それから時は流れて、僕は漫画家デビューし、
夢だったバスケ漫画は本当に連載されることになった。

しかし、、
1巻でいきなりスピード打ち切りにされてしまった。
もちろん一時期は心底落ち込んだのだが、
僕はこの作品をあきらめない。
だから、もう一度立ち上がりたい一心でこの塾に来た。
「伝える」ということについてもっと知りたくて。
自分には、表現をする理由のようなものが
たくさんある気がしてならないのだ。
執念がある。
それは限りなく何もないところから
這い上がって来たような人間だからなのかもしれないし、
今まで何回も想いを伝えられずに
敗れてきたたからかもしれない。
正直なところ、今もまたあの頃のようにもがいている最中だ。
でも、僕は未来を信じている。
最後に、僕がいつも勇気をもらっている言葉で締めたいと思います。
人間は精神が拡がるときと、閉じこもるときが必ずある。
強烈に閉じこもりがちな人ほど、逆に拡がるときがくる/岡本太郎
ここまでお読みいただきありがとうございました。
