ヴァイオリンは、主旋律を弾きます。
「主役!」って感じで、
心持ちも「私、主役!」って思っていないと
弱い音になってしまう気がするのです。
なので、自信を持って弾こうとするのですが、
根深い端っこ精神が厄介です。
そういう気持ちを超えて、
どこか自信を持って弾けると
音がたのしそうに跳ね返ってきます。
演奏は技術だけじゃなくて、
気持ちも大事なんですよね。
みなさんは、技術以外で練習されていることや
意識されていることはありますか?
あと1ヶ月だけですが、
集中してヴァイオリンと向き合いたいと思います!

「音は感じるのです。」

ota
2018/02/27 11:00
こんにちは。
ほぼ日のおーたです。
レッスン6回目です。
もう始めて2か月も経とうとしています。
今年の手帳みくじ
「亀」と出た通り、
亀の歩みで、少しずつ頑張っています。
ちなみに、憧れの宇宙飛行士の油井さん
亀美也さんとおっしゃるので、
勝手に今年は縁起がいいと思っています。

さて、今回はとうとう最初の課題曲
『キラキラ星』を演奏します。
練習をしていたものの、
どうにも音程もリズムも安定せず
弦を移動して弾くときには、
だいたい一度引っかかり
音程が安定しないので、外れた音を出すと
しまった!と慌てて、
より変な音を出してしまいます。

レッスンでもそうやって弾いていたら、
「弦を押さえる方の指が安定していないからです。」
と教えていただきました。
親指以外の4本の指を使って
弦を押さえて音階を作るのですが、
私の場合、弦を押さえていない親指が動いていることが
不安定になる要因として大きいとのこと。
試しに、親指を固定してもらって演奏したら、
音階をあまり外すことなく、演奏できました。
親指を動かさないと意識すると、
親指が軸のようになって、
他の指を安定させているんだと分かりました。


軸になる親指


弦を押さえる4本の指

また、音を外してしまうと、しまった!と慌てて、
思わず弦を押さえている指を見てしまうんです。
そうすると先生が、
「見ないで!」
と、注意してくださいます。
弦を見てしまうと、姿勢も崩れるし、
指も安定もしなくなって、いいことなし!とのこと。
「指は直接見ないで、耳の音の感覚だけで弦を押さえて。」
とおっしゃいます。

先生が弦を直接見ながら弾く人を実演してくれましたが
それはなんとまあ、おもしろい恰好で
そんな姿勢で弾いていたらいい音はでないよな
と、よーくわかりました!
先生は海外のワークショップで、
子供たち相手にこの悪い実演をして見せると、
みんな大笑いして、
自分がそうやっていたことに気づくんだそうです。

「直接押さえる指と弦を見る癖は、
すぐにやめたほうがいい。
鏡を見る分にはいいけれど、
直接見て修正はしない。」
しっかり感覚を覚えていこうと思います。

今日は、チェロでの合奏とともに
先生がピアノを弾いてくださって、
ピアノと合奏させてもらいました。
音を外したり、弾き方が逆だったり、
いろいろできないことはありましたが、
やっぱり一緒に演奏するって、たのしいです。

そして、安定しない親指を補強するのに
ちょうどいいアイテムを教えていただきました。
なんとそれは「うおのめパット」です。
先生がうれしそうに見せてくださったときは
最初、意味が分からなかったのですが、
使い方を教えていただいて、納得です。

親指を安定させるために
いい場所をみつけたらそこに貼るんだそうです。
そうすると持ち方もいい浅さで、
いい形を覚えることができる、
補助輪みたいなものだそう。


早速貼ってみました!

歯医者さんの道具といい、
先生は不思議なものを
チェロの便利アイテムに取り入れていて、
よくそれを使おうって思ったなーと
毎回びっくりしながら感心してしまいます。
そういう柔軟な発想があるから
ああいう柔らかくて明るい雰囲気でいらっしゃるのかな
と思ったりしました。

今日は、うまく力が抜けて
弓の持ち方が良くなってきていると褒めていただきました。
必死でやっているので、
少しでも前に進んでいてうれしいです。

今週は弦を押さえる親指を安定させて、
音階も姿勢も安定することができるように
練習に励みます。

チョコレートのつかい方

hq_watanabe
2018/02/27 11:00
レッスン開始早々、
なぜか先生からハート形のチョコレートを渡されました。
バレンタイン? と
のんきなことを一瞬思いましたが、
こういうことでした。


弓を持つ手の甲にのせて、落とさないよう全音を弾けと!

最初は弾かずに弓を動かす練習でしたが、
これが震える震える‥‥
自分でも笑っちゃうほどぶるぶるしました。
何度かそれを繰り返した後に、さて弾いてみましょうとなり、
手の甲を水平にしながら、
弓の根元から先まで使って弾くというのですが、
手首が固いせいなのか、
下から上に弾くと、
右手を意識しすぎて弓が弦から離れるし、
上から下に引くと、水平が保てなくなるし、
頭の中の想像図と実際の動きがなかなか合いません。
どうにも苦戦していたところ、
先生に「それじゃ、弓を逆に持ってみて」と言われました。
「はぁ。」と思いながらひっくり返してみると、
重さが全く違って感じます。重い。
これで弾いてみると‥‥ 
なるほど、弓が弦にくっつく感覚というのでしょうか、
言葉にするのが難しいのですが、
弓をひっくり返す、ただそれだけなのに、
手の甲の水平を保ったままの動かし方、
全音を弾く感覚がなんとなくわかった気がしました。
いろんな練習方法があるんですねえ、面白い。

その後はまたキラキラ星の練習に戻りましたが、
なんと次回はゲスト(小学生)を呼んで、
3人で合奏しましょうということになりました。
あの、先生、それって絶対初心者じゃないですよね‥‥
これは失礼があってはいけないと、
身が引き締まる思いでした。
でもちょっとたのしみです。

合同練習

yoko.hasada
2018/02/20 11:00
こんにちは、ハサウェイです。

ヴァイオリンを習いはじめて約2ヶ月。
ついにオーケストラにまざって、
演奏するチャンスがありました!
4月4日の両国国技館に向けて、
スズキ・メソードの生徒たちが300名ほど集まり
合同練習があったのです。


つい最近まで、平昌に行っていたわたし。
ヴァイオリンに一週間以上触っていなかったので、
ひさしぶりのレッスンは、ボロボロ。
指がうまく動かない。
音を忘れてしまっている。
キラキラ星のフレーズも忘れている。
肩に力が入りすぎて異様に疲れる。
ヴァイオリンってシンプルに
持っているように見せかけて、
意外と普段しない指の形や姿勢なんです。
縦長だし、指と指の幅を思いっきり開くし。
でも練習すればその形が私のものになっていく。
日々の練習の大切さと、
このままでは合同練習は参加不可だと感じました。


とりあえず、合同練習の会場までは行ってみました。
扉を開けると上級生クラスの方々が、
「どどーん」とベートーヴェン7番を弾いています。
立ち姿だけでかっこいい。
華麗に出される音色もかっこいい。
写真を大量に撮ってしまいました。
自分の未熟さを痛感させられ
もう帰ろうかななんて、
言っていたら藤井先生とばったり。
なんと、待っていてくださったそうなんです。
ありがたさと心強さとともに、
逃げられない覚悟ができました。

300人弱の演奏者に混ざります。
前後左右、全員ヴァイオリン奏者。
向こう側にいるチェロ奏者の方々の音色や
ピアノ、管楽器、音と音がまざりあって、
身体が宙に浮かび上がる心地になりました。
一緒に演奏するって、すごい。
聴く側ばかりで
演奏する側ははじめてだったので、
うれしくてたまらなかったです。
ふだん、あまり緊張もしないし、
自惚れてしまいがちなのですが、
これは練習せねば、と本気で思わされました。
そして別の楽曲ももっと弾いてみたいと思いました。

たった2ヶ月しかやっていない私を混ぜていただき
深く感謝を思いながら、やってみると
できることやできないことが見えてきて、
なにごとも体験が大事だと感じました。
いろんなひとに「すごいね」と言われますが、
はじめるのはピアノやギターと変わらず簡単です。
ただ、満足いく音色や演奏技術は
やっぱり練習が必要。
早野先生に、
「あの人は医者をやりながら演奏してる」とか
「相馬のみんなは3年でベートーヴェンを弾いた」とか
そんな話を伺って励まされました。


帰りに藤井先生に
浅草名物のどら焼きをいただき、
これがとんでもなくおいしくて、
気合いが入りました。
ご褒美って大事ですね。
よし! あと2ヶ月がんばります!

レッスン7回目の感想

hq_kobayashi
2018/02/20 11:00
こんにちは、小林です。

前回と違い、今回は前半調子がよく、
後半の調子が崩れてしまいました。
まだまだレッスンを通して
満足する演奏ができるまでには、
遠い道のりを感じます。

右手の弓を持つ手の動きはかなり良くなってきたかなと
自分でも思うのですが、今度は左手がうまく動かず、
左手でおさえた音程がずれていると気持ちが悪く、
気持ち悪いのを直そうと焦って動きが雑になり、
余計に弾けなくなるという悪循環に‥‥。

右手に比べて左手は
あまり練習できていない自覚があったので、
左手を重点的に鍛えたいと思います。

言い訳をさせていただくと、
右手は弓だけあれば持ち方の練習などはできるので、
練習のハードルが低いのですが、
左手は音をださないと意味がないので、
仕事が終わった後、夜家で練習するのが
なかなか難しいのです。

そんな中、今日は今練習している
キラキラ星変奏曲に続いて、
フランス民謡も練習曲に加わりました。
寺田先生、優しいお顔をしてぐいぐいきます。
ただ、私が左手の動きに
不安を感じているのを察していただき、
「左手の練習はまずピチカートで弾いて
位置を覚えるのが良い」
というアドバイスもいただきました。
平日の夜もなるべくピチカートで、
練習を重ねようと思います。


ついに合同練習もあります。
弾くことに関してはたのしみというより
不安のほうが強いですが、
他の方の弾いているところを
間近でみられそうなので、
とてもたのしみです。

弦が共鳴してるのが見えました!

hq_watanabe
2018/02/13 11:00
こんにちは、です。

前回のレッスンから少し時間が空いて、
ちょっと久しぶりな感じの4回目レッスンです。

今回はみっちり「キラキラ星」を
自主練習してから臨んだので、
ちょっと上達したぞ、という気になっていましたが、
違うリズムで弾いてみると‥‥あれ? ひっかかる。
調子よくスキップしていたのに
急に素っ転んだというか、リズムが悪くなります。
メロディーは同じでもテンポが違うと、
途端に難しくなるんですね。
これはまた練習しなきゃな、と思いました。

初心者は弦を押さえる位置に
シールを貼ったりするそうですが、
借り物の楽器のためそれは出来ません。
耳で音を聞いて位置を合わせるしかないのですが、
それがまだぱっと定まらないのが悔しいところ。
でも、正しい位置で音が出せると、
隣の弦が共鳴して振動するんですよね。
先生に言われてびっくりしました。
目で見える共鳴って初めてかも。感動です。
その共鳴が見たくて、
耳を澄ませ、
ポジションを確認し、
弓の角度に注意し、と
夢中で音を出していたのですが、なかなか出来ない。
ああ難しい!
ふと気づいたらまたもや汗だくに‥
と、今回のレッスンは
残念ながらここで終了となりました。



ちょっと弾いただけでも
指先にこんなふうに跡が残ります。
これが結構痛い。
どれくらい練習を重ねれば、
慣れていくのでしょうか‥‥?

仕事の都合もあり、
まとまった練習時間がなかなか取れません。
音が出せないときの練習方法は
どうしたらいいのでしょうか。
思いつくことと言ったら、
・弓を持って振りまわす運動
・楽譜についてるCDを聴いてみる
・Youtude等で演奏家の動画を研究する
このくらいしか。
ほかになにかないかなぁ。

習い事をするのってとても楽しいけれど、
自分がしっかりしないとすぐサボってしまいます。
でもカルテットのメンバーは
みんな同じ条件なんですよね。
そう思うと、
上手になるための努力が苦じゃなくなります。
なかなか顔を合わせる機会はないけれど、
仲間と一緒にやるって、
そういうところがいいですよね。

見守られて、頑張っています。

ota
2018/02/13 11:00
こんにちは。
ほぼ日のです。

今回は、チェロを始めてからの
周りからの反響をお伝えしたいと思います。

私がチェロを始めたと周りの人に伝えると、
「私もやってみたい!」と言う人が、結構多いんです。
私もそうでしたが、何となくイメージで
弦楽器は子どものころから
始めるものだって思っていて、
「大人からも始めてもできるの?」
と、言われることもあります。
正直、まだまだ発展途上なので、
自信を持って「できるよ!」とは言いづらいですが、
「ちゃんと練習すれば、上達するよ!」とは言えます。
「ちゃんと練習すれば」がポイントです。
当たり前ですが。

以前、寺田先生に、
前後のレッスン生の方の中に
「大人から始めた方ですよ。」
という方々もいらっしゃって、
それが、みなさん上品で素敵なご婦人ばかりなんです!
こんな素敵な方たちも大人から始めているんだったら、
私も頑張ればもっと上達できるのかも!と、
勇気をいただいた覚えがあります。

逆に「小さいころ、チェロやっていました。」
という人もいて、
案外やっていた人も多いんだともわかりました。

あとは、他の弦楽器をやっている人たちからも、
お声がけいただきます。
音階をどうやって出すのかや、
ピックで弾くのと弓で弾くのとの違いなど、
お互いの楽器との共通点や違いを話したりします。
こんな話は、チェロを始めるまでできなかったので、
さまざまな種類の弦楽器を見る目が
ちょっと変わってきそうです。

また、私はだいたい仕事の終わった夜に、
会社の会議室で練習しています。
案外、音は聞こえないようなので、
思いっきり弾いていますが、
会議室の場所によっては、
たまに漏れ聞こえている時もあるようで、
音が聞こえた人たちは
「部活の練習みたいな感じだねー。」
と、心優しい乗組員のみんなは
心地よいはずではない音を
聞き流してくれています。


やさしい猫ぽーに見守られながら練習中。

たまに練習している部屋に
乗組員が入ってきてくれることもあります。
「弾いてるの、聞かせてよー。」
と言われたりするんですが、
なんせ音程が安定しないし、変な音もでるし、
「人様にお聞かせできるようなものじゃないから!」
と言っても出ていかない人もいるので、
渋々、練習している「キラキラ星」を弾いてみます。

そうすると、あれ?不思議。
人に聞かせると思うと、何かスイッチが入るのか
1人で練習しているときより、いい音が出ます。
緊張感のおかげでしょうか。
人に聞いてもらうと思って弾くときは、
気持ちが結構違うものですね。

こういうことがあると、
1人での練習ももちろん大事ですが、
人の前で弾くというのも、
またひとつの練習なんだなと思いました。

というように、
教えてくださる寺田先生はもちろん、
いろんな人に見守っていただきながら
チェロの練習に励んでいます。
あらためて、頑張ります!

レッスンへ向かうところ。

じっくり聴く

yoko.hasada
2018/02/06 11:00
こんにちは、
ほぼ日のハサウェイです。

ほぼ日カルテット、
ついにあと2ヶ月ほどで
4月4日、両国国技館の本番をむかえます。

仕事の都合でレッスン日を変えていただくと、
私の前後はだいたい3〜5歳くらいの
ちいさな女の子、男の子です。
きれいなワンピースやシャツを着て、
ちいさな身体で私よりひと回りちいさな
ヴァイオリンを抱え、
大人顔負けのきれいな音色を鳴らします。
すごく楽しそうに弾いていて、
背中がとってもたくましい。
私なんかより全然難しい曲を弾いているのですが、
自慢げに弾くのではなく心からたのしそうで、
いいなと思いました。

レッスンでも、あまり教科書を読み込んで
ぎちぎちにルールを守って、
という感じではありません。
どちらかというと、感覚を大切にするレッスン。
耳で先生の弾くヴァイオリンの音色を聴いて、
ここかな? と探りながら
身体の中に音を染み込ませていく感覚です。

レッスンに通うようになり最近、
じっくり「聴く」「観察する」という行為を、
普段あまりやっていなかったんだなと思いました。
あまりにもはじめてのことばかりなので、
ヴァイオリンのレッスンではかなり集中しています。
一音も聴き逃したくない気持ちです。
でも私生活では、どんなに美味しいごはんも、
香りや食感を感じるまで集中して観察していたかと言われると、
そうでもなかったなと思うようになりました。


じっくり「聴く」っておもしろいです。
特に先生の弾く姿をじっくり観るのが好きです。
先生の膝の使い方や弦とたわむれる感じを
忘れたくないなと思いながら見ています。
いまは、きらきら星をいろんなリズムで弾いています。
リズムがよいときは膝が大きく揺れ、
休符のあるリズムは身体の芯が通っている感じがします。

その感じを身体に染み込ませていくためにも、
もっともっと練習をしたいです。
はあー、あと2ヶ月緊張します。

はじめてのお客さん

hq_kobayashi
2018/02/06 11:00
レッスンにきてみてびっくりしたのですが、
今回のレッスンは、見学者の方が
見守る中でのレッスンとなりました。

受講希望の方が見学にこられたのかと思います。
びっくりしすぎて聞きそびれてしまいました。

もう少しうまい方のレッスンを見学した方が良いのでは?
「レッスン受けても全然弾けないのね」
と思われて、
受講とりやめになったらどうしよう等と
余計なことを考えた結果、
最初のうちは初回以上に緊張してしまいました。

褒め上手な寺田先生の言葉にのせられているうちに、
後半はだんだんと緊張がほぐれてきましたが、
レッスン冒頭は、弦をおさえる位置を間違えること多数、
前回よりも下手になっていた気がします‥‥。


そんな中でも楽しかったのが、今回はじめて、
先生のピアノにあわせて弾くという
練習にトライできました。
今までは先生もチェロを弾きながら、
一緒にチェロを弾く練習がほとんどでした。

一人で弾くことの心細さはありますが、
「オーケストラでもちゃんと弾けるかも」
という予感をこの練習で感じることができました。

もう一つ、嬉しいことに、自分が上達しているのかも?
と思えたことがありました。
それは、弓をもつ手の形と動きをこう動かせば
良いのか、という感覚がはじめてつかめたことです。

今まで、弓を持つ手の形と動きが
何度も教えていただいたにもかかわらず
どうしてもしっくりこず、
家で練習している際もなかなかうまくいかないことが
ストレスになっていました。

ただ、今日は寺田先生のアドバイスが感覚的にわかるというか、
こう手を動かせばいいのかということの
感覚がつかめた気がします。

あ、こういうことか、というのが急にわかるように
なるこの感覚は、楽器に限らずいろんなところで
経験してきた感覚です。
よく、大人よりも子供のほうが覚えが早いと
言いますが、新しいことを始める際に、
子供よりも大人の方がよい点もあるなと。

うまくいかなくても、やり続ければある程度までは
できるようになる、ということが、
経験として分かっているというのは、
大人の武器なのではないかと感じました。
ただ、この感覚は家で練習しないと
すぐに消えてしまいそうなので、
しっかり復習したいと思います。

レッスンが終わった際に、
「見学者の方がいると緊張しますね」と
寺田先生にこぼしたところ、
「でも本番はお客さんがみてますからね。」
ともっともなお言葉が。
自信のなさや、下手なことを隠そうとする気持ちが、
緊張につながっている気がするので、
(もちろん練習はしますが)
気負わず楽しく弾いていこうと感じました。

2018年4月4日(水)、両国国技館

全世界に音楽教室を展開するスズキ・メソード主催の、
歴史あるオーケストラコンサート。
3,000人の演奏者が集まる景色は圧巻です!
ほぼ日カルテットが参加するのはごく一部の楽曲、
他のプログラムではプロの演奏も聴けますよ。
詳細はこちらからどうぞ。

協力 公益社団法人才能教育研究会(スズキ・メソード)
楽器協力 株式会社ヤマハミュージックジャパン