もくじ
第1回小説家が書いていて楽しかった
2つのところ。
2017-10-17-Tue
第2回燃え殻さんは手帳を2度楽しむ。 2017-10-17-Tue
第3回作品と商品のバランス。 2017-10-17-Tue
第4回お父さんの股引はかわいい。
コロッケは落としても食える。
2017-10-17-Tue
第5回「解決しない」という解決策。 2017-10-17-Tue

お恥ずかしい。

【数分で読める!】
燃え殻×糸井重里 対談

担当・あいうえお

第3回 作品と商品のバランス。

糸井
やっぱり世の中の物事は、
作品と商品の間を揺れ動くハムレットなんじゃないかな?
だって、結婚は愛じゃないとか言う人っているじゃないですか。
燃え殻
いますね。
糸井
事業だとかさ。
「結婚が愛という人とは一緒になんないほうがいいわよ」
って忠告するのは、商品として完成しなさいって話じゃない。
恋愛のまま突き進んでいって失敗する人というのは、
作品が売れなくなって大変な思いをする人。
両方ありますよね。
燃え殻
ありますねえ。
糸井
だから、作品と商品、
あるいは自分が気持ちいいか、みんなに伝わるか。
それは全員の中にバランスがあるんじゃないでしょうか。
燃え殻
ありますね、絶対。
難しいですけど、バランスがいいと、嬉しいなぐらいですよね。
糸井
バランスをよくする方法は、実はバランスを壊すのだと思う。
だから、近くを見てると倒れるというか。

燃え殻
はいはいはい。
糸井
オートバイ乗ります?
燃え殻
乗らないです。
糸井
オートバイの練習で、一本道というのがあるんです。
一本道をずーっとオートバイで行って、
トンと普通に下りればいいだけなんだけど、脱輪するんですよ。
それは、脱輪しないように車輪の先を見てる人は必ず脱輪するんです。
燃え殻
うんうん。
糸井
で、一本道は、車輪なんか見ずにまっすぐ前を見ればいいんです。
すると、自然にまっすぐ行くの。
それ、オートバイの練習してる時に、
なんていいこと教わったんだろうと思って。
近くで一生懸命考えれば脱輪しないってこと、絶対ないんで。
前見るんですよね。みたいなことを考えるようになった。
・・・なんかこう、年上の人からのお話みたいな。
燃え殻
いやいや、年上じゃないですか(笑)。

第4回 お父さんの股引はかわいい。
コロッケは落としても食える。