REPORT

t.yamai parisのブラウス、
あのひとに着てもらいました
01 山村ヒロミさん

バックギャザーオーバーブラウスと、
ボウカラーブラウス、
女の人をよりやさしげに、
そしてすてきに見せてくれる、
t.yamai parisらしさにあふれたふたつのシャツを
世代のことなる、ふたりの女性に着てもらいました。
それぞれの着こなし、どうぞ参考になさってくださいね。

文=伊藤まさこ
写真=南萌(weeksdays)

山村ヒロミさんのプロフィール

やまむら・ひろみ
山口にてカフェとセレクトショップを
約30年近く営んだ後、2019年に上京、
「eatrip soil」の店長を約1年務める。
現在は「babajiji house」「洋食クチブエ」
「saravah」「fragrance yes」などで時々お手伝い。

「今は、自由業? というかアルバイトです」

友人と3人で企画や場づくりのプロジェクト
『i 計画室』の活動も。

東京で一人暮らしを楽しんでおり、
大人になった二人の息子がいる。

車と運転、スイーツが好き。
山口では4WDマニュアルのジープに乗って、
カフェでケーキを焼いていた。

■山村ヒロミさんのinstagram
■i 計画室のinstagram


t.yamai parisのオフホワイトのシャツに、
同系色のパンツを合わせた山村ヒロミさん。

「yamaiの服は初めて」
とおっしゃるけれど、
もうすっかりご自分のものにされている。
まるで、クローゼットから、
「今日の一枚」をえらんできたみたい。

聞けば山村さん、
地元・山口で30年近く
セレクトショップを営んでいたという、
いわば服のプロ。

店に置く服はどれも、
ご自身がピンときたもの、
好きなもの。
ブランドは国内外を問わず、
シンプルなものから甘めのもの、
ミリタリーやワークウェアなどなど。
「いろんなテイストのものをミックスするのが好き」
なんですって。

シャツに合わせたのは、
ロングネックレスとバングル、
それから、
「とにかく軽い」という黒のスウォッチ。

歩いたり、座ったり。
動くたびにブーツからちらりとのぞく
赤いソックスも効いています。

後ろ姿はこんな風。
「一度も染めたことがない」という髪も、
スタイルの一部になっている。

もう少し秋が深まったら、
カシミヤのロングカーディガンを羽織って。

「ずっと黒より、ネイビー派だったのですが、
髪のグレー部分が増えるにつれ、
あ、これなら黒い服もいけるかも! と思って」

カーディガンの黒、それからパンツのオフホワイト、
ちょっとたくし上げた腕からちらりと見えるシャツと手首、
それから軽やかなグレーヘア。

「朝、チェックしたら途中で一度も鏡は見ない」
という(!?)山村さんですが、
服と向き合ってきた長年の経験から、
バランスは絶妙。
私とほぼ同じ、身長155センチの着こなし、
参考になります。

次に着ていただいたのは、
ボウブラウス。

あれ? でもリボン結びではなくて‥‥
と不思議に思っていると、
「リボンにすると私にはかわいすぎるかなと思って」

なんと、一度リボン結びにして、
輪っかの部分を長くしたのだそう。

一枚で着るのではなく、
下にタートルのニットを合わせたのも新鮮です。

「黒のベルベットのパンツも合うかなと思ったけれど、
それだとエレガントに寄りすぎてしまうから、
ここはあえて太めのデニム」

インしたシャツの後ろ姿もすてきです。

そしてやはりここでも、
グレーヘアとシャツの襟元からのぞく
ニットのバランスがいい。

アクセサリーの合わせ方、
無造作に見えるデニムの折り方、
そこからのぞく靴。
この「さりげなさ」がなかなかできないのです‥‥。

「どんどん個性的なものになってきている」
という眼鏡、
それから帽子や髪型も。

「似合わない」と決めつけるよりもまず、
どんどん身につけて慣れること。

慣れる=似合う。
そしてソワソワせずに堂々とすること。
それがおしゃれに近づく第一歩なんですって。

かわいらしいヒロミさん、
またweeksdaysに遊びに来てくださいね。

2025-10-06-MON