「weeksdays」では初登場となる
「OCUCCI jewelry(オクチ ジュエリー)」。
インディアンジュエリーや
ヴィンテージアイテムのセレクトとともに、
オリジナルジュエリーの制作を手掛けるブランドです。
今回「weeksdays」で取り扱うのは、
オリジナルのネックレスとブレスレット。
デザイナーを務める渡邊麻子さんと、
営業担当で渡邊さんをよく知る佐藤望さんに、
ブランドのなりたちや、
「今の私たち」がつけたいジュエリーって何だろう、
ということについて、
伊藤まさこさんが聞きました。
渡邊さんの素敵な着こなし(つけこなし!)にも
ぜひご注目ください。
渡邊麻子
オリジナルジュエリーブランド「OCUCCI jewelry」と、
ヴィンテージ・インディアンジュエリーを取り扱う
「OCUCCI boutique」を主宰。
オリジナルジュエリーの企画・制作・
ブランドディレクションと、
オンラインストアの運営を行う。
ショールームを通じて
全国のセレクトショップへ卸販売するほか、
POP UPを中心に活動している。
「近所のカフェで、
朝活時間とウォーキングが最近のマイブームです。
20代からブラジル音楽を愛聴し、
最近は来日アーティストや
国内アーティストのライブへ出かけることが
たのしみのひとつになっています」
佐藤望
株式会社FLAPPERSで
OCUCCIをはじめとする
ジュエリーブランドの営業を担当。
「ブランドとお客様をつなぎ、
ジュエリーの魅力を伝える仕事をしています」
新卒でセレクトショップに入社し、
雑貨のバイヤーを経験後イギリスへ1年間留学。
帰国後に株式会社FLAPPERSへ入社し現職に。
「最近はギリシャ神話に興味があり、
本を読みながら少しずつ勉強しています。
美術館で絵を見たときに、
『これはあの神話の場面だ』と気づけることが増え、
点と点がつながるようでおもしろいです」
01ブレスレットにも、チョーカーにも
- 伊藤
- 渡邊さん、佐藤さん、
はじめまして。
今日はよろしくお願いいたします。
- 渡邊 & 佐藤
- こちらこそ、よろしくお願いします。
- 伊藤
- 渡邊さんはデザイナーで、
佐藤さんが営業を担当されている、
ということですが、
お2人はどのようにお知り合いになられたんですか。
- 渡邊
- 私はOCUCCIのデザイナーをはじめる前に
アパレルでバイヤーの仕事をしていたんですが、
佐藤さんとはそのときの同僚でした。
- 伊藤
- あ、もともとお知り合いだったんですね。
- 佐藤
- そうなんです。
小物のバイヤーとして
一緒に働いていました。
- 伊藤
- おふたりとも
小物がお好きなんですね。
- 渡邊
- はい。私は仕事をはじめる前に、
少しだけ彫金の学校に通っていたんですが、
その頃は自分で作るよりも
選ぶ方が好きだなと感じて、
アパレルの道に進みました。
バイヤーなどで経験を積んでから、
2019年に「OCUCCI boutique」を立ち上げて、
オンラインでヴィンテージの服や小物を
セレクト・販売していたんですが、
あるとき宝飾の世界にいる彫金学校の同級生から
ジュエリーの制作工場を紹介してもらって、
2021年頃から自分でも
ジュエリーを作るようになったんです。
- 伊藤
- セレクトだけでなく、
自分で作ろうと思われたのは
どんなお気持ちからだったんでしょう?
- 渡邊
- コロナの影響が大きかったと思います。
輸入も滞って、バイヤーとして仕入れができる量に
限度が出てきたこともあるんですが、
立ち止まって考えてみると、
コロナ禍の前からヴィンテージの需要が
減ってきたなと感じていたので、
「何か作ってみようかな?」と思い立って。
- 佐藤
- 渡邊さん、コロナ禍が落ち着いてきた頃に、
外苑前にアトリエ兼ショップを開かれましたよね。
- 渡邊
- あ、そうそう。
そこに佐藤さんをはじめ
友人たちが足を運んでくれて。
- 伊藤
- じゃあ、それからじわじわと
ものづくりが広がっていった感じなんですね。
- 渡邊
- 本当に少しずつですが、
そういったポップアップのときに
ヴィンテージのセレクト品と一緒に
「OCUCCI jewelry」として
オリジナルアイテムも並べていて、
だんだんとオリジナルの方がメインになってきた
という感じです。
- 伊藤
- ヴィンテージのセレクトアイテムは、
どういった国から選ばれているんでしょう。
- 渡邊
- アメリカやメキシコから買い付けていました。
最初に就いたアパレルで扱っていたこともあって、
インディアンジュエリーに惹かれて。
でも2020年3月を最後に行ったきり、
コロナ禍に突入して以後は行けていないんですけど。
- 伊藤
- インディアンジュエリーって、
あまり詳しくなくて。
- 渡邊
- ネイティブ・アメリカン(アメリカ南西部の先住民族)が
その昔、スペイン~メキシコを経由して伝わった
銀細工技術を取り入れて、
独自に発展させた装飾品ですね。
ネイティブ・アメリカンの中にも
ナバホ族、ホピ族、ズニ族と
いろんな部族があるんですけど、
私はナバホ族が作る「ナバホパールネックレス」という
丸玉のネックレスに魅了されました。
- 伊藤
- ナバホ族のパール‥‥?
- 渡邊
- はい。
「パール」といっても真珠ではなくて、
一見、パールに見えるくらいきれいに光る
シルバーの玉を連ねたものなんです。
ナバホ族が作るジュエリーは他に
ターコイズなどの天然石を使ったものも
あるんですけど、
ナバホパールは特徴的です。
- 伊藤
- シルバーなんだ!
素敵ですね。
そういったものに惹かれながらバイヤーを経験して、
オリジナルブランドとして最初に作られたのは
どんなものだったんでしょう。
- 渡邊
- 「OCUCCI jewelry」をスタートしてはじめの頃は、
自分が好きな天然石を集めて
職人さんにビーズネックレスにしてもらったり
していたんですが、
だんだんと作りたいものが変わってきたんです。
ファッションの畑にいたからか、
トレンドをより意識するようになって。
- 佐藤
- 服もジュエリーも、
新作を出すときはシーズンごとに
テーマを決めることが多いんですけど、
渡邊さんの場合は
「ジュエリーは洋服を含めた
ファッションと共に完成するもの」
として考えられていましたよね。
ジュエリーだけを切り取った提案ではないところが、
他のブランドとは違うなと感じました。
- 伊藤
- 確かに!
アクセサリーは服に合わせるものですものね。
- 渡邊
- その人の個性って、
服に表れやすいかなと思うんですが、
そこに寄り添うようなアイテムを
作りたいなと思いました。
着こなしによってアレンジしやすかったり、
手持ちのアクセサリーと組み合わせたり、
活用度が高いものがいいなと。
- 伊藤
- 今回扱わせていただく
「Rounded roll necklace」も、
長さを変えるだけで
だいぶ雰囲気が変わりますよね。
- 渡邊
- そうですね。
手首に巻くと、ブレスレットとしてもつけていただけます。
チェーン自体はシンプルなんですけど、
大ぶり過ぎず、華奢過ぎずというバランスにしました。
私も今日、チョーカーとしてつけています。
- 伊藤
- あ、かわいい!
そうか、余った分は垂らすといいんですね。
- 渡邊
- はい。
ちょうど先端に丸カンがついているので
お好きなチャームをつけられますし、
着る服によって好きな長さに
アレンジしていただけたらと思います。
チェーンの楕円が大きめなので、
真ん中にペンダントトップをつけてもいいですね。
- 伊藤
- 本当にその人に合った着こなしができる
ネックレスですね。
- 佐藤
- ちょっとマットな加工をしているので、
キラキラし過ぎないのもいい気がします。
- 渡邊
- 私自身、真新しいものより
使い込んでいる雰囲気のジュエリーが好きなので、
マットに仕上げたり燻し(表面を黒く変色させて
陰影や深みを出す仕上げ技法)を入れたりしています。
- 伊藤
- これなら、つけ慣れていない方にも
馴染みやすいですね。