
ほぼ日が「マンガ部」をはじめます。
「マンガ部って、なあに?」という問いを、
じぶんたち自身にも投げかけるように、
「ほぼ日マンガ部」最初のメンバーである
「糸井」「皆川」「サノ」の3人で話をしました。
募集ページを読んでいただいている今この時間が、
誰かにとっての「新しい夢」の
幕開けになっていたらいいなと、
そしてこの募集がそんな「あなた」と
出会える場になっていったらいいなと、
部員一同、心から思っています。
ぜひ、応募の参考にしていただけたら幸いです。
- サノ
- ええっと、今日はここに3人いますけど、
まず、今は、ぼくたち3人が「ほぼ日マンガ部」です。
- 糸井
- そうだね、今はこの3人ですね。
- サノ
- このメンバーではじめて集まったのが8月26日で、
そこが一応、マンガ部の「創立記念日」なんですけど。
このとき糸井さんが、
「ほぼ日マンガ部を創設します」という
社内向けの宣言文を書いてきてくださったんですよね。
で、その冒頭のことばが、こちらで。
野望で始める。
ほぼ日がマンガ部を作ります。
今回は公園部やつなひき部のような
楽しいクラブ活動としてではなく、
世界をあっと言わせたり
ドキドキさせるような
『面白い事業部』としてスタートします。
本気でほぼ日手帳を追い越すような
大きな世界市場を創造するのです。
- サノ
- この書き出しを見たとき‥‥
皆川さんはどう思いましたか?
- 皆川
- なんか‥‥「わっ」ってなりました。
「野望から始める」っていうところに。 - 私も今年の6月にほぼ日に入ったばかりなんですけど、
それまでは17年くらい、一つの出版社ではたらいていて。
そこでものづくりの「筋トレ」みたいなことは
ずっとしてきたけど、
マーケット調査とかデータとかを見続ける毎日に
ちょっと疲れちゃったというか、
じぶんにとって大事だったはずの「夢」みたいなものを
もう一度大切にしてみたいと思って、
ほぼ日に転職した人間なので‥‥
もう、「わっ」って。
- サノ
- そうですよね。
ぼくもやっぱりその、「わっ」があって。
ワクワクしたのはもちろん、
糸井さんがなにかを始めるときに
「ほぼ日手帳を本気で追い越すような
大きな世界市場を創造する」
みたいな宣言をすること自体、
けっこう驚いたというか、新鮮だったんです。 - 今日はまず、
このあたりのお話から伺ってもいいですか。
- 糸井
- これはやっぱり、
「内輪のメンバー」に向けて書いてるんですよ。
だから、まさか‥‥
読まれるとは思わなかったんだけど(笑)。
- サノ
- はあっ、すいません‥‥!
- 糸井
- いやいや、いいんだけどさ(笑)。
質問にちゃんと答えると、
こういう始まり方にしたのは、
「ほぼ日マンガ部」として
最初のミーティングをやろうというときに、
「おままごとじゃない」とぼくが思っていることを
伝えたかったんですよ。
- サノ
- 「おままごとじゃない」。
- 糸井
- たとえば「公園部」は、
本来、総務とか人事の人が考えるような「福利厚生」を、
社内で手を挙げた人たちで集まって考えるチームですよね。
簡単に言えば、
「みんなが会社に集まりたくなることを
次々と考えるチーム」。
- 皆川
- 毎月「ケーキの日」をやったり、
屋上に「芝生の公園」をつくったり。
- 糸井
- そうそう。
で、「つなひき部」はつなひき部で、
神田錦糸町の「つなひき大会」に本気で挑戦したい!
という乗組員たちが集まったチームですけど、
やっぱりこのふたつは
「みんなで楽しもうぜ」っていうチームであって、
「事業」ではないんですよね。 - でも「ほぼ日マンガ部」は、そうじゃない。
「もしかしたらこれを中心に、
これから俺たち、えらい苦労するかもしれない」
っていう、そういう覚悟が必要なので。 - まだいない部員たちに向けて、
「おもしろいし、大変だぞ」
って言いたかったんですよね。
つまりマンガ部は、
登ろうとしてる山の高さを示すときに、
指先に角度がついてるんですよ。
「頑張るぞー!」(前を指さして)じゃなくて、
「頑張るぞ。」(上を指さして)なの。
だから、珍しくそう書いて。
で、じぶんもそれで、煽られた。
- サノ
- おおー。
- 糸井
- 「この気持ちを忘れないようにしろ」って。
で、この文章はあなたたち以外にも
何人かに読んでもらってるんだけど、
やっぱりみんな、そこの部分がいいって言うね。
- サノ
- やっぱりそうですよね。
しかもこの「野望で始める」の部分ってたしか、
もともとは宣言文の
「締めくくり」として書かれたんですよね。
でも最終的に、このパートを一番上に持ってきた。
- 皆川
- ああ、おっしゃってましたよね。
これって、どうしてだったんですか?
- 糸井
- 「バカを言って始める」
っていうことをやりたかったんだよね。 - 今の世の中ってどうしても、
「何がどう儲かるからやる」
って話ばっかりじゃないですか。
「調査したらここに5%隙間があったので、
ここをこうやって攻め込めます」みたいな、
そういう話にすぐ収まっていっちゃう。
でも、もう、それは、AIがやればいいんで。
「ほぼ日マンガ部」はそうじゃなくて、もっと、
子ども同士が「海賊王におれはなる!」とか、
「世界一の野球選手になる!」とか
って言ってるような話なんですよ。
- サノ
- 子どもがなにかを夢みるみたいに。
- 糸井
- そうそう。
そういう大きさの「夢」の話なんだと、
みんなに伝えたかった。
ぼくからすると「マンガ部」は、
「この先何が起こるかわからなくて
ドキドキします」っていうところが、
もう、考えれば考えるほどとめどもないんです。 - 考えてみたらこれも「マンガ部」の仕事だ、
あれも「マンガ部」の仕事だっていうのが、
いくらでも出てきちゃう。
寝る前にふっと思いついて、
そこからずーっと考えちゃったりして、
どんどん広がっていく。 - その感覚が久しぶりだなあというか、面白くて。
「会社にマンガ部をつくったほうがいい理由」とか、
そういう話だってもちろんできるんだけど、
それよりもさきに、
俺のこの「うわーっ」と思ってる気持ちを、
まず共有したほうがいいと思って。 - この宣言からだいたい2か月立ちますけど、
たぶんぼくだけじゃなくてみなさんも、
冷えてないですよね、この気持ち。
- 皆川
- はい、冷えてません。
2026-02-13-FRI
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