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読者のみなさんから届いたお便り #120

 
わたしの母は、昭和12年お正月の生まれ。
最初の記憶は、祖母(母の母)に抱かれて、
祖父(母の父)を駅で見送ったことだそうです。
祖父は、日中戦争に従軍したのでした。
その祖父が脳梗塞で倒れたのが、
たぶんわたしが小学校の4年か5年のころで、
まだ60歳にもなっていませんでした。
それまで孫である私たちに甘々だった祖父が
変わってしまいました。
わたしたちの顔を忘れてしまっていたのでは
なかったかと記憶してます。
そして、倒れてすぐのころは、
話すのが太平洋戦争のときのこと。
祖父は2回従軍したのでした。
太平洋戦争では南方に行っていたそうです。
通信兵で、部隊長の当番をして
パイナップルをカットしたりしていたと、
話していました。
あと、船に乗ってるときに一夜明けたら、
味方の船はみんな沈められて、
祖父の乗っていた船だけが助かったことなど。
でも、そのとき聞いたこと、忘れてしまったなぁ。
もっとちゃんとと聞けばよかったのかな‥‥。
戦争中、四国に住んでいた母の家族は、
親戚を頼って瀬戸内海の島に疎開しました。
20年くらい前に法事のついでだったか、
その島に母と妹弟合わせて4人そろって行きました。
わたしや弟や何人かのいとこも一緒でした。
そのとき、海辺の小さな集落を
「昔、住んでたのこのへんやな」とか、
母のきょうだいで言いながら歩いていたのですが、
そのとき作業していたおばあさんに
「◯◯という家があったの覚えてますか?」
と尋ねたところ、
近所に住んでいた知り合いだったということが
ありました。
(つばさくん)

2026-02-28-SAT

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
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    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶