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読者のみなさんから届いたお便り #121

 
祖母の一家の話。
わたしの祖母は、北関東の大きな農家の長女でした。
地主の一族です。
祖母の下に続けて妹がふたり生まれて、
3人姉妹だったそうです。
そのあと子どもに恵まれず、
祖母は婿取りして後を継ぐということに
なっていました。
それで当時としてはかなりめずらしく、
東京の女学校に通わせてもらい‥‥というところで、
なんと10数年ぶりに弟が誕生。
その弟が学齢にまで育って
跡継ぎは安心ということになり、
祖母も含め3人姉妹は
つぎつぎ嫁に行き実家を離れました。
弟の下に、もうひとり年の離れた妹も生まれました。
ところが、その弟が成長するにつれて
日本は戦争へと向かい、弟は学徒出陣で沖縄へ。
沖縄で戦死しました。
結局、いちばん下の妹が戦後に結婚して
墓などは継いだそうですが、
農地改革で土地はほぼすべて接収され、
苦労されたようです。
その妹も、比較的早く亡くなりました。
わたしはこのことを、
祖母が亡くなったときに集まった
3姉妹の下ふたりから聞かされました。
沖縄が返還されたのは
わたしが小学生になったころですが、
たしかに小学校のときに、
祖母が孫たちに
「おばあさん3人姉妹で沖縄にいったのよ」
と言って、
石碑や海の写真を見せてもらったことを
覚えています。
復帰直後で、沖縄に行くということが
非常にめすらしかったので印象に残っていますが、
これは戦跡を回ったのだったのだと
のちのち理解しました。
(匿名さん)

2026-03-07-SAT

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
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    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶