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読者のみなさんから届いたお便り #66

 
わたしの父は、19歳で応召。
関東軍の歩兵として満州に渡りました。
戦争は一年足らずで終わりましたが、
ソ連で3年半の抑留体験をし帰還しました。
トルクメニスタンの
クラスノヴォツク第44収容所にて建築作業、
カガン病院をへてキルギスの第386収容所、
そしてナホトカを出発、昭和23年帰還とのこと、
父は優しい人でしたが、
わたしが手袋をするのを嫌がることを、
とても真剣に怒りました。
母が教えてくれたところによると、
父が足の指をなくしたのは
凍傷が理由だったそうです。
反抗期のころのわたしへは、
社会主義の国よりも、
今の日本の方がよいと思う、
ということなどを話してくれました。
父は62歳で他界しましたが、
もっと父と話したかったと思います、
(おおぜきひろみ)

2025-10-15-WED

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
    読者のみなさんからのお便りを募集いたします。

     

    ご自身の戦争体験はもちろん、
    おじいちゃんやおばあちゃんなどご家族や
    ご友人・知人の方、
    地域のご老人などから聞いた戦争のエピソード、
    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶