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読者のみなさんから届いたお便り #98

 
わたしの母方の祖父は呉の出身です。
1945年の夏には祖父の家族は呉に住んでおり、
当時17歳の女学生だった祖父の妹は、
広島の工場に行っていました。
8月6日も広島に行き、
路面電車の中で被爆し数日後に亡くなったと、
のちに祖父や母から聞いています。
今年の夏、わたしの息子(高校3年生)と
2人でドライブした際に、
祖父の妹の被爆について少しだけ話しました。
話しながら、自分よりも若く、
さらには
自分の子どもよりも若くして亡くなったことを
今まで以上に実感できたように思います。
わたし自身も広島県で育ったので、
平和教育は他県の人より受けてきたと思います。
一方でその話を聞きたくない人も多くいるので、
自分の子どもにすら、
これまで避けてきたように思いますが、
戦後80年ということや
ほぼ日での特集もあり、話せたのかと思います。
今後、どう語り継いでいくのかは
自分次第ですが、
機会を見つけて伝えることを考えるきっかけに
なりました。
いつもありがとうございます。
引き続き連載も読み続けたいと思います。
(おーもと)

2025-11-16-SUN

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
    読者のみなさんからのお便りを募集いたします。

     

    ご自身の戦争体験はもちろん、
    おじいちゃんやおばあちゃんなどご家族や
    ご友人・知人の方、
    地域のご老人などから聞いた戦争のエピソード、
    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶