もくじ
第1回ことばを持たなかった子供時代 2019-03-19-Tue
第2回ちょっとずつ、人間らしく 2019-03-19-Tue
第3回果たせなかった想い 2019-03-19-Tue
第4回漫画を描くということ 2019-03-19-Tue

漫画家・イラストレーター・たまにデザイナー。
「アユム」と読まれがちな「アユミ」です。女子バスケの漫画を描いています。

伝える仕事を選んだのは、</br>いつも伝えられなかったから

第4回 漫画を描くということ

それから時は流れて、僕は漫画家デビューし、
夢だったバスケ漫画は本当に連載されることになった。

しかし、、

1巻でいきなりスピード打ち切りにされてしまった。

もちろん一時期は心底落ち込んだのだが、
僕はこの作品をあきらめない。

だから、もう一度立ち上がりたい一心でこの塾に来た。
「伝える」ということについてもっと知りたくて。

自分には、表現をする理由のようなものが
たくさんある気がしてならないのだ。

執念がある。
それは限りなく何もないところから
這い上がって来たような人間だからなのかもしれないし、
今まで何回も想いを伝えられずに
敗れてきたたからかもしれない。

正直なところ、今もまたあの頃のようにもがいている最中だ。
でも、僕は未来を信じている。

最後に、僕がいつも勇気をもらっている言葉で締めたいと思います。

人間は精神が拡がるときと、閉じこもるときが必ずある。
強烈に閉じこもりがちな人ほど、逆に拡がるときがくる/岡本太郎

ここまでお読みいただきありがとうございました。