
開催終了
谷川俊太郎さん、ありがとう。
| 期間 | 2025年5月30日(金) - 2025年7月13日(日) |
|---|---|
| 場所 | ほぼ日曜日 |
| 時間 | 11:00〜20:00 |
| 備考 | 6月19日(木)はトークイベントのため17時クローズ |
| 入場料 | 無料 |
「朝のリレー」、
「二十億光年の孤独」、
「生きる」‥‥。
どこかなつかしいような
聞き覚えのあるこの言葉は、
谷川俊太郎さんの詩のタイトルです。
谷川さんは、
たくさんの絵本や詩、言葉を通して、
子どもにも、大人にも、
さまざまな気持ちや体験をくださいました。
昨年11月、
谷川さんとのお別れのときをむかえました。
谷川さんに感謝の気持ちを伝えたいという思いで、
「谷川俊太郎さん、ありがとう。」
と題するこの会をひらきます。
会場には、
谷川さんとほぼ日にゆかりのある方々にご協力いただいて、
谷川さんの詩と、
谷川さんへのメッセージを集めました。
詩や言葉、写真、思い出のもの、
たくさんの本を通じて、
谷川さんを思い出す時間を過ごしていただければ幸いです。
みなさまそれぞれの
谷川さんへの気持ちや思い出を胸に、
おでかけください。
谷川俊太郎さんの詩と、
谷川さんへのメッセージを展示します。
谷川俊太郎さんのお仕事は、詩作以外にも、
さまざまな作家さんと絵本をつくったり、
対談をしたり、
その活動はとても広く、多岐にわたっていました。
今回、この会を開催するにあたって、
谷川さんとほぼ日にゆかりのある方々に
展示する詩の選者として、ご協力いただきました。
選者の方々がそれぞれに選んだ谷川さんの詩と、
谷川さんへのメッセージやエピソードを
会場に展示いたします。
〈選者としてご協力いただいたみなさま〉※50音順
阿川佐和子さん
作家・エッセイスト。
慶應義塾大学卒業。
報道番組のキャスターを務めた後に渡米。
帰国後は作家、エッセイストとして活躍。
著書『聞く力ーー心をひらく35のヒント』
はミリオンセラーに。
2014年、
絵本『かないくん』(谷川俊太郎 作/松本大洋 絵)の
発刊記念イベント「『かないくん』を語らう夕べ。」にて、
谷川さん、糸井重里との鼎談をおこなった。
糸井重里
株式会社ほぼ日代表。
1998 年に WEB メディア「ほぼ日刊イトイ新聞」を創刊し、
以来「ほぼ日」の代表を務める。
谷川俊太郎さんとは
「ほぼ日」のコンテンツで対談するほか、
『谷川俊太郎質問箱』、絵本『かないくん』も制作した。
junaidaさん
画家。
近著に詩画集『ともしび』(サンリード)、
絵本『世界』(福音館書店)などがあり、
大規模展覧会「IMAGINARIUM」が、全国を巡回中。
『ここはおうち』(BlueSheep)は、
谷川俊太郎さんと往復書簡のように
言葉と絵を交わしあって作られた。
俵万智さん
歌人。
1987年出版の第一歌集
『サラダ記念日』(河出書房新社)は、
ベストセラーとなっている。
その後も歌集、小説、エッセイなどを多数出版。
谷川俊太郎さんとは
コロナ禍にオンラインで対談をおこない、
『言葉の還る場所で ―谷川俊太郎・俵万智対談集―』
を出版した。
平野レミさん
料理愛好家、シャンソン歌手。
テレビの料理番組で活躍するほか、
たくさんのレシピを発表している。
夫でイラストレーターの和田誠さんは、
谷川俊太郎さんと多くの絵本を制作している。
三國万里子さん
ニットデザイナー。
3歳のとき、祖母から教わって編みものと出合う。
2009年『編みものこもの』(文化出版局)を出版し、
以降、書籍や雑誌で作品発表を続けている。
ほぼ日では2013年より
編みものキットや関連アイテムを展開する
「Miknits」をスタート。
『うれしいセーター』(ほぼ日)では、
谷川俊太郎さんに宛てたセーターを編んだ。
矢野顕子さん
ミュージシャン。
1976年「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。
1979-80年、YMOのワールドツアーに参加。
以降、自身のコンサート・アルバム制作をおこないながら、
幅広いジャンルのミュージシャンと交流を持ち、
自由で独自な活動を続けている。
糸井重里との共作楽曲も多い。
楽曲「さようなら」は、谷川俊太郎さんの詩を歌にしたもの。
吉本ばななさん
小説家。
1987年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。
著作は30か国以上で翻訳出版され国内外の受賞も多数。
谷川俊太郎さんとは、文筆家・高田宏さんを交えての
鼎談集『ことばを生み出す三角宇宙』を出版している。
渡辺真理さん
アナウンサー。
ICU国際基督教大学卒業後、
TBSにアナウンサーとして入社。
1998年からはフリーアナウンサーとして活躍している。
2024年、谷川俊太郎さんに
『PEANUTS』の話をきいた対談、
「ずっとさびしくて、ずっと平和。」が、
ほぼ日に掲載されている。
谷川俊太郎さんと、ほぼ日のこと。
谷川俊太郎さんは、ほぼ日で、
さまざまなコンテンツにご出演くださいました。
2000年に更新されたものにはじまって、
昨年2024年のものまで、
こちらのページからご覧いただけます。
谷川さんにご出演いただいたコンテンツのひとつ、
ニットデザイナー・三國万里子さんが
着る人のリクエストを聞いてセーターを編んだ
作品集『うれしいセーター』では、
セーターを着る人として、ご参加くださいました。
谷川さんが大切に着ていたそのセーターは、
ご家族よりお借りして、会場に展示いたします。
また、糸井重里が企画し、
谷川さんが一夜にして物語を書きあげ、
漫画家・松本大洋さんが2年かけて絵を描いた、
絵本『かないくん』も、
ほぼ日と取り組んでくださったお仕事のひとつです。
その原画の一部を会場でご覧いただけます。
このほかにも、
ほぼ日とお仕事をしてくださったときのスナップ写真や
思い出のものを展示いたします。
▲『うれしいセーター』(ほぼ日)より
谷川俊太郎さんへ、
メッセージをお寄せいただけます。
ご来場のみなさまからも、谷川俊太郎さんへ、
メッセージをお寄せいただくコーナーをご用意します。
谷川さんへ伝えたいこと、思い出の詩やエピソードなど、
どうぞご自由にお書きください。
谷川俊太郎さんが手がけた本を
なるべくたくさん、そろえます。
谷川俊太郎さんが手がけた本は、
なんと、数百冊にものぼります。
詩集をはじめ、
ご自身でかいた絵本のほかにも、
レオ・レオニの『スイミー』や
スヌーピーでおなじみの『PEANUTS』シリーズなど、
翻訳もたくさんなさっていました。
そんなたくさんあるご著書から、
現在ご購入いただけるものをご用意します。
谷川さんの山のようなお仕事を
どうぞお手にとってご覧ください。
会場でのお買いもの特典として、
『谷川俊太郎質問箱』のイラストを担当された
江田ななえさんが描く谷川俊太郎さんの、
ちいさなキーホルダーをつくりました。
税込1500円以上ご購入のお客さまへ、
1会計につきおひとつ、プレゼントいたします。
谷川さんの本とともに、ご来場のおみやげとして、
ぜひお持ち帰りください。
※なくなり次第終了とさせていただきます。
▲谷川俊太郎さんのちいさなキーホルダー。
税込1500円以上ご購入のお客様へ、プレゼントいたします。
さいごに、
この会の開催にご協力くださいました、
谷川俊太郎さんのご家族のみなさま、
谷川俊太郎事務所のみなさまに、
この場をお借りして感謝申し上げます。
谷川俊太郎
1931年12月、東京生まれ。詩人。
17歳の頃、同級生の影響で詩作をはじめる。
1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行し、
翌年には詩集『六十二のソネット』を刊行。
その後も詩作を続け、
「朝のリレー」「かっぱ」
「いるか」「みみをすます」「生きる」など、
数千篇におよぶ詩作品がある。
また、1962年には「月火水木金土日の歌」、
1963年にはTVアニメ「鉄腕アトム」の主題歌といった
作詞も手がけている。
1969年には、レオ・レオニ作『スイミー』、
スヌーピーでおなじみ
『PEANUTS』シリーズの翻訳をはじめる。
また、和田誠、長新太、堀内誠一をはじめ
多くのアーティストとともに絵本もたくさん制作している。
自身の絵本にまつわる展覧会
「谷川俊太郎 絵本☆百貨展」は
現在も全国を巡回中。
2024年11月13日、老衰のため逝去。
鼎談イベントはライブ配信(無料)を予定しています。
詳細はこちらのページをご覧ください。
(会場観覧チケットのお申し込みは終了しました)

