ほぼ日が「マンガ部」をはじめます。
「マンガ部って、なあに?」という問いを、
じぶんたち自身にも投げかけるように、
「ほぼ日マンガ部」最初のメンバーである
「糸井」「皆川」「サノ」の3人で話をしました。
募集ページを読んでいただいている今この時間が、
誰かにとっての「新しい夢」の
幕開けになっていたらいいなと、
そしてこの募集がそんな「あなた」と
出会える場になっていったらいいなと、
部員一同、心から思っています。
ぜひ、応募の参考にしていただけたら幸いです。

>マンガ担当:山本さほ

山本さほ(やまもと・さほ)

1985年生まれ。幼少時代からの
親友「岡崎さん」との友情や
子供時代の思い出を描いた
自伝的作品『岡崎に捧ぐ』を
ウェブサイト「note」に掲載し、大きな話題になる。
現在、『無邪気な16bit』(週刊ファミ通)、
『おかあさんクエスト』(文春オンライン)を連載中。

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糸井
時間にしたって、たぶん、5倍ぐらい考えてますよ!
サノ君や皆川さんと違って、
ぼくには今かわいがる子どももいないし。
サノ
いや、もう、時間だけじゃなくて
あらゆることにおいて
「おんなじように」ではないんですけど!
でもやっぱり、ぼくたちが考えて、
糸井さんはそれをジャッジするだけ、
みたいなチームじゃないじゃないですか。
皆川
ああ、でも、たしかにそれは違いますね。
なんなら糸井さんがいちばん、
「アイディア」を持ってきてくださってるかも。
もう、圧倒的に足が速くて、
追いつきたいなあと思って
いろいろ見たり聞いたり考えたりするけど、
「糸井さんそのあたりでスキップしてたのに、
また急に姿見えなくなったぞ」みたいな。
糸井
真面目に答えると、もう、毎日考えてますよ。
これできるかな、あれできるかなあとか、
本当に毎日考えます。
最近考えてることのひとつを言っちゃうと、
例えばの話、
「キャラクタービジネス」って言葉が、
今ってもう、大流行じゃないですか。
とくにビジネスのサイドから
「キャラクター」だとか「IP」について
話をしてる人たちにとっては、
今はゴールドラッシュですよね。
で、俺たち「マンガ部」は、
「IPと言われるもの」も絶対扱うと思うんだよ。
だって、すでにほぼ日の中にも、
その候補がいっぱいあるんだから。
サノ
ものすごくありますね。
糸井
「MOTHER」なんてもうすでに、
人から見たら「IPビジネス」だよね。
で、たぶん一部からは、
「ほぼ日もそっちで行くんですね」って
言われると思うんだよ。
「IPビジネス」っていうと、
いまは「権利でお金を稼ぐビジネス」
というイメージがあるじゃないですか。
「権利そのもの」が価値になっちゃってるっていう。
「そっちで稼ぐんですね」っていう。
でも、「IP」っていう言葉ひとつで、
勝手に「ビジネスの話」にまとめられたくない
っていう思いが、すごくあるんですよね。

糸井
お母さんは、子どもにタダでおっぱい飲ませてるじゃない。
「あとで恩返しなさいよ」なんて言わないじゃん。
「あとで得するから」とか、
そんなこととは全然べつのところで
「子どもっていいなあ」って言ってるのに、
「ああ、子どもを育てるっていいですよね、
老後に面倒を見てもらえますからね」みたいな、
全部そういう話にしないでくれっていう気持ちもあって。
「儲け」を軸に考え過ぎてますよね。
ここをやっぱり、「夢」とか「希望」に戻したい。
皆川
キャラクターもIPも、
今よりもっと「新しい夢」を見れる。
糸井
うん。
「マンガ部」はきっとそういう文脈で、
「キャラクター」とか「IP」みたいなものを
扱っていくと思うんです。
「夢」だとか「希望」だと思えることをやってたら、
絶対人って‥‥来てくれると思うから。
人は、「うれしいから集まってくる」んで。

皆川
なんか今ってちょっと
「起業ブーム」みたいに言われたり、
ある程度力をつけてきたときに
「転職」じゃなくて
「起業」とか「独立」をしたいっていう人が
わりといる時代だと思うんですけど。
この「マンガ部」という場所は、
会社という、「チーム」でできる夢を見るために、
なにかしらの筋力をつけてきた人が集まって、
「自分はこういうことできるよ」っていうのを見せ合って、
みんなで見たこともないような
化学反応を起こしていけるチームになるといいなあ、
っていうイメージがありました。
糸井
あるねえ。
「勤める」っていう言葉のつまんなさを、
けっこうたくさんの人が感じ始めてる時代ですよね。
マンガの世界にしたって、
「作家になって生きていきたい」って人ばっかじゃなくて、
「会社に勤めるのが嫌だ」っていう人とか、
「昔描いてたけど、いまは渋々はたらいてます」
みたいな人なんかも混じってると思うんです。
でも、ぼくらが「マンガ部」をつくったせいで、
いま言った「全員」の可能性が増えるといい。
サノ
ぼくもまだほぼ日に来て2年ですけど、
「勤めるということばのつまんなさ」と、
「ほぼ日ではたらくということ」は、
けっこう‥‥違うところにある気がします。
ぼく、ほぼ日に来るまでは、
「プライベート」と「はたらくこと」が
パキッと分かれてたというか、
「プライベートのときには仕事のことは考えたくない」
と思っていたんですけど、
ほぼ日に来てからそのふたつが
どんどんくっついてきていて、
それがすごくハッピーな感覚で。
皆川さんも6月に入社されたばかりですけど、
きっとこの先、すごく感じるんじゃない、か、と‥‥。
糸井
そんなの、人それぞれだろう!
サノ
そうですよね、言いながらじぶんでも思いました!
先輩ヅラしてました!
全員
(笑)。
糸井
俺が君にツッコむとウケるんだよ。
サノ
よかったです。

皆川
でも、サノくんの言いたいことはすごくわかるというか、
ほんとにほぼ日ってなかなかない風土の会社だなあって、
入ってからわかることがたくさんあって。
思っていた以上に、全然違うんですよ(笑)。
糸井
おおー。
皆川
プライベートの時間にも
仕事してるような脳になるときもあるし、
逆にはたらいている時間のなかに
遊んでるような感覚が混じることもあったりして、
そこの境がどんどんなくなっていって‥‥
それがすごく楽しいんですよね。
「マンガ部」のフィルターで見ると、
子育てなんかももっと楽しくなったりしていて。
人生も仕事も全部地続きなんだなっていうのは、
ほぼ日に入ってから気づいたことですね。
糸井
ジャングルの奥で魚を獲ったり木の実を採ったりして
暮らしてる集落があるじゃない?
そこで「カヌーを作ってる時間」っていうのは、
それはもう、「ワーク」でも「ライフ」でもないよね。
ほぼ日では、仕事をそういうものに
感じてもらえたらいいなあと思ってるんです。
はたらきかたにしたって、
人によって相談したほうがいいですよね。
たとえばおふたりともお子さんがいらっしゃいますけど、
「家族の都合にあわせて
はたらく時間をコントロールする」なんてことは、
もう、当たり前にやってるでしょ?
サノ
はい。
皆川
してますね。
そういう相談を仲間にするときにも、
「すいません‥‥」みたいな空気はない気がします。
糸井
そのあたりは、「マンガ部」というより、
「ほぼ日ではたらく」ということの前提ですよね。
「ライフ」の中に、「ワーク」が混じってるんで。
ワークライフバランスって言葉も、
「分けすぎ」って思います。
ほぼ日ではたらくっていうのは、
そういう場所に入ってくるってことなんだろうね。

サノ
お話できることはまだまだある気もしつつ、
きっと面接の場でも、
目の前のお一人おひとりに対して
お伝えできることがあると思うので。
本日はこのあたりで終わりにしたいと思います。
ありがとうございました!
皆川
ありがとうございました。
糸井
ありがとうございました。たのしみだね。

(おしまいです。ご応募、お待ちしております!)

2026-02-13-FRI

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