REPORT

t.yamai parisの春の服、
あのひとのコーディネート
[3]山井自子さん

かろやかで、でもきちんとしていて、
気負うことなく着られる
t.yamai parisのジャケット。
すでに愛用している女性3人に
お話をききました。
「weeksdays」ではおなじみ、
パリにお住まいの「チャコさん」こと鈴木ひろこさん、
おなじくパリからMAISON N.H PARISの
佐々木ひろみさん、
そしてこのジャケットをつくった山井自子さんです。
それぞれの着こなし、参考になさってくださいね。

(文=weeksdays編集部)

山井自子さんのプロフィール

やまい・よりこ
文化服装学院卒業。
アクセサリーの企画、プレスを経た後に渡仏。
ブランド t.yamai paris をパリで立ち上げ、
山井孝さんをパートナーとしてサポート。
くわしくは、こちらをどうぞ。
(身長161cm)

●t.yamai paris のwebsite
●t.yamai paris のInstagram


t.yamai parisのアイテムがとっても似合う自子さん。
今回は大人のモノトーンコーディネートを
2つ、ご紹介くださいました。

自子さんいわく、
「大人のコーディネートには“ツヤ感プラス”が大事!」
とのこと。

ラフな雰囲気のジャケットと、
落ち感のあるゆったりしたカーゴパンツに、
セーラータイプのシャツを重ねて。
いろんな素材をブラックでまとめています。

もともとこのジャケットを愛用していたという自子さん、
どういうところが気に入っていらっしゃいますか?

「着心地の良さと素材感です。
着用してくれているまわりの友人たちも
声をそろえて言ってくれるのが
ほんとに楽チンで取り扱いが簡単、と。
ちょっと見は無地のようで、
よく見るとストライプのサッカー地という
この素材感も気に入ってます」

そうなのです。
ジャケットのきちんと感もありながら、
素材がサッカー地で柔らかく、軽いので、
カーディガン感覚で気軽に着ることができるのです。

今回weeksdaysとの取り組みがきっかけで、
黒釦(ボタン)バージョンが登場しましたが、
いかがでしょうか?

「以前のものは白い貝釦だったからか、
少し夏っぽくマリンテイストが感じられたのが、
黒い貝釦になったことで
より合わせやすくなり、
コーディネートの幅が広がったかなと思います」

ほんとう。釦のカラーが違うだけで、
印象はすごく変わるものなんですね。

アクセサリーとしてゴールドのジュエリー、
手にはツヤ感のあるかごを。
サンダルはハイブランドのものを
合わせています。
なるほど、これが“大人のツヤ感プラス”なのですね。
リラックス感があるなかに、
ツヤ感を小物でプラスすることで、
ゆとりのある大人のおしゃれを感じます。

そしてカーゴパンツ。
‥‥というとうーんとカジュアルなものを想像しますが、
このパンツはちがいます。
やわらかい質感で、大人も穿けるかたち。
オーバーサイズを、キュッと紐で縛って履きます。

「実はこのパンツ、僕でも履けるんですよ」
と、パートナーの山井孝さん。
え? それは驚き! 
ご夫婦で共有アイテムとして使えるなんて、素敵です。

「ホワイトのTシャツとデニムを合わせた、
こちらもモノトーンのコーディネートです。
ちょっとカジュアルな感じにまとめました」

同じブラックのパンツでも、
素材が違うとカジュアルな印象になります
(ちなみにこのブラックデニムも、
t.yamai parisのものなんですよ)。
そしてこのジャケット、
腕まくりもしやすくて、
さっとまくってもサマになる! 
手首が出るといい抜け感がでますね。

「コーディネートによって、カジュアルにも、
少しきちんとしたい時にも着られるのが
このジャケットの良いところです。
さきほどのようにシンプルにゴールドのネックレスや
指輪などのアクセサリーを合わせたり、
ツヤ感のある小物をプラスしてシックにしたり、
いまのように、デニムと合わせてカジュアルにも」

そしてここでの“ツヤ感”アイテムは‥‥?

「アクセサリーは、
さっきと同じピアスとネックレスですが、
今回は、カチューシャを合わせてみました」

カチューシャ! 
しかもこのカチューシャ、ベルベットのような生地感で、
独特なツヤがあります。
これをあえてカジュアルなコーディネートに合わせる。
こちらもすごく素敵です。

どちらもシンプルなコーディネートですけれど、
私たちも、すぐにマネできそうなヒントがいっぱい。
ジャケットだからと臆すことなく
着ることができるって思いました。
自子さん、ありがとうございました!

2023-03-15-WED