ほぼ日刊イトイ新聞 - 食いしん坊のためのCOOKING中継調味料マニア

アスパラガスのフランドル風

トリュフ風味

この料理、今回つくったなかでいちばん
「悪っ！」という評判でした。
その理由は、ゆで卵の卵黄を入れたバターソース。
アスパラガス２０本に対し、
バター200ｇ、つまり１コまるごと！
さらに「フランドル風」のレシピにはないはずの
トリュフバターを加えちゃいました。
そりゃ悪いですよねえ。
食べたら翌朝走ってください。
ところでベルギーのフランドル地方
（『フランダースの犬』の舞台です）は
かなりの美食エリアです。
ぼくが行ったのは秋が深まった頃。
野生の鹿や、鮭、きのこなどが
ほんとうに美味しかったのを覚えてます。
春から初夏にかけてなら
ホワイトアスパラガスを使いたいところですが
ふつうのグリーンアスパラでじゅうぶんおいしいです。（武井）

・アスパラガス‥‥２０本
・ゆで卵‥‥２コ
・茹でる用のバター‥‥大さじ１
・砂糖‥‥ひとつまみ
・ソース用のバター‥‥200ｇ
・［ポッディ］トリュフバター‥‥小さじ１
・塩‥‥適量
・こしょう‥‥適量

アスパラガスは根元を少し切りおとし、
根元のほうの厚い皮を皮むきかナイフで削っておきます。
ゆで卵をゆで、白身をみじんぎりに。
黄身は別にして、
トリュフバターを入れたバターに投入。
黄身をほぐして塩こしょうし、ソースにします。
バターと砂糖を入れた熱湯でアスパラガスをゆで、
皿に並べ、黄身のソースと白身をかけてできあがりです。

［ポッディ］白トリュフバター／1260円

白トリュフをふんだんに入れたバターです。
ふたを開けた瞬間、
キッチンにトリュフの香りがあふれます。
武井さんには「はじめまして」のときにご紹介して、
とっても気に入っていただけた一品。
トリュフ好きなら一度は試してみてください。
パスタでもオムレツでも間違いないですが、
いつものバター炒めにちょっとだけ入れるのも、
なかなか面白くておすすめです。（松田）

ゆでたまごのトマトソース煮

たまごとトマトってすごく合うのは当たり前。
でも、なんとなーく主役にはなれないかんじでした。
ちょうど、新商品でお肉の入った
アラビアータソースがあったので、
それにたまごを足しちゃえばいいじゃん！
と思って作ったら、
ものすごくウマカッタので、
ぜひみなさまにご紹介したいなと思いました。
これは主役になれるおいしさです。
トマトソース‥‥というかアラビアータですね。（松田）

・たまご‥‥３個
・［オステリアトット］
　米の娘ぶたとンドゥイヤのアラビアータソース
　‥‥１瓶（180ｇ）

たまごをやわらかめにゆでます。
殻をむくのはへたっぴでもだいじょうぶです。
やわらかいゆでたまごは殻をむくのが
むずかしいので‥‥。
アラビアータソースを鍋にあけ、火にかけます。
ぐつぐつしてきたら、ゆでたまごを投入。
ここでたまごがくずれても全然気にしないでＯＫ。
あとは、パンにつけたり
ショートパスタに絡めたりして召し上がれ。
ごはんと合わせるならば、粉チーズといっしょに
リゾットにして食べるのがおすすめです！

［オステリアトット］
米の娘ぶたとンドゥイヤのアラビアータソース／1029円
???
オステリアトットの根本シェフは、
クリームソースやトマトソース、パテなど
いろいろと美味しい商品を生み出してくださいます。
調味料コーナーで10種類以上お取り扱いがありますが、
その中でもこのアラビアータソースは
いちばんのお気に入りです。
具が大きいので、きちんと食べてる満足感があります。
具材で入っている「ンドゥイヤ」とは、
イタリアのサラミの一種で、
あとを引く辛味が特徴ですが、この辛さが苦手な方は、
ゆでたまごを合わせるんじゃなくて、
バターたっぷりのスクランブルエッグを添えると、
辛味がまろやかに感じられます。（松田）