あきんどゴコロ

◆◇◆ あきんどゴコロ◆◇◆

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自営業です。
クライアントが
支払いの期日を守ってくれず、
何度か催促していたときのことです。
ぜんぜんそんなつもりはなかったのですが
(ほんとです)
ついでがあったので
4歳と1歳の二人の子どもを連れて
クライアントのところに顔を出したら
すぐに払ってくれました。
しかも少し色をつけて!
やっぱり「家族の顔」は
効き目があるみたいです。
(な:29歳女)


あきんどの娘である私が、
某有名私立大学生協内の本屋で働いていて、
バックの仕事からカウンター仕事に
移動になった当初。

店内はやけにだらけ気味で、
カウンターでお客さんに対して、
「ああ、こんにちはぁ」
と片手間に挨拶している職員たち。
呼ばれてからでないと動かない。

「おいおい、こやつら、
 お客に対して
 『いらっしゃいませ』も言えんのか?」
と、天性のあきんどゴコロに火が点いた。
とはいえ、上司に説教ができるワケもなく、
ここはそれまでの仕事で知り得た
お客さんそれぞれの嗜好を武器にしつつ、
あきんどのあるべき姿を
実践して見せるしかない、
と、ココロに決めました。

その日から、常連のお客さんの姿が見えと、
すっと立って笑顔で挨拶。
「いらっしゃいませ〜」
そして一拍おいて、
「こんにちは〜。
 そうそう。
 先生、○○の新刊、出ましたよ。
 お持ち帰りになりますか?」

常連さんとの親しげな
「ぽよよんとした空気」は消さずに、
モノを売る時には崩してはいかんラインは
ビシッと引く。
そして、なるべく買ってもらうことに
結びつける。
あきんどの基本の実践。

当初、他のカウンタースタッフは、
私の「いらっしゃいませ〜」に
いちいち驚いていましたが、
ひたすら実践を続けているうちに、
お客さんの「カウンター立ち寄り率」が
グングン伸び、
もちろん売り上げも伸びてきました。
そして、いつの間にやら
他の職員たちも、はにかみながらも
「いらっしゃいませ」が
言えるようになっていました。
職員もお客さんも、ちょっと楽しそうです。

下っぱながらも、
あきんどを育てている
気持ちになっていた私は、
あらためて実感しました。
「その場所が、学校であろうと
 役所であろうと、
 モノを売るならあきんどだ!!
 そしてあきんどは、
 大学教授よりも公務員よりも
 ずうっと強い、最強の生き物だぁっ。
 どーだ、参ったか!」 
・・・と。
(ふきん)


元ヤンキーで、
現在はバリバリの営業マンのうちのダンナ。
先日、手の甲にヤケドの跡が
いくつもあるのを発見しました。
「どうしたの?」
と聞くと、
「いやあ、最近のタクシーは禁煙車が多いだろ。
 取引先の人といっしょに乗るとき、
 タバコを手で消すんだよ。
 酔っぱらうとさー、
 取引先の人が、
 『なんで禁煙なんだー!』とか
 運転手にからんじゃうからさあ」

と、さらりと言ってのけました。
元ヤンキーとはいえ、
身体を張ったあきんど、おそるべし。
(ひじり)


以前、私の母は
スーパーのパートをしていました。
ある時、社長が二代目さんに代わった時に
パートの格下げや首切りが
かなりの従業員に対し行われました。
怒った母曰く、
「馬鹿な事するよ、全く。
 売り上げのどれくらいを
 パートの人たちが買ってるか
 知らないんだから。」

あえなくその店は
しばらく後に閉店となりました。
(に)


その昔、修行ということで
結構有名なホテルで仕事をしていました。
最初は宴会場で仕事をして、
その後フロントに移動しました。

フロントの仕事はなかなか大変で
3人をチェックインさせながら、
2つのFAXを送りながら、
パソコンに宿泊客の情報を入力しながら、
苦情の電話を聞く・・・・
というようなことを同時に
ほとんど訳のわからない状態で
やっていました。
6人ぐらいいたスタッフが
全員その対応をしてくれればよいのですが
年配のスタッフは
ほとんど前に出てきてくれず、
仕方ないので、若手2人くらいで
全部の仕事をしていました。
最初はとにかく失敗つづきでしたが、
しばらくして仕事に慣れてくると
不思議なことに気がつきました。
お客さん全員が
自分のほうにやってくるのです。
他に暇そうなスタッフがいるのに
忙しそうにしている自分のところばかりに
お客さんがくるのです。

そのとき、あきんどの秘密を
見たような気がしました。
お客さんは
忙しい従業員に応対をしてもらいたがる。

理由はいろいろありますが
簡単に言うと、
忙しそうな人のほうが安心感がある、
ということ。

自分のあきんどゴコロの中に
色んなあきんどの秘密が入っていますが、
一番最初に自分が見つけた秘密がこれです。
(itb)


老舗の総菜屋の嫁をやっております。

大手デパートの食品売り場でも
店を出しはじめたのですが、
開店当初は、
客足があまりよくありませんでした。
そこで、スポットライトを置き、
さらにショーケースのまわりに、
赤い漆の縁取りをしてみました。
すると・・・・・
なんと、売り上げが、
倍に膨れ上がったのです!!

ブース全体を明るくしたことで、
そこの店長がやる気になったことも、
売り上げ倍増につながったのだと思います。
何気なく、やってみたことでしたが、
そういうちょっとしたことが、
きっかけになって、
大きく変わるものなのですね。
(あるみ)


今から十年以上前、
私はおしりに大けがをして
病院に入院しておりました。
三ヶ月近くの入院の末、
やっと退院の日が決まったので、
一番最初に入院していた外科病棟に
お礼の挨拶がてら遊びに行ったら
顔なじみの若手の先生と
ばったり逢いました。

彼は目をきらきらさせながら、
「ここの個室が空いているから」
と言うので、
「一体何事?もしかして恋?」
と思ったのですが、何のことはない。
私の手術したおしりが見たかっただけ。
日本でも5本の指に入るという
皮膚移植の天才が
手術をしてくれたのですが、
私が手術の直前に
整形外科に移ってしまったので、
どうやって治療したのか
知りたかったそうです。

当時19歳の乙女だった私は
丁重にお断りしたのですが、
先生は本当に本当に残念そうでした。
これも、あきんどゴコロ?
(けいけい)

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