ふだんのお仕事は？

　

「父がデザイン関係の仕事に
携わっていることもあり、
小さな頃から父が描いたものに
塗り絵をするのが大好きでした。

デザイン系の大学に進んだのですが、
さまざまなものを制作するなかで
成約のない「イラスト」の自由度の高さに
夢中になっていって、
友人のバンドのフライヤーづくりをきっかけに
大学2年生からイラストを描くようになりました」。

ほぼ日「つきのみせ」でもイラストを描いていただきました。

個展「顔」（2023年04月）より

　

「周りの方からは、
“かわいいだけじゃない”とよく言ってもらいます。
ちょっと、毒っけがあるというんですかね？（笑）
描き始めたころはマンガの『ご近所物語』が好きで、
絵をよく真似していました。
そこから少しずつイラストが変化していって、
今のタッチになっていきました。
クセのある感じを求めて依頼してもらえると
私自身もうれしいですし、
イラストはずっと描いていられます。楽しいです」。

「うんこドリル」（文響社）の挿絵も担当されています。

　

「ルミネのCMや雑誌の挿絵など
ひと目にふれる仕事は反応があってうれしいです。

あとは、今までやったことがない仕事も楽しいですね。
以前、スマイルズの遠山正道さんをきっかけに、
新種のイミグレーションズというコミュニティに
参加させてもらっていました。
経営者の方から現役の大学生まで
さまざまなバックグラウンドの方がいて、
「新種のバザール」という展示をしました。
そこで、もともと興味のあった民藝品に
絵付けをさせてもらったんです」。

　

「七転び八起きという願いが込められた
起き上がり小法師の、三角だるま。
私が生まれた新潟の民藝品で、
“よいことがあるように”という願いを込めて
絵付けをしました。

今後も、立体作品や民芸品に関わるお仕事を
もっとやってみたいですし、
“かわいいだけじゃない”は目指しているところなので、
そんな要望にも応えて
イラストを描き続けたいです」。

　

ふだんはどんなファッションをされますか？

　

「まだ子どもが小さいので、
カジュアルで動きやすい格好が多いです。
色味もシンプルなものを手にしますね。
子どもができたことで家の整理をしまして、
半袖など似合わない服に気づき、
思いきって断捨離をしました。
お気に入りだけが手元にあるのは、気持ちがいいです」。

　

marikomikuniを着てみて、どうですか？

honeycomb ヘザーグレー

　

「上品なカーディガンなので、
きれいめな印象になるように
コーディネートをまとめました。

色の組み合わせから
コーディネートを考えるのが好きなのですが、
ブルーとグレーの組み合わせが好きなので、
このオールインワンを合わせてみました。
グレーと赤の色遣いも好きなので、
足元は、赤色を足しています」。

　

「やっぱり、レース模様が素敵ですよね。
繊細できれいなんですが、
柄をよく見ていると個性も感じられて、
じっと見てしまいました。
後ろ姿もかわいいなと思います」。

もようのボレロ　fruitage

　

「模様を目立たせたかったので、
しらたま模様の白色に合わせて、
真っ白なリネンのワンピースと
白いデニムパンツを組み合わせました。
楽チンで動きやすいので、
しょっちゅう着ている
お気に入りのワンピースです。
植物柄のナチュラルな雰囲気とリネン素材は、
相性がいいなと思いました」。

　

「模様ももちろん素敵ですが、
色遣いがきれいだなと思いました。
グレーに白いしらたま模様、
ニュアンスのあるグリーンとペールブルー。
絶妙な色がお気に入りです」。

もようのボレロ　biscuits

　

「こちらのボレロも模様が特徴的なので、
クッキー柄が主役になるように
無地のワンピースを合わせました。
茶色と黒のダークトーンなので、
軽めの素材を選んでバランスを取りました。
叔父から譲り受けた
ヴィンテージのポシェットと、
ゴツめのブーツでカッコよくまとめています」。

　

「子どもがまだ小さいので
楽チンで動きやすい服を選びがちなのですが、
ボレロはさっと羽織るだけで
おしゃれになるので便利だなと思いました。
あとは、スカラップ模様が
アクセントになっていてかわいいです」。