それぞれの3月11日。






2012/03/11 16:59
花を飾ろう。
 
昨年、パリから来たバブーくん
一緒に遊びに来てくれた
ヨークくんと、飼い主で、
お花の仕事をしているJUNKOさんが、
「ほぼ日」にお花を飾りに来てくれました。

今日は朝から、南相馬市からの
被災者の方々が仮住まいをされている
豊洲のお宅へ、たくさんお花を
届けてきたところだそうです。

いいね。花はいいね。




2012/03/11 16:57
海の大きさを感じています
 
熊本県は牛深市の
藻串海水浴場に来ました。
とてもきれいな海で有名ですが、
今日は荒れています。

遠い九州に住んでいるわたしも、
海の大きさを感じ、
一年前のことが思い出されます。




2012/03/11 16:55
去年のあの日
 
今、村で行われた追悼式に参列してきました。
今日の岩手は雪で、去年のあの日と同じように
とても寒いです。

一年前の今日、
少し離れた場所にある中学校で
一夜を過ごしました。
村の全てが停電で真っ暗な中、
夜空には満天の星が!
こぼれてきそうなほど、
たくさんの星がありました。
本当にきれいな星空でした。

二日後の午後にやっと一部の電力が復旧し、
初めてテレビでその惨状を目にしました。
ラジオから聞こえる「壊滅的」の意味が
はじめてわかりました。
そして、たくさんの方が
亡くなっていたことも知りました。

今夜、星空は見えそうにありませんが、
空に向かって、静かに手を合わせたいと思います。

(ナカムラ)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 16:53
日付
 
無事に救命講習(再受講)を終え
帰ってきたら
子ども達はそれぞれ出かけていて、
主人も仕事に行ってしまいました。
いつもと変わらない日常があります。
青空から穏やかな陽が差す午後、
いただいた認定書の日付の3月11日を見て
気持ちが少しざわついたのは確かです。
言葉では表せない思いの一年でした。
このメールを送るにあたって
気持ちをしっかり持って、
これからの人生も
大切に生きていこうと考えます。
(こやま)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 16:47
2012年3月11日 日曜日 晴れ
 
東京は久しぶりの晴天。
ムスメと公園へ出かけました。
ベンチに腰掛けて、
遊んでいる子どもたちをながめる。
おじいさんもおばあさんも
おじさんもおばさんも
おにいちゃんもおねえちゃんも、
みんなこんな時があったんだな、
もちろん自分も。
そんな当たり前のことを思いながら、
東の方を向いてすこし目を閉じました。




2012/03/11 16:47
帰りにさんまや海鮮丼を
買って帰って
 
昨年の3.11と同じように、
今日も新宿伊勢丹店で働いています。
あの日あの瞬間、本当に怖かった…。

帰りに、斉吉商店さんの
金のさんまや海鮮丼買って帰って、
今日の日を穏やかに
締め括りたいと思います。

亡くなられた方々のご冥福を改めて、
お祈り致します。
また被災地の皆様のこれからが
明るい未来でありますよう、お祈り致します。

(U)

※写真はぐっさんが撮ったものです。




2012/03/11 16:39
就職活動
 
就職活動で、初めての面接を受けて来ます。
15時開始の面接前に、
被災した地元のことを考えようと思っています。
就職活動ができなかった、
スケジュールが大幅にずれてしまった
昨年の方々を思うと、
いくら就職氷河期とはいえ、
採用の機会がきちんと与えられている私たちは
恵まれていると言えるでしょう。
私は、震災を機に、
実家に帰ることを決心しました。
全ての人にとって、3.11以降の決意が
意味があるものであることを
祈ってやみません。

(薫)

※写真はぐっさんが撮ったものです。






2012/03/11 16:36
お墓に来ました
 
山元町のお寺の
墓地にやってきました。
ここは、最初に山元町を訪れたとき、
糸井といっしょに
土葬になっていた方々の
お墓参りをしたお寺です。
山元町の方に、
「もしいらっしゃるなら、
 お墓参りをしてくださるとうれしい」
と教えていただいたのです。

山元町に住む人々、
役場のみなさん、
いちご農家のみなさん、
スコップ団のみなさん、
たくさんの出会いがあった1年でした。

私と甲野は、同じ墓地で
手を合わせることにしました。

ありがとう、山元町。




2012/03/11 16:34
14:46。
 
今日はスコップ団花火の片づけをして
山元町に行く予定でしたが、
どうも風邪っぽいので早引きして
帰ってきました。

茅ヶ崎に向かう電車の中で黙祷をしました。
鼻をすする声がするので目を開けたら、
隣に座っている高校生ぐらいの女の子が
泣いていました。

直前になにかあったのかもしれないし、
ただ花粉症だったりするのかもしれません。
でも、たぶん、
そういうことだろうと思いました。

お恥ずかしい話、
さっきまで仙台にいた自分は
こんなところでもそういう光景に
出会うと思っていなかったので
すごくドキッとしてしまいました。

東北だけのことじゃないんだと
改めて思わせてもらえた瞬間でした。




2012/03/11 16:32
サイレンの音を聞きながら
 
昨年のこの時間、私は母と妹と三人で
介護していた祖父を抱え
家にある車庫の二階へと必死で逃げていた。

「東と南から流れ込む黒い水」

それが何かわからなかった。
車、ドラム缶、大木、冷蔵庫、販売機。
ほんの1時間前までは
あるべき場所で動いていた物が、
おもちゃのように流れてゆく。
「水」に気がつかずにいたら、
多分生きてはいなかった。

今日はただ静かに、
市内で響くサイレンの音を聞きながら黙祷。
家族もにゃんこたちもわたしも、
静かにこの時間を迎えている。

東北に思いを馳せてくれているみなさん、
ほんとうにほんとうにありがとう。

(おと)

※写真はぐっさんが撮ったものです。





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