REPORT

暦帖レポート

「暦帖」のある暮らしって、どんな感じだろう。
「こんなふうに」という様子を、
伊藤まさこさんの自宅から紹介します。
伊藤さんの撮影した写真も、いっしょにどうぞ。

我が家のダイニングの一角には、
その時々で読みたい、または眺めたい本を置いています。
すぐ横のテーブルでは食事をしたり、
仕事をしたり。

本の一番隅っこ、
手に取りやすいところに暦帖を置いて
いつでもすぐに予定を確認できるように。

背表紙や、ちょこんと出た栞もいいかんじでしょう?

暦帖は、
一年通して飽きがこず、
男性にも女性にも受け止めてもらえる、
おだやかなグレー。
はじめてサンプルの仕上がりを見た時は
本当にうれしかった。
水色からグレーにかけての
微妙な色合いが大好きなものですから!

ここは、仕事しかけのものを
一時的に置いているカウンター。
好きな色を集めたら、
仕事の途中でもいい風景ではありませんか。

パタンと開くと、こんなかんじ。
さて一番最初は何を書こう?
このちょっとした緊張感が好きなのです。
「一年のはじまり」背筋がのびるかんじがして。

パソコンと暦帖を開けば、仕事のはじまり。
とじたら、今日はもうおしまい、の合図。
こうして自分の中で1日の区切りをつけるのです。
暦帖のグレー、パソコンとの相性もいいでしょう?

書き損じても鉛筆ならば安心。
先が丸くなったら、
シャリッ、シャリッと音を立てて削る。
ちょっと忘れかけていた懐かしい記憶がよみがえります。

(伊藤まさこ)

2019-11-06-WED