「自分のからだを運転する」シリーズ 虫歯のない会社宣言!
いずれおとらぬ虫歯の猛者どもが大集合。 虫歯治療、いよいよスタート!

前回、お伝えした社内歯科検診の結果、
全員あわせて「35本」の虫歯が見つかった
わたしたち「ほぼ日」乗組員。

この「35本」を「ゼロ」にするため、
わたしたちは信頼できる歯科医院に、
会社ぐるみでお世話になることした。
「ライオン歯科衛生研究所 目黒駅前歯科診療所」である。


JR目黒駅から徒歩1分くらい、この目黒東宝ビルの5階。

健康な心と身体は健康な口腔から‥‥という
考えのもと、
長く虫歯の治療と予防に取り組んできた、
あの歯みがきの「ライオン」がやっている診療所。

ぜんぶで「35本」の虫歯を持つわれら乗組員は
ここの頼れる先生がたといっしょに、
「虫歯ゼロで、たのしい職場」を目指すのである。

実際の治療レポートは来週からはじめることにして、
今日はまず、このコンテンツに登場してくる
主な登場人物(虫歯患者つまりほぼ日乗組員)を、
ニックネームとともに、紹介しよう。

イラストは、知る人ぞ知る漫画家・NJTP先生
服装などが、かなりおかしなことになっているが、
ニックネームから連想した、ちょっとした演出として、
どうかご了承いただきたい。

健革連が虫歯の巣窟って、 どういうことだ!? ●虫歯四天王(ハリー/コイケ/おっくん/トリイ)

何でもござれの虫歯のデパート、ハリー。
治療途中のまま10年間も放置している
謎の虫歯患者、おっくん。
口のなかは案外タイヘンなことになっている、
美人秘書コイケ。
ある事情で「大学病院送り」が決定したトリイ‥‥。
これが、我が社の虫歯トップ4、
泣く子も黙る「虫歯四天王」である。
4人が4人とも、我が社の健康を託された
「健革連」メンバーであることは、ひみつである。
‥‥って、おいおい!
歯科医もおどろく、 超弩級の歯石をもつ男。 ●歯石大王(西本)

幼いころから、徹底した「フッ素うがい」という
虫歯予防の英才教育を受けて育つ。
そのため、ぜんぜん歯に気をつかっていないのに
20年もの間、虫歯ゼロをキープする奇跡の男。
‥‥ただし、あまりに気を使わなすぎたため
「大王」級の「歯石」を、
いつのまにかためこんでしまっていたのだ。
虫歯はないのに、歯石のせいで、歯ぐきがピンチ。
無事に歯石がとれ、にっこり歯を見せて笑える日が、
ふたたびこの男に訪れるのだろうか。
無邪気にまっすぐ、 予防の道を突きすすめ! ●予防ブラザーズ(西田/田口)

歯科検診では「虫歯ナシ」と診断されたが、
油断はしない。
日夜、虫歯にならないための活動に
いそしむのが、この兄弟。
予防への情熱と、むじゃきな好奇心を武器に、
どれくらい虫歯になりやすいかを調べる
「リスクテスト」にはじまり、
「フッ素塗布」にいたるまで、
「予防歯科メニュー」を突撃体験レポートする。
それぞれの呼び名は「ヨン坊・ボー坊」。
天気予報は、できない。
なんかぁー、歯医者もわりとー、 たのしいかなぁと思ってぇー。 ●むすめさんたち(チナ/りんりん/ゆーないと)

あかるく元気なのはいいけれど、
緊張感がいまひとつ足りない、お気楽三人むすめ。
のんきなピクニック気分まる出しで
今日もなかよくライオン歯科に通います。
たしかに、深刻な虫歯があるわけじゃなくて
事前の検診で見つかったのは
せいぜい「ちいさな虫歯1本」レベルだけど‥‥。
決めのポーズをとってる場合ちゃうで!
レントゲンも駆使される本格的な虫歯チェックで
こののんきなむすめさんたちに
きびしい診断が下されないことを祈るばかりだ。
旅は道連れ、歯医者も道連れ。 ●シニア三人衆(カサイ/コギー/池本)

シニアにはシニアなりの歯の悩みがあり、
お口のケアーがあるはず‥‥。
そんな、ざっくりした感じで結成された、
あじわい深い大人のトリオ。
市川崑監督の映画『股旅』よろしく、
背中で語る三人は、今日も連れ立ちライオン歯科へ。
ただ「シニア」と言い切ってしまうには
池本がだいぶ(20歳くらい)若手であるが
そこは何となくのイメージでカバーだ。
 
3mmにもてあそばれて‥‥。 ●3ミリの女(スガノ)

何がこの女を、ここまで不幸チックにさせるのか。
それは「3ミリ」である。
何が「3ミリ」かと問われると、
説明がむずかしい。
「3ミリ」のせいで、幸うすい。
「3ミリ」のせいで、日陰の女。
「3ミリ」のせいで、こんなに厚着‥‥。
この人、「虫歯はゼロ」なんですよ?
おいおい明らかにされていく
悲しい女の「3ミリ物語」を待て。
身体を武器に、 身内にワナをしかける危険な女。 ●隠れ虫歯スパイ(キノシタ)

総数で「35本」発見された、我が社の虫歯。
これを、1本1本、治療してゆき、
いつの日か「ゼロにする」という
われら「21世紀健康増進革命委員会」の活動に
破壊工作を仕掛けてきた女がいた!
それが「隠れ虫歯スパイ」ことキノシタだ。
なぜ‥‥いったいどうして、こんなことに!?
衝撃の出来事については
この連載の中で、語られることになるだろう。
虫歯って、痛いの? つらいの? わたくし、よく知りませんの。 ●虫歯めづる姫(わかた)

箱入りで育てられた深窓の令嬢のように、
虫歯とは無縁の生活を送ってきた。
歯医者には、幼いころに数回通っただけなので
おぼろげな記憶はあるけど、
ほとんど、足すら踏み入れたことがない。
そんな虫歯知らずのお姫さまが、
気まぐれに、歯のクリーニングを所望した。
ああ、ああ、それだけだったのに。
ドレスをつまんで向かったライオン歯科で
「虫歯めづる姫」と呼ばれるようになろうとは。
姫‥‥あなたもですか!
あたし、けっこうすごいんですよぉー! ●自称三冠王(小笹)

虫歯界の新人王最右翼、大型ルーキーの登場だ。
アルバイトのコザサである。
その「実力」は未知数であるものの
トップに君臨する「虫歯四天王」の地位を
脅かすほどだとの説もある。
事実、自ら「虫歯三冠王」を名乗っており、
その意味不明のポジティブさが不気味だ。
弊社の虫歯勢力図を変えてしまうかもしれない
高い虫歯ポテンシャルの持ち主。
あなた、親知らずのこと、 ほんとにわかってるわけ? ●親知らずな先輩(みちこ)

親知らずについては、やたら先輩風を吹かせる。
それもそのはず、つい最近、大学病院で
親知らずを2本も、抜いてきたばかりなのだ!
(そのようすはこちらからどうぞ
自分が抜くときは読者のみなさんに泣きついたのに
今回、初めて親知らずを抜くことになった
ウブな乗組員たちに、
ちょっぴりオトナなアドバイス(脅し)を与える。
親知らず ジャンボモナカで むかえうつ ●ジャンボな後輩(ジャンボ)

アイスの「チョコモナカジャンボ」を、
まるで横笛で流麗なメロディを奏でるかのように、
自在にたのしく食べる技をもつ。
今回、親知らずを抜くことになり、
親知らずな先輩に、いろいろ相談している。
「ちゃんと行ってください」 「そーだそーだー」 ●司令部(モトキ/おーた)

虫歯だらけの
「21世紀健康増進革命連合委員会」にあって、
このふたりだけは、虫歯ゼロ。
われらの最後の砦、
健革連の良心ともいえる総務コンビ。
他の乗組員の予約状況をくまなくチェックし
すこしでもサボっていると、
きびしい指導を加えるのだ。
illustration : NJTP

次回、いよいよ実際の治療レポートがスタート。
いったいどうなることやら!

 

 現在の虫歯本数 35本
読みました。
2010-07-14-WED
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(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN