REPORT

大人のリバティを
大人が着ると。
その3 大坂友紀子さん

t.yamai parisの今季の服にも、
「大人のリバティ」がいっぱいです。
英国ロンドンのグレート・マルボロ・ストリートにある
老舗のリバティ百貨店からうまれた、
デザイン性にすぐれ、質の高いリバティの生地は、
19世紀からながく人々に愛されています。
そして、t.yamai parisにとっても、
ブランド設立からずっと取り扱っている大切な生地。
今回の「weeksdays」では、
t.yamai parisがセレクトした
大人っぽいリバティの服がたくさん。
3人の女性に着てもらったようすを、レポートします。

大坂友紀子さんのプロフィール

おおさか・ゆきこ
東京・参宮橋にある、
フランスを中心としたヨーロッパの服や雑貨を扱う
セレクトショップ、Havane(アバヌ)のオーナー。
お店で15年ぐらい前から
t.yamai.parisの取り扱いをしております。
(身長155cm)

●Havane


大坂さんが着てくださったのは、ふたつの服。
リバティのフレアースリーブブラウス(黒×白)と
リバティのノースリーブワンピース(パープル×黒)です。

柄ものは好きで、わりとよく着るという大坂さんだけに、
どちらのアイテムも、とっても着なれた印象! 
大坂さんの着こなし方、新しい発見がたっぷりですよ。

「普段のコーディネートでも、
柄ものにいつもたすけられています。
リバティは、普段よく着ます。
生地もしわになりにくかったりするので、
愛用しているんです」

t. yamai parisの服は、
お店で取り扱いをはじめた
15年前ぐらいから、よく着ているそう。
そんな大坂さんの今回のコーディネートは、
“差し色を使う”ことがコンセプトだそうです。

「このアイテムに合わせるものを、
暖色か寒色か、もしくは柄にしようか迷ったんです。
でもこのアイテムがシックなので、
ちょっと派手なブルーにしてみました」

シックなフレアスリーブブラウスと、
光沢のある鮮やかなブルーのパンツの組み合わせが、
とってもお似合いでした。
メガネはいつもはかけないそうなのですが、
あえて、コーディネートのポイントに。
大きな丸いかごバックとも形を合わせています。

「アクセサリーも普段好きでよくつけています。
今日も普段のゴールド系アイテムばかりなんですよ」

普段のコーディネートでも、思い切って、
強い印象のものを合わせることが多いんですって。
さて大坂さん、着てみての感想はいかがですか?

「シワになりにくいリバティの生地で、
袖のフリル以外はシンプルな形。
飽きがこなさそうだな、と思いました。
袖の長さも絶妙で、腕が細く見えますよね。
しかも、どこも締めつけないシルエットなので
着心地がいいんです」

ほかにも、こんなふうに着てみては、という提案があれば
ぜひ教えてください。

「そうですね、フリルブラウスって、
オーバーオールとの相性がいいんです。
自分でも、合わせてみたい。
それから、袖がフレアになっているので
ガーリーなアイテムとワークなアイテムと合わせるのも、
きっとかわいいですよ」

一番おどろいたのは、裾をインしていたこと!
とても新鮮で、このアイテムの
あたらしい着こなし方を発見できた気がしました。


さて、大坂さんの2着目。
リバティのノースリーブワンピース(パープル×黒)です。
1着目でうかんだ
「オーバーオールと合わせる」アイデアを、
こちらで実践してくださいました。

「ワンピースにこの色をえらんだのは、
ぱきっとしたコントラストがあるのが
いいなと思ったからなんです。
パープル系の色みもかわいいですよね」

オーバーオールは大坂さんがよく着るアイテムで、
カラーもいろいろとお持ちだそう。
黒か青か、どのカラーにするか迷いつつ、
今回は白をチョイス。
さらにサンダルも白にそろえて、
さわやかで夏らしい印象になりました。

「このアイテム、
ジレのように羽織として使えるから、
すごく便利だと思いますよ。
前を開けると、縦長効果もありますよね。
腕を出すのが気になるかも、と思ったんですが、
前を締めて着るよりも腕が目立ちにくいですし、
そもそもt. yamai.parisの服だと気にならない。
夏だし、思い切って出しちゃいました。
ノースリーブを着ると、夏がきた! って、
楽しい気分になりワクワクします」

白いオーバーオールの下には、
鮮やかなピンクのタンクトップ。
この色あわせ、さすがです!

マルシェかごには、
大坂さんのお店で販売している「TIPTOE」の
かわいいバゲットのチャームを、
かごのなかには「BRIGITTE TANAKA」の
透け感のあるオーガンジー素材のバッグを入れています。
そして、アクセサリーのポイントは‥‥。

「丸いピアスですね。
リングなど、いちどに何個かつけたりも。
今日はバングルをちょっと多めにつけました」

「このアイテムをカジュアルに着る場合は、
上にスウェットを着て、
スカートとしてもたのしめますよね。
綺麗めにも使えるアイテムなので、
その場合はショートブーツやラメシューズ、
ポシェット、大ぶりのアクセサリーなどと合わせて
大人っぽく着たりもできそうです。
ニットとタイツなどと合わせたら、秋冬にも使えますよね」

着こなしのヒント、たくさんいただきました。
大坂さん、ありがとうございました!

2021-06-09-WED