REPORT

CI-VAのバッグを、あのひとに。その1
子どもと手をつないで。
「CHIGO」ディレクター
紺谷ちぐささん

大人気のネイビーにくわえて、
新色・レッドの加わった
CI-VA(チーバ)のショルダーバッグ。
女性はもちろん、男性も持てそうなこのバッグを、
4人のかたに使ってもらいました。
まず最初に登場するのは、
オンラインショップを運営する紺谷ちぐささんです。

(取材・文・写真=藤井志織)

紺谷ちぐささんのプロフィール

こんたに・ちぐさ
オンラインショップ「CHIGO」(チゴ)を運営。
シンプルで着心地がよく、洗練されたデザインの
子ども服を中心に、大人の服や
作家とコラボしたデザイン雑貨、玩具などを
世界中からセレクトしている。
建築・内装デザインの仕事をしているご主人と
5歳の息子を育てながら、現在、第2子を妊娠中。

■CHIGOのウェブサイト
http://www.chigo.co.jp/

子どもが小さいうちは、おしゃれは二の次だと
思い込んでいませんか?
でも、好きな服を着たり買ったりすることで
日々の小さなストレスや育児疲れが解消できる。
だからお母さんだって、堂々とおしゃれを楽しみたいと
紺谷ちぐささんは考えています。

紺谷さんの仕事は、
子どものためのデザイングッズを販売する
オンラインショップ「CHIGO」のディレクター。
ちょっと珍しいのが、ユニセックスなテイストであること。

「女の子のための愛らしい洋服やおもちゃは
たくさんのショップで取り扱っていますが、
実は男の子のためのブランドってあんまりなくて。
量販店でロゴ入りのアメリカンテイストなものを
買う人が多いようです。
うちは息子がいることもあって、
男の子に似合うおしゃれなものをたくさん揃えています。
パターンがシンプルで、ベーシックな色のもの。
もちろん女の子が着ても、とても可愛い。
私自身、メンズライクなものを着るのが大好きです」

男女関係なく、好きなものを好きなように着ること。
カーキ色のスポーティーなTシャツを着る女の子も
くすんだピンク色のパンツを履く男の子も
少数派かもしれないけれど、とってもかわいい。

そんな気持ちを込めて
紺谷さんは子ども服や雑貨をセレクトしています。

今日着ているサロペットも、子ども服ブランドのもの。
「親子で同じブランドを着たりするのも
可愛いかなと思って仕入れています。
これはシンプルで洗練されたデザインだから、
さらっと1枚で着たり、
アクセサリーで女性らしくしたり、
タートルを重ねてワークウェアっぽく着たりと
自分らしく着こなせるんです。
こんなふうに小さなポシェットを
アクセサリーのように合わせてもいいですよね」

CHIGOのラインナップには
遊び心のあるものもたくさん並んでいます。

「ちょっと面白いような、
クスッと笑ってしまう要素があるものも好き。
ハンバーガーを刺繍した帽子とか
ロックミュージシャンの絵柄のTシャツとか」

ベーシックカラーのシンプル好みと思いきや
意外な一面もあるようです。

「ワードローブのほとんどは、
ブラック、ネイビー、ベージュと地味(笑)。
その反動なのか、急にびっくりするような
ショッキングピンクとか着たくなるんですよね」

もう5年以上愛用しているという
モヘアのざっくりニットと、
ワッフル地のカシミアニットパンツに
赤いNUVOLAを合わせて。

「特に秋冬は重い色の服が多いから、
赤いバッグはポイントになりますね。
今日みたいな
カーキ色に赤の色合わせは好きだし
カジュアルなニットパンツが
レザーバッグを合わせると
きれいめな印象になるのもうれしい」

ショルダー紐は、かるく結んで
短めにするのが紺谷さん流のバランス。

「ものを出し入れするときも
このくらいの位置のほうが手が届きやすい。
洋服に合わせて調節できるのもいいですね」

5歳の息子と一緒に出かけるときは、
大きなバッグとポシェットという
2個持ちが便利だそう。

「子どもがいると荷物は多くなりがち。
かさばるけれど、子どもと手をつなぐので、
片手はあけておきたい。
だから財布などをすぐに取り出せるように
ショルダーバッグは必須アイテムなんです」

いつもは布バッグがほとんどという紺谷さん。

「ハイブランドのレザーバッグに憧れもしますが
何十万円もするのに、
翌年には流行遅れになってしまう。
それは私には向いていないなと思うんです。
これはシンプルで上質だから、
飽きずにずっと永く使えそう。
そういう安心感がありますね」

2019-12-15-SUN