REPORT

MOJITOのキャップとパンツ、
あのひとのコーディネート 
01 なかしましほさん

おつきあいは、はや7年。
たくさんのアイテムを
「weeksdays」といっしょにつくってきた
MOJITO(モヒート)は、
メンズを基本としながらも、
そのゆったりした快適さから
女性からの支持も高いブランドです。
「weeksdays」ではこの夏、
大人気のキャップの新色と、
定番のパンツの素材ちがいが登場。
そこでこのふたつのアイテムを、
ふたりのクリエイターに着てもらいました。
ひとりは、料理家のなかしましほさん、
もうひとりは、写真家の有賀傑さん。
女性も男性も気持ちよく着られるMOJITOを使った
ふたりのコーディネート、
どうぞごらんくださいね。

取材・文=伊藤まさこ 写真=南萌(weeksdays編集部)

なかしましほさんのプロフィール

なかしま・しほ
料理家。
レコード会社、出版社勤務を経て、
レストランでの経験を重ねたのち、料理家に。
書籍、雑誌でのレシピ提案、
広告や映画でのフードコーディネートなど
幅広く活動している。

オンラインショップと
店頭販売を行う国立のお店「foodmood」のほか、
鎌倉に「あまいみせ ミニ」をオープン。

「ほぼ日」ではたくさんのコンテンツに登場。
こちらから検索ください。)

実姉は、ニットデザイナーの三國万里子。

website
Instagram(foodmood)
Instagram(あまいみせ ミニ)


ふだん、仕事では「もっぱらパンツ党」というしほさん。
たしかに! 
しほさんというと、メガネにショートカット、
それからパンツスタイル。
そんなお姿がパッと目に浮かびます。
(それからおいしいお菓子も‥‥。)

MOJITOのキャップに合わせたのは、
うすいピンクのオールインワン。
パンツの延長で、
ここ数年、目覚めたアイテムなんですって。
「ここ、鎌倉はおしゃれなお客さまが多くて。
かわいい服を着ていると、つい聞いちゃうんです。
どこのですか? って」

知らず知らずのうちに目がいくのは、
やっぱりオールインワンが多いのだとか。

鎌倉に住んで8年。

「いいお店がたくさんあるので、
自分がお店を出す必要ってあるのかな? 
って思っていたのですが‥‥」

コロナで、
国立の店がオンライン中心になったのをきっかけに、
小さくていいから(対面の)お店を持ちたいなと
思いはじめたのだそう。
しほさんの希望は、ひとりでも回せる、
「町のたばこ屋さんみたいな物件」。
エリアは、
駅から近いのにのんびりした雰囲気漂う、
市役所近くにしぼって探したのだそう。

「お隣に紀ノ国屋があるので、
お買ものがてら寄ってくださるご近所さんも多いんです」

内装も「たばこ屋さん」をイメージしたのだそう。
そう言われてみると、
コンパクトな中に商品がキュッと詰まってる。

「店の奥に小さな作業場があって、
そこでお菓子を焼くこともあるんです」

その時にかぶるのがキャップなのだとか。

「じつはキャップの下には、ネットをかぶっているんです。
でもキャップのおかげでネットが隠れるから、
奥で作業をしていても、すぐに接客ができる」

オールインワンもキャップも、おしゃれを兼ねつつ、
しほさんにとって、じつは仕事着でもあるのですねぇ。

キャップは最初、
苦手意識があったというしほさん。
でも今ではごらんの通り。
すっかり馴染んでる。

アスパラガス柄の小さな巾着(お店で買えます)、
サンダル、オールインワン、それからキャップ。
数年前まで、何を着ていいか
分からなかった時期があった(!?)
とは思えないくらい、
スタイルができあがっているしほさんなのでした。

MOJITO GULF STREAM PANTSには、
フードムードオリジナルのOYATSUTシャツを。

そしてなんと襟元には、ふりふりのつけ襟!

足元は、ちょっと素材感のあるソックスと、
やさしいピンクのダンスコのサンダルを。

もともとメンズ用に作られたこのパンツですが、
そうかこんな風にコーディネートすると、
やわらかいイメージになるんだ。

そしてなんと、
ウェストの紐は後ろで結んで。

「Tシャツをインするときは前で。
でも今日はアウトした方がバランスがいいかなと思って、
あえてリボンは後ろで結んで前をすっきりさせました」

そうか‥‥
「紐は前で」
そう思い込んでいたけれど、そうでなくたっていい。
自由に着ればいいんだ! 
だって自分が着る、自分の服ですものね。

撮影の後は、お買いものタイムに。
お菓子はもちろん、
雑貨に、しほさんがえらんだおいしいもの。

「weeksdaysは、私にとってよいものを知る近道。
saquiのテーパードリボンパンツとか
鍋正堂のプレートとか。
まさこさんがえらんだものなら、
という安心感があるんですよ」

なんて言っていただきましたが、いえいえ私こそ。
「しほさんが作るものなら」
「しほさんがえらんだものなら」
それは間違いなくおいしいし、かわいい。
そんな信頼感があるのです。

2025-05-19-MON