「毛づくろい」といっても、やったことがない方には
想像しにくいと思うので、手順を整理してみた。
(1)毛並みに沿ってからだをなでる。
(2)抜けそうな部分に来たら、親指と人差し指で毛をつまむ。
(3)毛をつまんだまま、毛並みに沿ってなで続ける。

こうすると、つまんだ部分がするりと抜ける。
ぶちっと抜くような感覚はまったくなく、
やっていることは、ほとんどなでるという動作だ。
コツは、(2)の抜けそうな部分をうまく発見すること。
抜けそうな部分は、少しだけ毛が浮いている。
また、触った感触も違うので、なでると感覚でわかる。
抜けない部分を誤ってつまんでしまうと、
さくらがじとっとした目で怒り、どこかへ行ってしまう。
毛を引っぱってしまうことになるので、きっと痛いのだ。
家族でもこのコツをつかむのはなかなか難しく、
さくらの毛づくろいは、もっぱら私の仕事となっている。
コツが必要だなんてちょっと手間ではあるし、
抜ける量もブラシで梳く量の半分以下で、時間もかかる。
それなのになぜ「毛づくろいの時間」が好きなんだろう。