ミナ ペルホネン 〈piece,〉の秘密。
どんな生地がつかわれているのか、ご紹介。

です。

その雰囲気、たたずまい、触り心地などなど
独特の魅力をもつミナ ペルホネン〈piece,〉のカバー。
本日は、パッチワークにつかわれている生地を、
ひとつずつご紹介してみます。

〈piece,〉のパッチワークカバーには、
オリジナル用カバーに15種類、
カズン用カバーに16種類の生地がつかわれています。

生地はすべて、ミナ ペルホネンのオリジナル生地で、
ひとつひとつが登場したコレクションの時期もさまざま、
刺繍の手法や、生地の質感もさまざま。

さらさらしたもの、でこぼこしたもの。
厚みがあるもの、薄いもの。
いろんな生地をにぎやかに、けれど触り心地もよくなるよう
工夫をして組み合わせています。

こちらのページでもご紹介していますが、
それぞれがたいへんかわいいので、
せっかくなのでひとつずつ、コメントつきでご紹介してみます。
(カッコ内はその生地が初めて登場したコレクションです)
長いですが、どうぞ、おたのしみください。


1. festival
定番のマルチカラー(多色)のストライプ
「multistripe」に黄色のドットを加えたジャカード織です。


2. jellybeans
カバー「jellybeans」にもつかわれている、
鉛筆で描いた楕円に、光のような色彩を水彩でつけたプリント柄。
largeとsmallの2種類があります。


3. hello!
手でランダムに描かれた水色のストライプの合間から、
「こんにちは」と小さな花々が顔をのぞかせている柄。


4. paradis
フランス語で楽園を意味する「paradis」。
色鉛筆で楽園の鳥や花を描いた、色鮮やかなプリント柄です。
色違いのものが2種類あり、この写真のものと、
紺や黄色などの落ち着いた色合いのものがあります。


5. Mrs.Cloud
雲から生まれた男女がたくさん並んだ、ジャカード織のテキスタイル。
手に手をとりあって踊っているような姿がかわいらしい柄です。


6. unforgettable moment for Liberty Art Fabrics
「心に残っている記憶のかたち」を起こしたプリント柄。
紫のペンで描かれた花のほかに、消しゴムで消された花の姿も
見てとることができます。


7. sunny rain
光にあたって、色を反射しながら降りそそぐ雨をプリントで表現した柄。
下描きの絵に勢いを感じて、線のかすれや色のムラも残すように
テキスタイルに表現をしています。


8. winter flags
冬にはためく帆のような表情の落ち葉や木の実を、刺繍で豊かに表現。
今回の〈piece,〉のカバーには、青を基調にしたものがつかわれています。


9. kareidoscope
万華鏡の中で生まれるさまざまな景色を、パイルジャカードで表現した柄。
〈piece,〉ではこの黒に緑のほかに、白に紺の柄もつかわれています。


10. run run run
うさぎが群れをなして走る、千鳥格子のような柄。
水彩で描かれた原画の絵の具のたまりも、プリントで表現されています。


11. papillon
春の風の中、野原を飛び交うちょうちょを木版で表現したプリント柄。
版ごとの色のずれやかすれが、影やフワフワ飛ぶ様子を映しています。


12. puffin'
ふわりと風に吹かれた様子を、いくつもの色の糸の刺繍で
表現している柄。


13. wood bird
積み木でできた鳥を刺繍で表現した柄。
整列した様子もかわいらしい。
〈piece,〉では水色を基調にしたものを使用。


14. undiscovered
ひんやりとした岩肌と、そのすき間に時折顔をのぞかせる、
名もなき花々が描かれたテキスタイル。


15. sugar
角砂糖のような刺繍モチーフ。ミナ ペルホネンのスタンダードでもある
「タンバリン」(いくつもの輪が並んだ刺繍モチーフ)から
発展してできあがったテキスタイルです。


16. lunch
鳥が木の実をつまんでいる様子をジャカード織で表現しています。
鳥たちが連なる様子が、ヘリンボーン柄のようにも見える柄。

(すべてのカバーにすべての生地がつかわれている、というわけでは
 ありません。ご注意ください)



同じテキスタイルでも、どの部分がつかわれているかによって、
その印象はすこしずつ違います。
たくさんの生地がつかわれている〈piece,〉は
自分の手元にとどくものが、ひとつしかない顔つきのもの、
というところも嬉しいところです。

抽選ではありますが、とても魅力的なカバーなので、
よければぜひ、ご参加くださいね。

(田中)