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読者のみなさんから届いたお便り #37

 
祖父は中国へ出征していました。
大連を周り、戦後上海経由で帰国したとのこと。
出征時は20歳前後、
実家から遠く離れた駅から出発する際、
妹たち(祖父は10人兄弟の三男)が
泣きながら見送りに来てくれたそうです。
その兄にあたる長男さんは、
南方のガダルカナル島で戦死されました。
出征前、
「うちはまだ弟妹がたくさんいるので、
どうかよろしくお願いします」と、
自分も通った小学校の校長先生のところへ
挨拶に出向かれたそうです。
飢餓が壮絶だったと聞く、ガダルカナル島の戦い。
どんな最期を迎えられたのでしょうか。
祖父も早くに亡くなり、
戦争の話を直接聞いたことはありません。
けれど、祖父が50代で亡くなった際、
戦友の方が
「あいつが夢枕に立った」と遠くから尋ねてこられ
(家の住所も知らなかったのに、
◎◎町の◯◯と、
苗字だけで駅から探されたとのこと)
案内された墓前で号泣されたそうです。
祖父もその戦友の方も、長男さんも、
出征時は、20代の若者だったんですよね。
身が引き締まるような思いを感じました。
(匿名希望)

2025-09-16-TUE

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  • ヴェトナム戦争/太平洋戦争にまつわる
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    その中から、
    「50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶」
    の特集のなかで、
    少しずつ紹介させていただこうと思います。

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    特集 50/80 ヴェトナム戦争と太平洋戦争の記憶