ぼくだけが見える景色
毎年、ほぼ日手帳の発売に合わせて、
糸井さんがいま一緒にしゃべりたいと思う方と
ロフトでトークイベントを行っています。
今年の対談相手は、燃え殻さん。
燃え殻さんは、現在もテレビの美術セットを制作する
会社に勤めており、以前までは「書く」ということを
仕事としていなかった方です。
しかし、ツイッターで醸し出す世界観に
惹かれる人が徐々に増えていき、それをきっかけに
ウェブ上で小説の連載を始め、
そしてとうとう今年の6月にその連載を
まとめたものがデビュー作として発表されました。
売り切れてしまう書店が続出するほど、
ひとびとの手に渡った本。
でも、本人は訴えたいものがあって
書いたわけではないそうなのです。
書いてて気持ちいいから、リズム感がいいから、
ちょっと共感してほしいから・・・・。
燃え殻さんが書く理由に、わたしたちがなぜ手帳を書くのか、
そんな共通点が少しずつ見えてきました。