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読者のみなさんから届いたお便り #100

 
戦争を経験した曽祖母は既に亡くなっています。
わたしが小学生だったとき、
「戦争の話を聞いてきましょう」という宿題があり、
曽祖母に戦時中の話を尋ねたことがあります。
曽祖父にも赤紙が届き、
戦地に行ったことを知ったわたしは、
「赤紙が来てどんな気持ちやった?
戦争いややった?」と尋ねました。
昔の人たちはみんな戦争に賛同していたんだろうと、
わたしは考えていたのです。
すかさずわたしの母が
「そんなん嫌に決まってるやん」と割って入り、
そこではじめて
戦争の理不尽さ、悲しさに気づきました。
わたしの質問に
曽祖母が何と答えたのかは覚えていません。
先日観た戦争関連のテレビ番組で、
家族から出征する男性がいなかったことで
周囲から冷たく責められた、
という話をされている方がいました。
従兄弟が戦死したとき‥‥誇らしかったと。
わたしの曽祖母には、子どもが4人いますが、
みんな女性です。
軍国主義の社会の中で、
どのような葛藤を抱えて生きてきたのだろうか。
戦争が奪ったのは生命だけではない。
深い悲しみとやるせなさを感じます。
いまわたしのとなりには、
あと1時間もすれば泣き出し起きてくる
幼い子どもが寝ています。
世界が平和になりますように。
心から強く願います。
(みさと)

2025-11-18-TUE

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
    読者のみなさんからのお便りを募集いたします。

     

    ご自身の戦争体験はもちろん、
    おじいちゃんやおばあちゃんなどご家族や
    ご友人・知人の方、
    地域のご老人などから聞いた戦争のエピソード、
    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶