ふたつの対談をいったりきたり

こんにちは、「ほぼ日」の奥野です。
ご存知だと思いますけど、
ここ数ヶ月内に、我らがラヂヲ先生は
2冊の本をお出しになりました。
ひとつは『わるい猫』といいまして、
SNS時代の最新の4コマ漫画。
もうひとつは
『和田ラヂヲのここにいます』で、
往年の4コマ作品を復刻した大部の著。
それらの刊行記念として、
前者は画家のヒグチユウコさんと、
後者は旧知のゆかいな仲間たちと、
それぞれ別の日に、別の場所で、
それぞれ楽しく
おしゃべりしていただいたんですが。
あれ、あれあれあれ?
なんだか時空が歪んでいるような‥‥
パラレルワールドにでも、
まぎれこんでしまった‥‥ような‥‥。

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202X年某月某日 おしゃべり with ヒグチユウコさん 04 サザエさん一家から火の鳥まで

ラヂヲ
ずいぶん描いたなあ。

ヒグチ
そしたら、サザエさん一家に行きましょう。
まずは、タラちゃん。

ヒグチユウコさん ヒグチユウコさん

ラヂヲ
えっ、まだ!?
しかもタラちゃんからって。 んー‥‥(描く)。
できた。
──
あ、大人っぽい。

タラちゃん タラちゃん

ラヂヲ
いつも俺が描いてる少年になった。
ヒグチ
たぶん、髪の毛が3本立ってると思います。
ピーンピーンピーンって。
──
あと本物のタラちゃんは刈り上げですよね。
ラヂヲ
たしかに。そうだった。
ヒグチ
マスオさん。
ラヂヲ
マスオさん‥‥。
ヒグチ
難しかったら、伊佐坂先生でもいいですよ。
ラヂヲ
伊佐坂先生のほうが難しいよ。
マスオさんも‥‥刈り上げだったっけ‥‥。
ヒグチ
こっちのほうがタラちゃんだ(笑)。
ラヂヲ
えっ、これがタラちゃん!?
どう見ても、タラちゃんのお父さんだけど。
サザエ~って言ってるときの顔じゃないか。
ヒグチ
メガネもない。でも、好きです(笑)。

マスオさんとタラちゃん マスオさんとタラちゃん

ヒグチ
サザエさん一家でいえば、
あと、フネとカツオとワカメと波平と。
──
肝心カナメのサザエさんと。
ラヂヲ
カツオの髪型ってどうやったっけなあ。
ヒグチ
丸坊主ですよ。帽子を被ってます。
ラヂヲ
あ、わかった。できた。
これは「ねえさん」って言ってるとき。

カツオ カツオ

──
全体的に大人びてますね、一家の面々。
ラヂヲ
ちょっと声変わりしてるかもしれない。
このカツオ。
ちなみに波平って、毛が1本だっけ?
ヒグチ
ご兄弟いますよね、海平さんっていう。
紙の毛の本数がちがうんですよ。
ラヂヲ
メガネかけてたよね。
ヒグチ
かけてますね。
ラヂヲ
ヒゲあったかなあ。
──
ヒゲ‥‥って、ありましたかねえ。
あー‥‥誰かに似てる。

波平 波平

ラヂヲ
誰かに似てるって、波平だよ!
波平以外の何者でもないじゃないか。
海平も描いておこう。毛2本にして。
同じ顔で描けばいいんでしょ。
──
はい、双子のお兄さんだそうなので。
いま調べたところ。
ヒグチ
双子だったんだ。
ラヂヲ
兄さんのほうが2本なの? ふーん。
ヒグチ
最後にタマですね。
ラヂヲ
はいはい、タマね。
タマの耳のかたちがわかんないけどな。
ヒグチ
目はたしか、そんな感じで大丈夫です。
ポイントは鈴です、鈴。
ラヂヲ
あ、そうか。鈴。鈴があるんだ。はい。

サザエさん一家 サザエさん一家

ヒグチ
鈴、ちっちゃ(笑)。
サザエさん一家が出そろったところで、
手塚治虫先生へいきましょう。
アトム以外でお願いします。
──
先生は『火の鳥』を出してますもんね。
『和田ラヂヲの火の鳥』という
まさかの手塚治虫トリビュート作品を。
ラヂヲ
出してるよ。火の鳥は何度も描いてる。
──
つまり、お手のものであると。
ラヂヲ
うん。‥‥ラドンみたいになったけど。
ヒグチ
たしかに(笑)。
ラヂヲ
鳥貴族みたいになったけど。
ヒグチ
ははは(笑)。じゃ、ヒゲオヤジ。
ラヂヲ
ヒゲオヤジって、
帽子を脱いだマリオみたいな感じかな。
ヒグチ
ま、その認識でオッケーだと思います。
ラヂヲ
んー‥‥はい、できたぞ。ヒゲオヤジ。
ひどいな。波平と変わんないな。
ヒグチ
これでやっと磯野家がそろいましたね。
──
磯野家は、すでにそろってますよ(笑)。

ヒゲオヤジと火の鳥 ヒゲオヤジと火の鳥

ヒグチ
ブラック・ジャック。
ラヂヲ
ああ。
ヒグチ
描けるんだ。すごいじゃないですか。
ラヂヲ
こうかな。
──
ちょっとだけ
あしたのジョー入ってる感じですけど、
いいですね。

ブラック・ジャック ブラック・ジャック

ヒグチ
ピノコ、アトム、お茶の水博士‥‥。
ラヂヲ
博士ってハゲてた?
ヒグチ
いや、髪の毛あります。あ、上手です。
アインシュタインですね。
ラヂヲ
ちょっとだけベロ出しときましょうか。

お茶の水博士 お茶の水博士

ヒグチ
どろろ。
ラヂヲ
こんなやつ?
ヒグチ
百鬼丸もお願いします。
ラヂヲ
こうかな。
ヒグチ
それじゃスネ夫ですね。
ラヂヲ
ウソでしょ。
ヒグチ
ウソじゃないです(笑)。
百鬼丸は、
着物に手裏剣みたい模様が入ってます。
ラヂヲ
これでどうだ。

左上から右へヒゲオヤジ、火の鳥、ブラック・ジャック、ピノコ、
左下から右へアトム、お茶の水博士、写楽保介、百鬼丸
左上から右へヒゲオヤジ、火の鳥、ブラック・ジャック、ピノコ、 左下から右へアトム、お茶の水博士、写楽保介、百鬼丸

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(一方そのころ、もうひとつの時空では。
次回、
04 おしゃべり with ゆかいな仲間たち
へと続く)

2026-08-23-SUN

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    SNSにアップされた数百本の4コマ作品を
    再編集のうえ書籍化した『わるい猫』、
    傑作『和田ラヂヲのここにいます』を中心に
    1990年代の作品を
    ラヂヲ先生自ら選定・再編集した
    『和田ラヂヲのここにいます ヘヴィー級』。
    どちらも、うれしい厚みで、
    どちらも、どこから読んでもおもしろい。
    『わるい猫』はこちらにて、
    『和田ラヂヲのここにいます 超ヘヴィー級』
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    また、ヒグチユウコさんのボリス雑貨店でも
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    (「新商品」のカテゴリの前から3ページ目、
    2026年8月17日【月】午前10時現在)。

    ちなみに‥‥ねんのためにおつたえしますと、
    昨年『わるい猫』発売のタイミングで
    ヒグチさんとラヂヲ先生に対談していただき、
    その原稿まとめをモタモタしているうち、
    ヘヴィー級&超ヘヴィー級の
    『和田ラヂヲのここにいます』が出てしまい、
    今回「超時間おしゃべり」と銘打って、
    ふたつの対談を同時掲載することにしました。
    パラレルワールドには迷い込んでいません。