「以前はTシャツにちょっとだけ苦手意識があった」
という伊藤まさこさん。
とくに一枚で着るのに躊躇があったんですって。
そんな伊藤さんの意識を変えたのが、SLOANEの
「ヘビーコットン ドロップショルダーTシャツ」。
ゆったりしていて、きちんとしていて、
身体の線を拾わず、どんなボトムスとも合わせやすい。
このTシャツのいいところと、そのひみつを、
SLOANEの森内敏子さんと川原裕子さんに
教えていただきました。
写真=有賀 傑
取材写真=山川路子(weeksdays編集部)
森内敏子
ユナイテッドアローズのプレスを経て、
ドゥロワーの立ち上がりより参加。
代官山にあったセレクトショップのラスティーク、
マディソン・ブルーを経て、
SLOANEのプレスを担当。
「5歳になる黒豆柴が可愛くて仕方ない犬バカです。
昔習っていたピアノを、週末、
ボケ防止のためにもう一度練習し始めました」
川原裕子
ドゥロワーでバイヤーをしたのち、フリーランスとなり、
アパレルの企画やブランド立上げ、
アドバイザーなどをお手伝いする。
現在はSLOANEのレディースモデル
(ニットとカットソー)のアドバイザー担う。
「健康の為、菌活をしています。
塩麹、醤油麹、今の時期は新玉ねぎで
玉ねぎ麹を仕込んでいます」
SLOANEプレスの森内敏子さんとは、
ドゥロワー時代の同僚。
01張りがあり、肌離れよく
- 伊藤
- 森内さん、川原さん、
今回もお世話になりました。
「ヘビーコットン ドロップショルダーTシャツ」、
「weeksdays」のために別色もつくってくださって。

- 森内
- こちらこそありがとうございます。
別注色でネイビーをご注文いただきましたね。
(SLOANEではホワイト、ブラック、ピンクを展開。)
- 川原
- この「ヘビーコットン ドロップショルダーTシャツ」は
SLOANEでも定番で、ベストセラーの商品なので、
こうして取り上げてくださって、私たちも嬉しいです。

- 伊藤
- わたし自身、長く着ているTシャツなんです。
じつはこのTシャツと出会って
「Tシャツ観」が変わったんですよ。
それまでは「一枚だけでTシャツを着るなんて、
もう無理だなあ」なんて思っていたんです。
- 川原
- ちょっと肩が落ちて、
若干、ボックスシルエットになるような
パターンとサイズ感ですから、
一枚で着たときの縦横のバランスがいいんですよね。
今回、伊藤さんに選んでいただいたサイズ「2」は、
一般的なサイズ「2」よりも
おっきめを着ている印象になりますから、
「Tシャツって、やっぱりちょっと貼りつく感じが苦手」
とおっしゃる方にも、すごく着やすいバランスなんです。
わかりやすく言うとちょっと“細見え”して、
スタイルアップして見えるバランス。
生地もちょっと厚手のものを使っているので、
その点でもちょっと着たときに張りが出て、
肌離れがいいんですよね。
身体が中で泳ぐみたいに、
フワッとしたかんじで着られるデザインです。

- 伊藤
- ほんとうに、そう。
定番とおっしゃいましたが、
毎年、お使いになる素材や形は見直すんですか。
- 川原
- 5年以上、つくり続けているんですけれど、
形はデビュー時から変えていません。
- 森内
- 素材は2回チェンジしていますね。

- 川原
- そう、最初の素材はもうちょっと硬くて、
男性的でした。
もうちょっとパリッと、硬かったんですよね。
- 伊藤
- それ、私持ってます。
- 川原
- いまは、似たような厚みで張り感がありながら、
やわらかさもある素材に変えました。
- 伊藤
- なるほど。
当時、オーバーシルエットでいいなぁ、
って思ったんですよ。
- 川原
- ありがとうございます。
やっぱり女性は、夏、肌の見える分量とか、
外に行ったとき汗をかいたらどうしようとか、
Tシャツを着るときって、
そういういろんなことを考えますよね。
でもこれは、袖幅を広くとっているので、
いろいろ考えずにパッと手にとって着やすいんです。
アクセサリーを足すだけでも、
簡単な格好なのにそれなりによく見えますし。
- 伊藤
- ほんとうにそうですよね。
どういうお洋服で合わせるのがおすすめ、
とかってありますか。
レイヤードで着て、襟や裾から少し見える、
というような着方とか?

- 森内
- そうですね‥‥サイズ「2」だと、
一般的なサマーニットなどの下に
インナーとして使うには、
ちょっと袖が太いかもしれませんけれど。
- 川原
- ゆったりしたジャケットの下なら大丈夫ですけれど。
- 伊藤
- そっか、やっぱり一枚で、ですね。
袖丈も絶妙なんですよ。
気になる肘を、いい具合に隠してくれる。
- 森内
- そうなんですよ! そこ、嬉しいポイントですよね。
ドロップショルダーでおっきめに作っているから。

- 伊藤
- ボトムスの合わせ方はいかがですか。
- 川原
- どんなボトムスでも大丈夫ですよ。
たとえばボリュームのあるスカートでも
丈のバランスがすごくとりやすいですし、
逆にうんと細いパンツを合わせても、
スタイルよく見えますよ。
- 森内
- 伊藤さん、いつもきれいに着てくださって
ありがとうございます。
- 伊藤
- じつは、外着にするTシャツ、
毎年新しいものを揃えるようにしているんです。
去年までのTシャツは、部屋着にして。
- 森内
- さすが!
男性のお客さまで、
毎年10枚、同じ色、同じサイズの
Tシャツをご購入なさる方もいますよ。
そのかたも、プロのスタイリスト。
きっと仕事着としてもお使いなんでしょうね。
- 伊藤
- 同じものを10枚って、男子っぽい!
かっこいいですね。
わたしの友人にも「黒いTシャツを20枚買う」
という人がいます。
「食事に行くときは新しいのを着る」そうで、
年齢を重ねたからこそ、そういう場面では、
新しいものを着るようにしているんですって。
- 川原
- ああ!
- 森内
- すてき!
先日、「ほぼ日」でも連載をなさっている加賀美健さんに、
SLOANEでインタビューをさせてもらったんですが、
加賀美さんは基本ずっと黒いTシャツ姿で、
10年選手で色がちょっと褪せたものも
大事になさっているんですって。
きっと黒の褪せていく感じがお好きなんでしょうね。
そういうのもいいなって思います。
どちらも、すてき。
- 伊藤
- 加賀美さんのように、個性のあるかただったら、
褪せた色のTシャツもお似合いになりますよね!
- 川原
- その人ならではの、いろんな着方がありますよね。
- 伊藤
- 今回の「ヘビーコットン ドロップショルダーTシャツ」も、
いろんなかたが、いろんな着方で
たのしんでくださるといいですね。
森内さん、川原さん、
どうもありがとうございました。
またぜひ、近いうちに。
- 森内・川原
- ありがとうございました!
