もくじ
第1回『タイガー&ドラゴン』は落語のドラマ 2017-11-07-Tue
第2回小ネタが刺さりまくり 2017-11-07-Tue
第3回いまだに「チビT」と呼んでいる 2017-11-07-Tue
第4回古典落語と現代劇の融合に興奮 2017-11-07-Tue
第5回人間の魅力を再確認できる 2017-11-07-Tue

ライター。
「ああ、おもしろかった」と思える人生にするために
未知のものを知り、好きを極めようと邁進中。

この「好き」を知れば</br>私の人となりが見えてくるかもしれません

この「好き」を知れば
私の人となりが見えてくるかもしれません

担当・戸川光里

第5回 人間の魅力を再確認できる

さまざまなテレビ番組を見てきたのに、
なんで『タイガー&ドラゴン』が心躍るほど好きなのか。
 
エンタメ好きなら刺さるポイントが多い
小ネタが満載であること、
古典落語と現代劇とをうまくリンクさせるという
ひと工夫あるストーリーの流れができていること。
 
その2点が、おもしろくて大好きにつながる私のツボを
100%に近い形でおさえているからだと思っています。
 
でもそれだけでなく「古典落語」をモチーフにすることで
あぶりだされる昔の人と現代人に共通する人間性、
たとえば、欲深いんだけど間抜けだったり、
冷たそうに見えるのに、情が深かったり‥‥。
そういった人それぞれの個性があるからこそ醸し出される
人間の味が絶妙に描かれているところにも
心掴まれたからだと思うんです。
 
お恥ずかしながら、結構な年齢まで欠点がない人間こそ
魅力があるものなんだと思い込んでいました。
 
でも、あるとき
「あれ? いいところだけじゃなくて、
抜けているところもあるからこそ人に魅力があるんだ!」
と気づいた瞬間があって。
そのときに感じたことを具体的に映像化しているように
思えたのがこのドラマだったんです。
 
しかも毎度見直すたびに、人間の魅力を再確認できるし、
いつも新たな発見があります。
ああ、本当に大好きな作品。
 
でも落語にハマッたかと言えば‥‥。
お、お後がよろしいようで。