
- 戦争を経験した曽祖母は既に亡くなっています。
わたしが小学生だったとき、
「戦争の話を聞いてきましょう」という宿題があり、
曽祖母に戦時中の話を尋ねたことがあります。
曽祖父にも赤紙が届き、
戦地に行ったことを知ったわたしは、
「赤紙が来てどんな気持ちやった?
戦争いややった?」と尋ねました。
昔の人たちはみんな戦争に賛同していたんだろうと、
わたしは考えていたのです。
すかさずわたしの母が
「そんなん嫌に決まってるやん」と割って入り、
そこではじめて
戦争の理不尽さ、悲しさに気づきました。
わたしの質問に
曽祖母が何と答えたのかは覚えていません。 - 先日観た戦争関連のテレビ番組で、
家族から出征する男性がいなかったことで
周囲から冷たく責められた、
という話をされている方がいました。
従兄弟が戦死したとき‥‥誇らしかったと。
わたしの曽祖母には、子どもが4人いますが、
みんな女性です。
軍国主義の社会の中で、
どのような葛藤を抱えて生きてきたのだろうか。
戦争が奪ったのは生命だけではない。
深い悲しみとやるせなさを感じます。 - いまわたしのとなりには、
あと1時間もすれば泣き出し起きてくる
幼い子どもが寝ています。 - 世界が平和になりますように。
心から強く願います。 - (みさと)
2025-11-18-TUE

