REPORT

大人のリバティを
大人が着ると。
その2 高山美奈さん

t.yamai parisの今季の服にも、
「大人のリバティ」がいっぱいです。
英国ロンドンのグレート・マルボロ・ストリートにある
老舗のリバティ百貨店からうまれた、
デザイン性にすぐれ、質の高いリバティの生地は、
19世紀からながく人々に愛されています。
そして、t.yamai parisにとっても、
ブランド設立からずっと取り扱っている大切な生地。
今回の「weeksdays」では、
t.yamai parisがセレクトした
大人っぽいリバティの服がたくさん。
3人の女性に着てもらったようすを、レポートします。

高山美奈さんのプロフィール

たかやま・みな
コスメブランド勤務。
パリでは、マガジンハウスのアンアンや
ポパイ、クロワッサンなどのコーディネート、
アパレルブランドの店舗展開などに携わり、
35年住んだパリから4年前に帰国。
山井さんとは、25年来の友人。
すてきな三つ編みは毎朝の日課なんですって。
(身長157cm)


今回、高山さんが着てくださったのは2つのアイテム。
フレアースリーブブラウス・Mortimer(黒×白)と、
ノースリーブワンピース・Mortimer(グレー×黒)です。

「いまは、ベージュ、白、ネイビーをよく着ています。
あんまり最近は、ブラックを着ていないかな。
リバティはよく着ますよ。
アイテムとしてはシャツとかが多いかな。
ルーズにならない感じで」

という高山さん。こちらはキリッとした、
ブラック&ホワイトのコーディネートです。
赤い靴下をチラリとみせて、ポイントをきかせ、
カチッとした麦わら帽子と
小さなかごバッグをあわせて、
全体のバランスをまとめています。

「アクセリーは、必要に応じてつける方ですね。
いま合わせているのはスイカの種」

えっ! 赤いビーズのネックレスと思いきや、
スイカの種を使ったネックレス!

「ナチュラルな雰囲気のものが好きなんです。
貝のアクセサリーも多いかな」

ちなみに、チャームにしているのは、なんと拡大鏡! 
くふうしだいで、
いろいろなものがアクセサリーになるんですね。
高山さん、足元はいかがですか。

「私、あまり季節にあわせて
足元を変えることがないんです。
しかも指をあんまり出したくないので、
夏はビーサン、ということもなくって。
足元をルーズにさせたくないんですよね。
好きなものはブーツかな。
今あわせているChurchのブーツは、
わたしの足にも合っていて、よく履きます」

ブラックをあまり着ないということですが、
今回のトップスやワンピースで
ブラック系を選んだ理由は? 

「黒をあまり着ないというのは、
私にとって大切な色だからなんです。
大事にシックに着たい。
リバティの黒は、エレガントでしょう? 
大事な日や心が望んだ日に着たい色ですね」

ありがとうございます。
チラリと見える靴下の赤と
スイカの種のネックレスの朱色が
ポイントにきいたコーディネート、素敵でした! 
Churchの黒ブーツも、とてもかっこよかったです。


こちらはワンピースをシンプルに着たスタイル。
グレーの麦わら帽子と、
かっちりめのホワイトの靴と、
革のバッグをあわせて。
全体的にはグレーのトーンで、
シックに着こなす高山さん。

「実は、ワンピース、あまり着ないんですよ。
だからこれが、自分としては新鮮で! 
胸元を開ける着こなしが好みなので、
ちょっとはずしちゃいますね」

Vを深めに、
いっそうすずしげになりましたね。
あまり着ないというワンピースですが、
こんなふうに胸元を開けて、アクセサリーをあわせたら、
とたんに高山さんになじんだ着こなしに。
ワンピースを着ないとおっしゃっているのが
信じられないぐらいお似合いです。
しかも、このカラーがぴったり。

ところで、高山さんが持っているこのバッグ、
t.yamai parisの初期のものなんですって。

「物持ちがいいんですよ」

撮影にいらしてくださっていた山井自子さんも
「なつかしい! まだ持ってたの?!」
と驚いていらっしゃいました。

アクセサリーは2コーディネート、共通のものが中心。
ただしワンピースには
ブラックアイテム(首からの革のキーチェーンと、
革ブレスレット)を増やし、
“甘くならない”コーディネートになりました。

「エレガントなリバティプリントは、
場所を選ばないし、出かける場所へも
負荷を与えないと思います。
ちょっと海沿いのレストランや
お庭が見渡せる和食屋さんなどに行くのも素敵。
どんな場所でも、リラックスして着られると思います」

高山さん、ありがとうございました!

2021-06-08-TUE