もくじ
第1回今日もカバンに、手ぬぐいを。 2019-02-26-Tue
第2回遠くのあの子と「恐竜模様」 2019-02-26-Tue
第3回夏の母と「かきごおり」 2019-02-26-Tue
第4回パートさんと赤い「豆絞り」 2019-02-26-Tue

愛媛から、
はるばる上京、
3カ月。

好きな食べ物は「数の子」です。

わたしの好きなもの、手ぬぐい

わたしの好きなもの、手ぬぐい

担当・本郷結花

第3回 夏の母と「かきごおり」

岡山の実家に帰省したとき、
母と一緒に雑貨店へ行った。

帰省するたびに足を運ぶ、
お気に入りの店。

何度も来ている店だけど、
手ぬぐいコーナーを、ちゃんと
見たのはこの日が初めてだった。

「最近、手ぬぐい使っとるんよ」
母に声をかけるとすぐにこちらへ来た。

母はわたしの好きなものに
かなり、影響を受けやすい。

「あら、1枚1000円もするん?」
思ってたよりも高いと、ぼやく母。

「うん、でもめっちゃ使えるよ、いいよ」 と、
手ぬぐいの魅力を話してみた。

わたしが友人に教えてもらったように。



「このカツオ柄とワサビ、どっちがええかな?」
「まちこさんには、これじゃわ」

さすが、切り替えが早い。
(そして、セレクトが渋い)

地元の雑貨店に来ているのに、なぜか
ご近所さんへのお土産まで選んでいる。

わたしが一目惚れした「かきごおり」も
カゴに放り込み、レジに向かった。

1枚1000円、に迷っていた母は、
結局この日だけで、手ぬぐいに
6000円も使ったのだった。

身近な人の推しに弱く、
気に入ると、他の人にも教えたい。
親子ってよく似るもんだなと感心した。

お盆休み、母が買ってくれた
「かきごおり」。

1つだけ完食している器には
あとになって気が付いた。

この絵柄を見ると、
お茶目な母を思い出す。

* * *
(つづきます)

第4回 パートさんと赤い「豆絞り」