夕方6時30分ごろになったら、
ほぼ日のキッチンでなにかをつくり、
まわりで適当な雑談をし、
それを生中継するという、
行き当たりばったりな中継コンテンツです。
さぁ、今日はなにをつくって話しましょうか。

中継のある日は、午後6時30分になりましたら、
Twitter(@1101complus)から生中継します。

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3月5日 

ショートケーキ

みなさんこんにちは、ほぼ日のスガノです。
さまざまなイベントがなくなったり
延期になっているなかで、
少しでもなにかを増やすことができないかな、と
急にはじめたこのコンテンツも、
5回めを迎えました。

本日も夕方6時半に、中継をはじめるかもしれません。
6時半になりましたら、
ほぼ日のTwitterをのぞいてみてください。
(↑Twitterアカウントから生中継します)

さて、もともと料理がそんなにうまくない私が
毎日不器用にやっているのを
会社の席の隣に座る先輩、武井さんが
あたたかく見てくれていて、
「いつかぼくの、悪魔かと思うくらいおいしい
ショートケーキをつくってあげるよ」
と言ってくれていたのでした。
昨日が決行の日。うまかったぁ。

<材料>
グラニュー糖36.75g/生クリーム400g/
マスカルポーネチーズ125g/ブランデー少々/
スポンジ台(通販で買いました)/いちご

グラニュー糖のグラム数が微妙な感じになっているのは、
武井さんが
「全体のクリームの7%くらいがちょうどいい甘さ」
と、計算したからです。

▲武井さんの計算式。 ▲武井さんの計算式。

クリームの泡立て方、
スポンジへのクリームの塗り方、
まさか同じ会社の先輩とは思えない、
ほんとうに見事な手際だったぁ。

動画はこちらで見返せます。
今回は短いので、ぜひ見てみてください。

ポイントはやっぱり、
クリームにマスカルポーネチーズが
入っていること。

これは、武井さんがある日あるときある場所で
食べたケーキがすごくおいしくて、
「どうしてこんなにおいしくなるの?」
と訊いたところ、ケーキ屋さんが
「マスカルポーネチーズが入っているのでございます」
と教えてくださったんですって。

マスカルポーネがわりとたっぷり入るのに、
チーズ的な風味はそんなにしない。
だからよけい、
「こんなにふつうの見ばえなのに、
どうしてどうして、
脳内がこんなにおいしがってるんだろう?」
と不思議になってしまうケーキでした。
ああ、悪魔!

▲断面をごらんあれ。 ▲断面をごらんあれ。

そして、第2のポイントは、
スポンジとスポンジにはさまれた部分。
ケーキ好きのみなさんは、断面に注目しますよね。
そう、その断面にたちあわれる、あの部分のことです。

そこにはクリームといちごがはさまれているのですが、
このいちごが1/2なんですよ。
半分切り。ふつう、ここはスライスじゃね?
半分切りだと、背中がまるくなって、
スポンジずれんじゃね?
ワンチャンできたとしても、それ、
やりすぎじゃね?

という、みんなの気持ちを武井さんは
「いいの、自分たちが食べるんだから!」
というひと言でブーンと吹き飛ばしていました。

▲中継には作家の浅生鴨さんも飛び入りしてくださいました。 ▲中継には作家の浅生鴨さんも飛び入りしてくださいました。

▲悪魔クリームのショートケーキ、食べるぞ。 ▲悪魔クリームのショートケーキ、食べるぞ。

悪魔を八つ裂き‥‥じゃなくて、
8つ切りにしたので、
総勢8名でいただきまーす。
いやぁ、今日残っててよかったね。

▲幸運なみなさん。まりさちゃん、なっちゃん、ちゅうやん、いさわさん。 ▲幸運なみなさん。まりさちゃん、なっちゃん、ちゅうやん、いさわさん。

今日のホットトピックは、
やっぱりターンテーブルでしょう。

▲ケーキを載せてくるくる回す、ターンテーブル。 ▲ケーキを載せてくるくる回す、ターンテーブル。

武井さんは、中継の冒頭で
「ぼくはふだん家ではお菓子はつくらないんですよ。
なぜなら計量がめんどうだから」
と言っていました。

ふだんお菓子をつくらないのに、
ターンテーブルが家にあるって、
どんだけ。

しかしこのターンテーブル、
あるとないとじゃ、
クリームの塗りやすさが
雲:泥、クリーム:スケキヨ、でした。

おきまりの質問
「朝いちばんに、なにをしますか」
の武井さんの答え
「ハイソックスをはきながら、
何を食べようか考える」
にも笑ったなぁ。

朝からパジャマにハイソックスはいて、
食べることを考えている武井さんには、
また来週、登場していただこうと思います。
たのしみ。

 

2020年3月5日 (スガノ記)

(土日はおやすみ! また月曜に!)

2020-03-06-FRI

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