REPORT

chisakiのあたらしい帽子、
それぞれの「似合いかた」。

その3 統一された美意識。
森 祐子さん

かたちは、麦わら帽子。
でも「夏休みのこども」じゃなく、
うーんとエレガントな、女性のための帽子。
「weeksdays」ではことしの夏にむけて、
素材とかたちがことなる3つの帽子を、
chisaki(チサキ)でえらびました。
紙素材ベースでブラックリボンの「LALA」、
シゾール(草)素材でブラックリボンの「SOWA」、
パナマ(草)素材でえんじリボンの「KAKI」、
3人のかたに試着していただいた様子を、
みなさんの感想、写真とともにお届けします。
きょうは「KAKI」を、PR/エディターの
森 祐子さんにかぶっていただきました。

(取材・文・写真=藤井志織)

森 祐子さんのプロフィール

もり・ゆうこ
出版社勤務、アパレルブランドのプレス業を経て
2019年に独立。
担当しているブランドのPRでは、
作り手の想いやその良さを伝えることで、
ターゲットをセグメントすることなく、
広い視野で共感できる人たちに届けることを
モットーとしている。
フリーランスのエディターとして、
雑誌やWEBなどの編集業や執筆業も行う。
プライベートでは7歳の娘の母。


植物染めのスカートや、繊細なアンティークレースの襟、
刺繍が施された古着のワンピースなど、
美しく、物語を感じさせるような洋服を
さらりと着こなしている森 祐子さん。

「私は”男顔”だから、それを中和したくて
女性らしい服やアクセサリーを
選ぶことが多いんです」

帽子も好きで、
夏ものだけでも7つほど持っているとか。
そのなかにはchisakiの帽子も。

「chisakiの帽子は、
カジュアルからエレガントまで
作風の幅はかなり広い。
だけどどのアイテムも、とても好みなんです。
統一された美意識のなかで
いろいろな表現ができるブランドなんだと思う」

今回、かぶっていただいたKAKIは
chisakiのなかでもメンズライクなタイプ。

「普段は選ばない形だけど、
かぶってみたら、やっぱりchisakiらしい
柔らかさが感じられて、とても好きです。
きりっとしていながらも、えんじ色のリボンとか
リムの自然なカーブとか、
顔に落ちる編み目の美しい影とか、
キュンとするポイントがたくさんある。
ほら、内側もすごく素敵なの」

台座を囲むグログランリボンの絶妙な色合いや、
ロゴテープの形、サイズ調整用のゴムの色、
そのゴムの先についた小さなチャーム‥‥。
胸をくすぐるディテールばかりです。

この帽子だったら、と森さんが考えてくれた
コーディネートは3つ。

ふわっとしたブラウスと
白いウールカシミアのニットパンツは
間違いのないシンプルなコーディネート。

そして植物で鮮やかなグリーンに染めた布を
たっぷりと使ったロングスカートとの組み合わせは、
小学2年生の娘にも大好評。

「ちょっとメキシコっぽい雰囲気になりますね。
リボンを片方だけ肩に垂らしてもいいかも」

ざっくりとした織りの古着のワンピースにも
相性抜群です。
夏はほぼ毎日、帽子をかぶるという森さん、
帽子と相性のいいコーディネートも手慣れたもの。

「娘が小さいときは、両手を塞がないようにしたくて、
日傘を使えなかったんです。
だから夏の日差しを避けるのに、帽子が定番になりました」

玄関にはよく使う帽子をいくつか出しておき、
コーディネートの最後に選んで出かけるのだそう。

「どんなスタイルにも合う万能なもの、
毎日の服装のすべてに合う帽子っていうものは
ないと思うんです。
私だったら、少しメンズっぽかったり、
スポーティーだったりするものを一つと、
女性らしくエレガントなものを一つ。
その2種類を持っているのがいいと思う。
それらを日々の服装に合わせて選べば、
毎日、困らないんじゃないかな」

2021-04-14-WED