コーヒー好きは
「わぁ‥‥おいしい! それに素敵なカップ」、
絵の好きな人は
「話題のあの芸術家の作品がこんな身近に?!」。
家具の好きな人は
「北欧の名作家具がいっぱい!
ホントに座っていいの?」、
オーディオの好きなひとだったら
「このスピーカー、めっちゃすごいヤツじゃ‥‥?」。
そして、カフェにかかわる仕事をしていたり、
この界隈の物件に詳しい人だったら、
「いったい誰が何の目的で、
こんなすごい空間をつくっちゃったの?」
「接客も丁寧で好感が持てる」と、
そんなところにも興味をもつかもしれません。
ここは東京・代官山にできたばかりの
「Lurf Museum(ルーフミュージアム)」。
ミュージアム、という名前ですけれど、
しょうじき、ここって、
ひとつの言葉では表せない場所なんです。
かんたんに言うと
1階が作品展示のあるカフェで、
2階はアートギャラリー‥‥なんですが、
なかなかほかに「似たような空間」は思いつかない。
と、そんな話を「ほぼ日」でしていたら、
「わたし、そこをつくった人、知ってます!」
という乗組員がいたのです。
それは話を聞きにいかなくちゃ! と、
Lurf Museumをつくったチームのひとりである
松川直仁さんと、
ここに展示するアートをキュレーションし、
運営を担当している滝澤かおりさん、
ふたりの仕掛け人にお話をうかがいました。
いったい、Lurf Museumって、なんなんですか?!
取材・構成=阿部太一
文=中村志保
写真=田口智規