毎年毎年、お騒がせしております!
神田錦町につなひき大会のシーズンがやってきました。
ほぼ日のつなひき部、ヒッパレーズが参加するのは
4回めですが、今年はちょっと話が違います。
昨年3位に終わったヒッパレーズは、
チャンピオンの座を守ってきたこれまでと変わり、
トロフィー奪還を狙います。
原点に帰り、勝負より「楽しいつなひき」を大事にしつつ、
できるだけトロフィー奪還を狙います。
出場チームのみなさんにもがっつりインタビューして、
本番ではチーム同士の熱いドラマをお届けするつもりです!
レポートは、マネージャー松本が不定期更新。
最後まで、どうぞお見逃しなく!

 


〈日時〉
9月26日(金)18:30~
〈場所〉
ちよだプラットフォームスクウェア横の道路
現地での応援、お待ちしています!

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第9回 みんなで味わうアドレナリン! JINSさんインタビュー

こんにちは。
ほぼ日ヒッパレーズマネージャーの松本です。

今回は、2023年からヒッパレーズと合同練習を
してくださっているJINSさんに
インタビューをしてきました!
この日は、JINSさん、精興社さん、
みずほリサーチ&テクノロジーズさん、ほぼ日の
合同練習のあと、取材をさせてもらいました。
練習の熱気冷めやらぬ、
熱いお話をうかがいましたよ。

それではいってみましょう。
株式会社〜〜〜、
ジンズ〜〜〜、
ホールディングスすゎ〜〜〜〜ん!

株式会社JINS・山下さん、北垣内さんが並んで座っています。 ▲左から、株式会社JINS・山下さん、北垣内さん。

(合同練習を終えて)
JINS・北垣内
きょうはありがとうございました。
いい練習をさせてもらいました。
ところで松本さんは、つなはひかないんですか? 
──
こちらこそ、ありがとうございました。
いやぁ、私も出場メンバーの姿にあこがれて、
ひっぱろうかなと思っているんですけど、
なかなか自信がなく。
JINS・山下
練習を見ていると、出場者でなくても
「ちょっと楽しそう」と思いますよね。
北垣内
あの団結感がね。参加したくなりますね。
──
そうなんです。
今年こそメンバーに混じって
参加してみようかな‥‥。
ということで、練習後のおつかれのタイミングで
恐縮ですが、よろしくお願いします。
北垣内・山下
よろしくお願いします! 
──
JINSさんは、いままで出場なさった大会を
振り返って、いかがですか? 
北垣内
初めて出場したのは、2023年の第3回大会でした。
そのときはあまり本格的に
練習はできていなかったのですが、
本番で、2試合勝てたんですよ。
その、勝ったときの喜びというか‥‥
なんて言うんでしょうね、アドレナリンが出て、
みんなですごく興奮したのが記憶に残ったんです。
「このうれしさをまた来年も味わいたいな」
と思って、それからは続けて出場しています。
──
つなひきでしか出ないアドレナリンがありますよね。
北垣内
あります、やっぱり。

並んで座った山下さん、北垣内さんが笑っています。

──
昨年はたしか、神田警察署さんとたたかって
いらっしゃいましたね。
山下
はい。そして、惜しくも‥‥という結果でした。
──
今年は、リベンジを狙っておられますか。
北垣内
そうですね。優勝というところまでは、
僕は目指していないですが、
「勝つ喜び」をみんなで味わいたいです。
なので、まずは1勝を狙います。
──
まず1勝、そのとおりですね。
今年の練習はどんなふうになさっていますか? 
山下
昨年購入したつなを使って、
週に1回練習しています。
──
つなを買われたんですね。
山下
昨年の大会の1ヶ月前くらいに購入しました。
今年は、お隣のビルの
株式会社みずほリサーチ&テクノロジーズさんと、
毎週合同練習をさせてもらっているんです。
お互いの動画を撮り合って、
どんなフォーメーションがいいのか、
どんな姿勢がいいのかを、
一緒に振り返りながら練習を重ねています。
──
わあ、すばらしいですね。
みずほさんと一緒に練習されるようになった
きっかけはなんだったのでしょうか? 
山下
去年のつなひき大会前の抽選会で
ご挨拶させてもらったことがきっかけです。
現在JINSが使用しているオフィスに
以前みずほさんが入居されていたというご縁もあり、
そこから一緒に練習をしています。
──
お互いに高め合っていらっしゃるんですね。

JINSさんのオフィスにある、広々したスペース。床はつるつるした銀と木目が交互に並んでいます。白っぽい照明で明るい雰囲気です。 ▲©photo Takumi Ota JINSさんのオフィスにある、こちらの広々したスペースで合同練習をなさっているそう。以前、ヒッパレーズもこのスペースで練習させていただきました。

北垣内
みずほさんのキャプテン
(詳しくは、みずほさんのインタビューをご参照ください)
のモチベーションが高くて、
刺激をいただいています。
みずほさんはチームメンバー数も多いので、
それもすごいなぁと思っています。
──
集めるのは難しいですよね。
このあいだ、ヒッパレーズのメンバーが集まれなくて
人数が足りず、
練習を中止にしようとした日があったのですが、
みずほさんが来てくださって、練習ができたんです。
私たちも、みずほさんのモチベーションには
とても助けられています。

北垣内さんが、会社で購入なさったつなを持っています。なんだか似合っています。 ▲つなの似合う、北垣内さん。

──
合同練習もされているなかで、
今年、新たに取り入れている練習方法はありますか? 
北垣内
とにかく、常に自分たちのフォームの動画を撮って、
すぐチェックして、細かくチェックし修正しながら
練習するようになりました。
自分たちの動画だけでなく、
YouTubeでつなひきの全国大会などを見て
「プロはこういうふうにひくのか」
「こんなに低い姿勢なんですね」
とみんなで確認して、フォームに活かしていく
ということもやっています。
──
プロと比較しながら‥‥! 
全日本綱引選手権の動画、私も見ましたが、
本当に低い姿勢から動かなくてびっくりしました。
北垣内
そうなんですよ。
あの体勢、どうやってキープしているのか‥‥。
──
理想として、あの姿勢を頭に入れておくだけでも、
だいぶ違いますね。
北垣内
目指すものがあるといいですよね。
イメトレ、大事です。

並んで座った山下さんと北垣内さんが顔を見合わせています。

──
今年の出場チームのなかで、
気になっているチームや、
「ライバルかも」と思っているチームはありますか。
山下
我々の目標は「まず1勝」なので、
一回戦で当たる㈱IAO竹田設計さんです。
北垣内
それから、うちのブロックのシード、
丸紅株式会社さん。
昨年度、けっこう体育会系なメンバーで
揃えていらしたので、脅威ですね。
しかも、昨年の合同練習で正しい姿勢を
どんどん吸収なさって、力だけでなくテクニックも
身につけておられました。
姿勢の修正力がすごかったです。
僕らのチームは初めての人も多いので、
どこまで食らいつけるかわからないですが、
1勝目指してがんばります。
そして、初出場の株式会社竹尾さんも注目ですね。
紙の竹尾さんがついに来たか‥‥! と。
山下
いつ竹尾さんが参加されるのかと、
ドキドキしていました。
──
気になりますよね。
紙も束になると重いですから、
筋力のある方が多いと予想しています。
北垣内
これだけ参加チームが増えてくると、
このお祭りが盛り上がってきているのを
実感しますね。
注目度が高まっているというか。

JINSさんのオフィスの壁。小さな絵や鏡が18枚飾られていておしゃれな雰囲気です。 ▲JINSさんのオフィスの、サウナがある階で取材させてもらいました。おしゃれです。

──
あっ、あと、そうだ。
これを聞きたかったんです。
昨年度優勝チームの株式会社BlueMemeさんが、
じつは、2023年の大会で
JINSさんに敗退なさっていまして。
北垣内
そうだったんですか。
──
BlueMemeさんは、いまも
そのときの悔しさを忘れていないそうなんです。
昨年の大会ではJINSさんと当たることなく
優勝したということで、
「いちばん勝ちたかった相手に勝たずして
優勝してしまった」と。
だから、優勝したあとも、
BlueMemeさんはずっとJINSさんをライバルとして
狙っておられるとおっしゃってました。
北垣内・山下
ええっ?! 
山下
こちらからは、BlueMemeさんのことを
ただただ「強豪」と思っていたので、光栄です。
北垣内
光栄だよね。
ぜひ一戦できるように、
BlueMemeさんにたどり着きたいです。
──
ところがですね、トーナメント表を見ると、
BlueMemeさんとJINSさんが当たるには、
それぞれのブロックを勝ち抜いて
決勝で当たるしかないみたいなんです。

つなひき大会のトーナメント表。JINSさんは上のブロック、BlueMemeさんは下のブロックなので、決勝まで当たるチャンスがありません。 ▲JINSさんは上のブロック、BlueMemeさんは下のブロック。

山下
決勝ですか! くぅ〜! 
北垣内
こうなったら、決勝に行けるように、
僕らもがんばるしかないですね。
ライバルと思ってくださっていること自体、
モチベーションになります。
──
BlueMemeさんは、2023年にJINSさんに負けた
悔しさから、ほぼ日に「つなひきを教えてください」
と申し込んでくださったんですよ。
そこからすごく強くなられて
昨年優勝なさったので、
BlueMemeさん優勝のきっかけは、
JINSさんだったともいえるんです。
北垣内
そうだったんですか。
じゃあ、なんだか、
僕らももっと強くならなきゃだめだな(笑)。
こうして取材をなさっていると、
いろんなチームどうしの
ドラマが見えてきそうですね。
──
まさに、そうなんです。
インタビュアーの私が、いまのところ、
いちばん今年のつなひき大会を
楽しんでいると思います。
みずほリサーチ&テクノロジーズさんが
今年がラストイヤーとお聞きして、
応援したくなってしまったり‥‥。
山下
みずほさん、そうなんですよね。
甲子園で言ったら、3年の夏ですよ。
北垣内
ちょっとグッときちゃいますね。

並んで座った山下さんと北垣内さん。

──
では、ふだんのお仕事のことでも、
つなひき大会のことでも、
神田錦町に対する思いをお聞かせいただけますか。
北垣内
私たちが神田錦町に来たのは、
2023年の5月でした。
それまでにオフィスがあった地域では、
会社の外で、地域の方やほかの会社の方と
つながる機会があまりなかったんです。
でも、神田錦町では、この「ご縁日」のように
「横のつながり」を大事にしているのが
よく伝わってきて。
そんな場所で働けているのが、ありがたいです。
節々のイベントに出店するなど、
まちの一員としても関わらせていただいて、
すごく貴重な時間を過ごさせてもらっていると
思います。
僕らが入居するオフィスも近い将来取り壊される
予定なので、この町にいられるうちに、
なるべく多くのイベントに参加したいです。
──
えっ、JINSさんもラストイヤーが近いのですか。
勝手ですが、できるだけ長く
同じ町にいらしてほしいです‥‥。
北垣内
たぶん、最後の大会となったら、
泣きながらつなをひくんだろうな。
山下
負けたら、錦町の砂を持って帰って。
──
私は、合同練習でもう目頭が熱くなりそうです。

▲©photo Takumi Ota ▲©photo Takumi Ota

JINSさんのオフィス1階にあるカフェ「ONCA COFFEE」の黄緑の看板。店内には落ち着いた照明があります。 ▲©photo Takumi Ota JINSさんのオフィス1階にはすてきなカフェもあるのです。ここも、まだなくならないでほしい‥‥! 

──
最後に、
このつなひき大会にかける思いをお願いします。
北垣内
まずは会社のなかで、
つなひきが生む物語や楽しさが、
ちょっとでも広がっていったらいいなと
思っています。
──
たしかに、
つなひきをやっている人とやっていない人の
温度差が埋まるといいですよね。
一度練習のようすを見るだけでも、
わあっと引き込まれると思います。
北垣内
全体の本気度が上がっているのは
とてもいいことだと思うのですが、
参加者以外の方が「ついていけない」と
感じてしまわないようにしたいですね。
なので、どうやって、会社全体で思いをひとつに
できるかと考えているんですけど‥‥
まず僕らは、いまのメンバーで1勝することを
目指します。
そして「勝つ喜び」を会社のみんなに共有したいと
思っています。
山下
今年初めて参加するメンバーもいるので、
彼らも巻き込んで、熱い気持ちをひとつにして、
熱い一日にしたいです。
──
わあ、楽しみです。
昨年優勝されたBlueMemeさんも、
「優勝してから、社内での認知度が上がった」と
お話ししてくださったので、
勝ち進むにつれて、社内のつなひきモチベーションが
上がっていくのだと思います。
山下
そうなんですね。
たしかに、勝ち上がったら、
チームメンバー以外の社員も
「うちのチーム、強いらしい」と
興味を持ってくれそうです。
学校の野球部が甲子園に行ったら、
部員以外の生徒も野球部を応援したくなるのと
一緒ですね。
北垣内
そのためにも、やっぱり、
まずは1勝ですね。がんばります! 

つなを持ってガッツポーズをする北垣内さんと、隣で笑顔でガッツポーズをする山下さん。

JINSさん、ありがとうございました!
「会社のみんなで、勝つ喜びを共有したい」
というお話、とても共感しました。
みずほさんとの地道な合同練習の成果、
楽しみにしています!
そして、BlueMemeさんとの
たたかいは見られるのか‥‥要注目です。

次回はとうとうラストのインタビューです。
多くのチームが「注目しています」
答えてくださった、今年の台風の目、
あのチームに取材してきましたよ!
予想以上のやる気を見せていただき、
背筋が伸びました。

それではまた次回、お会いしましょう。
JINSさん、エンジョイ、アンド、ビクトリー! 

(次回に続く。次は最後のインタビューです!)

2025-09-22-MON

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