このところ「weeksdays」で
毎シーズンのように紹介している
「t.yamai paris(ティ・ヤマイパリ)」。
t.yamai parisの服が好きなあまり
“ファンクラブ会員”を自認している
「ほぼ日」乗組員を集めて、
「t.yamai paris」の魅力を語りました。
(あ、もちろんそんなファンクラブは存在しません、
あくまでも自認、私設です。)
一見、オトナの女性にはハードルが高いと思われがちな
リバティプリントやフリルがついたアイテムも、
だれもが違和感なく着られるのはなぜ? 
年齢、体型、趣味はひとりひとりちがうのに、
それぞれの似合い方で着こなせるのはどうしてなんだろう? 
そしてこの初夏に加わった新アイテムについての話題も! 
聞き手は、伊藤まさこさんです。

t.yamai paris ファンクラブ 参加メンバーのプロフィール

伊藤まさこ
スタイリスト/weeksdaysプロデューサー。
最近は骨董市通いがたのしみで、
都内から地方へと足を伸ばしている。
東京の暑い夏を避けるべく、
ことしの夏も週末を軽井沢で過ごす予定。
t.yamai.parisの山井夫妻とは20年来の友人。
パリのご自宅にもうかがったことがあるそう。
「付かず離れずで、いい関係が続いています」

冨田裕乃
「ほぼ日」公式のSNSなどPR・プロモーションを担当。
「MOTHER」や「5DW+」などでは
企画、イベントやグッズの製作も。
社内では濃い野球ファン(G党)で知られているが、
最近は、音楽ライブに足を運んだり、
ライブ配信や動画鑑賞に時間を費やしている。
長年のフラダンス経験により体幹がしっかりしており、
ふだんの服にはどちらかというとスポーティな印象が。

太田有香
「ほぼ日」コンテンツ事業部所属。
「weeksdays」でも活躍する「数字に厳しい先輩」。
洋服の好みは比較的コンサバ。
最近はシャツがブームで、
春夏のいろんなシャツが気になっているそう。
yamaiのシャツはすでに愛用していて、
なかでも開襟シャツがお気に入り。
今回販売するシャツが全部欲しくて、
どれにするか迷い中。

藤井裕子
「ほぼ日」コンテンツ事業部所属、「weeksdays」担当。
服はシンプルでシュッとしたものを着ている印象で
そのすらっとした体躯からは想像できない
爆食爆飲のグルメ&グルマンドで、
「あの街でおいしい店知らない?」と訊くと
リストを即LINEしてくれるほどの料理店情報通。
その規模は都内のみならず地方都市までを網羅。
お気に入りの街の居酒屋に泊まりで通ううち
「いっそ移住を検討中」。夢は小料理屋のおかみ。

t.yamai paris とは?

t.yamai paris(ティ・ヤマイパリ)は
山井孝(やまい・たかし)さんと
山井自子(やまい・よりこ)の二人が
1995年、パリでスタートしたブランド。
リュクサンブール公園近くにブティックをオープン。
2010年、東京に拠点を移す。
ベーシックを軸に甘さとモダンさをミックスした
大人の日常着を提案。
エレガンス、フェミニン、クラシカルをキーワードに
自分らしい着こなしを大切にする
女性のための服作りを続けている。

■website
■Instagram

02
それぞれの着こなしができる服

太田
藤井さんもyamaiの服、
すごくたくさん持ってますよね。 
藤井
すっごく持ってます。
私も「weeksdays」で知って、
最初に買ったのが今日も着ている
「トリコットサッカージャケット」
これでもう大好きになってしまいました。
「トリコットサッカーワンピース」なんて、
ブラックとネイビーとブラウン、全色着てます。
太田
全色揃えてたんだ(笑)! 
ジャケットはほぼ日の中でも
持ってる人がすごく多いアイテムですね。
伊藤
パリにいる私の知り合いも
持ってる方が多いです。
長時間着ていても、脱いで畳んでも
クシャクシャにならないから、
飛行機の移動なんかも楽なんですよね。
カメラマンの有賀傑さん、男性だけど、
すごくお似合いで、気に入って着てくださっているし。
藤井
そうなんです。
だから色違いで揃えました。
太田
実は私もブラックとブラウンを持ってます。
冨田
そうなんだ! ジャケットって、
あんまり着ていくところがないなぁ、
と思っちゃって‥‥。
伊藤&太田
これはカーディガンです!
冨田
声がそろった(笑)。
え、カーディガン感覚で着ればよい、
っていうことですか。
太田
そうなの。ジャケットだけど襟がないので、
ほんとにカーディガン感覚で着られますよ。
今日は私、デザイナーの自子さんの着こなしを真似して
このジャケットの下にセーラーカラーのシャツを着てます。
セーラーカラーって初めて買ったんですけど、
こういうチャレンジングな形も
yamaiのなら着られるって思えるんですよね。
藤井
私も、フリルつきの服に挑戦したのは
「t.yamai paris」がきっかけでした。
太田
ね。
ほかのだと似合わないかもしれないって
不安になるけど、
挑戦させてくれる何かを持っている気がします。
伊藤
たしかに。
「トリコットサッカーワンピース」も
胸や背中の開きが広めだったりするんだけど、
なぜか大丈夫なんですよね。
藤井
袖の広がり方もふわっとしてるので
かわいすぎるかなって思ったんですけど、
着ると全然そんなことなくて。
涼しいしシワにならないし、すぐ乾くので
気づけば全色持っていました。
太田
好きな形だと絶対着るから、
色違いで欲しくなっちゃうんですよね。
あと、サイズ感もすごくいいなと感じます。
私は身長が163cmで少し高めなので
他のブランドだとサイズによっては
小さく感じるものもあるんです。
でもyamaiの服はワンサイズ展開だけど
合うかどうか気にしなくていいというか。
その人にちょうどいい感じで着られる気がします。
冨田
たしかに。
私も背が高いけど、
サイズや丈は気にしたことないかも。
太田
ジャケットも、
少し大きめのつくりに見えるけれど、
社内の小柄な人たちも違和感なく着てますもんね。
いろんな人に似合う形になってるのが
すごいなと思います。
伊藤
そうか。
「t.yamai paris」が他の服と違うところは、
服のほうからその人に合わせてくれる、
ってことなのかな。
太田
たしかに! 
「weeksdays」のチームメンバーでも、
同じ服を着ているのにあまり気づかないんですよ。
服の趣味がまったく違う人が
yamaiの同じ服を着ていても、
その人の着こなしになってる。
冨田
そうだ、そうだ。
個性的な組み合わせもできるし、
シンプルな着こなしもできるのがすごいですよね。
伊藤
そこはパリのエッセンスなのかな。
「その人に合う」。
藤井
そうですね。
だから、緊張感がなく着られるのかも。
太田
でも、見た目はリラックスしすぎず、
「おしゃれな服を着てる」
っていう気持ちになれるからうれしいんです。
お取引やインタビューで自子さんにお会いすると、
yamaiの服をさりげなく着こなしてらっしゃるのが
すごく素敵で、
見ているといつも欲しくなるんですよね。
伊藤
奥さまの自子さん、
本当にお似合いですものね。
シーズンごとに展示会に行くけど、
すごくアイテム数が多いというわけではないのは、
自子さんが本当に着たいものだけを
作ってらっしゃるからなんだなと思って。
藤井
そうですね。
それを孝さんとお二人で
形にされているんでしょうね。
伊藤
自子さんは私より少し年上だと思うんだけど、
その年代の方が考える服だから心地よく着られる
というのもある気がします。
腰まわりやお尻を隠したいとか、
30代の人が着たい服とはやっぱり違うから。
太田
でも、
「隠してます」という感じのシルエットじゃないのが
いいですよね。
伊藤
そうそう、そうなの。
あくまで形はきれいなんです。
太田
山井さんと自子さんからは、
どこかパリっぽい雰囲気を感じません? 
藤井
そうそう。
佇まいがパリっぽくて素敵ですよね。
伊藤
私が出会ったのは
山井さんのパリのお宅に伺ったときでした。
20年以上前になるんだけど、
その頃は山井さんのお子さんも小さくて、
子ども服も作ってらして、
すごくかわいかったです。
しばらく経って東京に帰っていらして、
展示会があるというので伺ったら、
もう全部欲しいくらい素敵だったんです。
それで、「weeksdays」のみんなに
このブランドを取り扱いたいって伝えて、ね。
太田
はい。みんなで
「あれもこれも、かわいい!」
って盛り上がりました。
冨田
こういう服、他にあまりないですよね。
私はワードローブの中身をわりと入れ替える方で、
また欲しくなったら買えるなと思うものは
姪っ子にあげたりして手放すんです。
でも、yamaiの服はずっと置いてます。
太田
また次のシーズンで同じようなものが買えるか
わからないし、みたいな。
冨田
飽きずにずっと着たいなと思えて
長く残っているのが
「t.yamai paris」の服なんですよね。

上:シアークレープペプラムシャツ

(つづきます)
2026-05-12-TUE