REPORT

あのひととコンバース。2022
[12]糸井重里さん

2020年の「ネイビー」ではじまった
「weeksdays」のコラボ・コンバース、
ことしは「グレー」をつくりました。
色よし、履き心地よし、
サイズの幅もひろく、いろーんなかたに
履いていただけそうなこのコンバースを、
まずは、12組、総勢18人のかたに
試していただきました。
そのコーディネートのようすや履き心地などを、
写真と文章でごらんください。
なかなかの質量のレポートとなりましたけれど、
みんな、それぞれ、いいんです!

取材・文=伊藤まさこ

糸井重里さんのプロフィール

いとい・しげさと
「ほぼ日」代表。
1948年群馬県前橋市出身。
「weeksdays」名付け親のひとり。
愛犬はブイコ


街を歩こう。

「おしゃれな男の人」の条件って、
仕立てのよいスーツを着るとか、
上質な靴を履くというよりも前に、
なんと言っても、
「清潔感があること」が一番ではないかと思っています。

髪や髭がこざっぱりとしていたり、
背筋がピンと伸びていたり。
そんなおじさんって、すごくすてき。
ご自分を俯瞰して見ることができるんだな、
ちゃんと向き合ってきたんだな、
と思うと、ことさら魅力的に感じます。

私にとって、そんなすてきおじさんの代表が、
糸井さんです。

ふだん会社では、
シャツにパンツというスタイルを多くお見受けしますが、
サイズがピタッと決まっていたり、
きちんとアイロンがかかっていたりと、
カジュアルな中に、清潔感が潜んでいる。

ふだんスーツ姿の男性が、
休日にラフな服を着ると、
時にあれ?? と、違和感を感じることがありますが、
糸井さんの場合は、そんな違和感一切なし。
カジュアル(そして清潔。ここ大事です)に
年季が入っているんだなぁ‥‥。

今日は、ネイビーのシャツにチノパン、
そして2年前にweeksdaysで販売した
ネイビーのCONVERSEでご登場です。
なんとこの時、サイズ違いで2足買ってくださったとか。

お似合いで、うれしいです。
そう伝えると、
「自分がいいなと思う人が、
自分のいいなと思うものを
使ってくれているとうれしいよね。
僕にとっては手帳がそう」。

そうなんです。
weeksdaysのものをすてきに着てくれたり、
使ってくれていると、すごくうれしい。
それって、お店をしている人の醍醐味ではないでしょうか。

「あとさ、好きな人とお揃いもうれしい。
weeksdaysは、そういうお客さん多いんじゃない?」

ほんとにそうなんです。
ベトナムのかごや、タオル、シルクのシーツ‥‥
そしてオリジナルのコンバースも。
あれいいよね、これいいね! 
と言い合える仲間がいるって、
すごくうれしい。

新色のグレーのコンバース、どうでしょう?
とおそるおそる尋ねると‥‥
「いいと思う!」と糸井さん。
自信を持って作っているものでも、
時に独りよがりになってはいやしないか? 
と不安になるもの。
こんな風に、太鼓判を押してもらえるとホッとします。

ところでさ、と糸井さん。
「こういうシンプルなものの流行りって、
まだまだ続くのかなぁ? 
まさこさん、みんながびっくりするような、
とんでもないもの作ってみたらどう?
たとえば、時計がついてるパンツとか、
生姜が入った、あったかパンツとか‥‥」
と話は、思いがけない方向へ。
(パンツの後は、前川清さんの
「東京砂漠」の歌詞が本当にいいんだ!と
熱く語っておられました)

撮影後はちょうどお昼時。
糸井さんおすすめのトンカツ屋さんに
案内いただくことになりました。

道中、神田の街をぶらぶらしましたが、
糸井さん、この街を本当によく歩いている!

おいしい店、好きな景色、おもしろい人。
会社が神田に引っ越して2年。
もしかしたら、社内で一番、
神田をエンジョイしているのは、
社長の糸井さんなのかもしれません。

「みんな外に出て、いろんなもの見て、
いろんな人と会わないとダメだよ!」と
一緒にいたweeksdaysチームに
ハッパをかけてらっしゃいましたが、
本当にそう。
もっと自分の足で歩いて、
人と会って。
そうしたら、とんでもなくいいものや、
ことが思いつくかもしれない。
この2年、すっかり出不精になっていた私ですが、
この日の街歩きは、
外に気持ちが向く、いい機会になりました。

2022-05-05-THU