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読者のみなさんから届いたお便り #64

 
わたしは52歳の女性で、
亡くなった祖母から聞いた太平洋戦争終戦の話を
メールします。
祖母は太平洋戦争中、
夫である祖父が中国満州へ電気技師として行くことになり、
故郷鹿児島を離れ、
まだ4歳か5歳くらいの長男、長女を連れて一緒に付いて行き、
中国で生活していたそうです。
生活する中でソ連ロシア人による侵攻があり、
住んでいた家の近くで爆発があり、それから隠れるため、
外に出て茂みに隠れたことがあったと聞きました。
そしてロシア人に見つかったのだけど、
女子どもだからか、ロシア人は優しかったとも言っていました。
終戦の時は引き揚げ船に乗るため、
小さな長男長女の手を引き、
多くの引き揚げ者がいる混沌の中で
2人の手を絶対に離さないように必死で戻ってきたと
言っていました。
船の着いた先は京都の舞鶴港。
とても嬉しかったと言っていました。
とにかく混沌とした時代であり、
必死に生きてきたことが伝わりました。
もう30年ほど昔に聞いた話ですが、
衝撃的で今でも忘れられないです。
優しい祖母がこんな辛く大変な経験をしたのだと思うのと同時に、
大正生まれは強いといいますが、
間違いなく祖母も強かったと思っています。
この話を、わたしは娘2人にも伝えていますが、
公の場でも伝えたいと思っていました。
機会を頂き、ありがとうございます。
平和な世の中で、これからもあってほしいと願います。
(まっちゃんより)

2025-10-13-MON

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
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    感銘を受けた戦争映画や小説についてなど、
    テーマや話題は何でもけっこうです。
    いただいたお便りにはかならず目を通し、
    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶