
開催予告
そぶちゃん、ありがとう。
◯◯さんが選んだ祖父江 慎さんの仕事たち
| 期間 | 2026年8月28日(金) - 2026年9月23日(水) |
|---|---|
| 場所 | ほぼ日曜日 |
| 時間 | 11:00-20:00 |
| 入場料 | 無料 |
そぶちゃん。
尊敬と親しみをこめて、わたしたちほぼ日は、
ブックデザイナー・祖父江慎さんのことを
そう呼ばせていただくことがありました。
アイデアとユーモアと愛情がたっぷり詰まった
数々のブックデザインで
わたしたちをずっとワクワクさせ続けてくれた
そぶちゃんへ。
「ありがとう」の気持ちを伝える展覧会を開催します。
開催にあたって、
祖父江さんとご縁の深い方々に、
それぞれの「そぶちゃんの仕事ベスト5冊」を選んでいただきました。
会場には、それらの書籍とメッセージを展示します。
そぶちゃんのお仕事の幅広さ、圧倒的な存在感は
これからもずっと、
わたしたちの道標であり続けるはずです。
それぞれの想いを胸に、会場へ足をお運びください。
◯◯さんが選んだ
祖父江慎さんの仕事5選を
展示します。
祖父江さんはこれまでに、
2,000冊以上のブックデザインを
手がけられてきました。
みなさんも一度は目にしたことがあるデザインから、
“これも祖父江さんだったの?!”と、
驚くデザインまで、
そのお仕事は、ほんとうに多彩で多岐にわたります。
これまで祖父江さんと一緒に
本づくりをされてきた方や、
深い親交を重ねてこられた方々に、
「そぶちゃんの仕事ベスト5冊」を
それぞれに選んでいただきました。
祖父江さんといえばコレ! な本から、
たいへん貴重な学生時代の同人誌まで。
選者の方々がそれぞれに選んだ祖父江さんの本と、
祖父江さんへのメッセージをゆっくりご覧ください。
【選者としてご協力くださったみなさま】※ほぼ50音順
岸田奈美さん
作家。
車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父について書いたエッセイなどが大きな話題に。
著書『家族だから愛したんじゃなくて、
愛したのが家族だった』、『傘のさし方がわからない』、
『国道沿いで、だいじょうぶ100回』(小学館)
などの装丁を、祖父江慎さんが担当した。
京極夏彦さん
小説家。
印刷博物館館長。推理作家協会 監事。
1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。
2004年『後巷説百物語』で第130回直木賞受賞。
『どすこい(仮)』や『南極(人)』は
祖父江慎さんが装丁を手掛けた。
2026年2月に印刷博物館にて開催された
「極私的エディトリアルデザイン考」で
対談をおこなった。
しりあがり寿さん
1958年生まれ。漫画家。
多摩美術大学卒業後、キリンビール株式会社に入社。
1985年に単行本『エレキな春』で漫画家デビュー。
2001年『弥次喜多 in DEEP』で
手塚治虫文化賞優秀賞を受賞。
2014年、紫綬褒章受章。
祖父江さんとは
大学の漫画研究会の先輩後輩という間柄。
『エレキな春』は、
祖父江さんの実質的な装丁のデビュー作であり、
ブックデザイナーを目指すきっかけとなった本。
津田淳子さん
編集者。『デザインのひきだし』編集長。
編集プロダクション、出版社を経て、
2005年にデザイン書や美術書などをあつかう
グラフィック社に入社。
現在は株式会社水鈴社に移籍し
『デザインのひきだし』を続刊。
祖父江慎さんとは、『デザインのひきだし』での連載、
「祖父江慎の実験だもの。」など
数々の特集やイベントで協働。
名久井直子さん
ブックデザイナー。1976年岩手県生まれ。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、
広告代理店に入社。
2005年に独立し、ブックデザインをはじめ、
紙まわりの仕事に携わる。
祖父江慎さんとは
「ブックデザインってそもそもなんですか」や
印刷博物館でのトークイベントなどで
たびたび共演している。
吉田戦車さん
1963年生まれ。岩手県奥州市出身。
代表作に『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『まんが親』などがある。
1991年に第37回文藝春秋漫画賞、
2015年に第19回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。
乱丁・落丁を意図的に取り入れた『伝染るんです。』は
祖父江慎さんが装丁を手掛けた代表作である。
吉本ばななさん
1964年、東京生まれ。
1987年『キッチン』で
海燕新人文学賞を受賞しデビュー。
著作は30か国以上で翻訳出版され国内外の受賞も多数。
近著に『短いこの人生でいちばん大事なもの』など。
『ムーンライト・シャドウ』や
『ベリーショーツ』の装丁を祖父江慎さんが手掛けた。
糸井重里
株式会社ほぼ日 会長。
コピーライターとして数々の広告を手がけるほか、
作詞、ゲーム『MOTHER』の制作など、
活動は多岐にわたる。
1998年にWEBメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」を創刊し、現在は「ほぼ日」の会長を務める。
祖父江慎さんとは
「ほぼ日」のコンテンツで対談するほか、
『言いまつがい』を制作した。
祖父江さんと、ほぼ日のコーナーも。
祖父江さんは、よみものから動画まで
ほぼ日のさまざまなコンテンツに
ご出演くださいました。
もちろん、本を一緒につくったこともあります。
それらの記録は、2026年の4月、
祖父江さんの旅立ちが伝えられた翌日に、
ひとつのページにまとめ、
いつでもそぶちゃんに会えるよう
ウェブサイトほぼ日に掲載しました。
本展覧会と同じタイトルです。
会場の一画に、「そぶちゃんとほぼ日」の
思い出を展示するコーナーをつくります。
ほぼ日と一緒につくった書籍をはじめ、
その過程でやり取りをした際の記録。
対談などにご登場されたときのお写真など、
できるかぎりの作品や資料を展示いたします。
購入できる祖父江さんデザインの本を
なるべくたくさん集めます。
現在購入できる過去の書籍から、
今年の5月に発売された最新刊
『朝のデザインさん』『夜のデザインさん』まで、
“祖父江さんがブックデザインを手がけた本”を
なるべくたくさん販売いたします。
会場で手にとって、お買い求めください。
最後に。
祖父江さんのご家族のみなさま、
コズフィッシュのみなさま、
この会の開催をご快諾くださり
ありがとうございました。
そして、メッセージを寄せてくださった
選者のみなさま、
この展覧会に想いを寄せてくださる
すべてのみなさまへ
この場をお借りして感謝を申し上げます。
「ありがとう」を伝えに、
みなさまどうぞ「ほぼ日曜日」へお出かけください。
祖父江 慎 そぶえ しん
1959年愛知県生まれ。
アートディレクター、ブックデザイナー。
多摩美術大学在学中に工作舎でアルバイトをはじめる。
しりあがり寿『エレキな春』が実質的な
ブックデザインデビュー作である。
1988年に独立後、1990年コズフィッシュ設立。
書籍のブックデザインを幅広く手がけ、
吉田戦車『伝染るんです。』や
ほぼ日ブックス『言いまつがい』、
夏目漱石『心』(刊行百年記念版)をはじめとする、
それまでの常識を覆すブックデザインで、
つねに注目を集めつづけた。
展覧会のアートディレクションを手がけることも多く、
東京都町田市の「スヌーピー・ミュージアム東京」の
アートディレクションを長年つとめたほか、
2024年に開催された「さくらももこ展」では
アートディレクションと
図録のブックデザインを手がけた。
また、これまでに文字に関する複数の著作がある。
2026年3月15日、自宅にて逝去。
2026年5月、自身のデザインに関する考え方をまとめた
『朝のデザインさん』『夜のデザインさん』が
2冊同時に刊行された。

