REPORT

島さんのうつわで、
わが家の食卓を。
[3]新しい器は、
いろいろな場所で。
伊藤まさこ

島るり子さんのうつわを、
毎日のように手にとっているという
伊藤まさこさんに、
いつもの食卓のようすをレポートしていだきました。
ふむふむ、なるほど、
そんなふうに使うんだ! という発見がいっぱい。
どうぞ参考になさってくださいね。
ちなみに、今回おとどけする3回のレポートは、
黒釉のうつわのみ。
粉引の白いうつわの使い方については、
前回のレポートをどうぞ!

朝顔鉢(大)に、
金柑をごろごろ入れてテーブルへ。
季節の変わり目、
一日のうちに何度か、ここから取っては
おやつがわりに食べています。
そのおかげか(?)もう何年も風邪知らず。
テーブルの上に乗った様子も気に入っていて、
金柑がテーブルにある風景は、
この季節の我が家の風物詩になっています。

同じ器に、
一口大に切ったデコポンを盛りました。
黒い器の肌合いに、
柑橘のオレンジが映えます。
横には、葉っぱをちょこんと添えて。

気に入りの取り箸や、
取り分けのスプーン、
それから葉っぱ‥‥。
器と料理にプラスして、
何か添えると、器の中にリズムが生まれて
見た目に楽しい一皿に。

新しい器は、
リビングやダイニング、キッチンなど
いろいろな場所に移動して、
上から見たり、横から見たり。
光の当たる場所に移動したり、
夜、照明の下で眺めます。
同じ器でも、
その時々で見える表情が違うところがおもしろい。

食器棚の居場所が決まるまでしばらくの間、
こうして過ごすうちに、
だんだんと器との距離が縮まる感じがするのです。

2022-03-16-WED