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| あきんどゴコロ |
| ◆◇◆ あきんどゴコロ◆◇◆ 投稿大募集中!! akindo@1101.comまで メールをお待ちしておりまーす!! インターネットで 雑貨のショッピングサイトを 開いている友人が言います。 「『見ないで』っていうところほど 見てくれるんだよね」 どういうことかというと、 彼のサイトの画面の隅には 「整理中、まだ見ないで!」 というボタンがあるんです。 最初は新入荷で未整理の商品を とりあえず入れて 予告編のように 見せていたそうなんです。 ところが調べてみると サイトの中で もっともクリックされていたのは メインの商品紹介のボタンでなく、 「見ないで」のボタンだったことが 分かったのでした。 友人はそれならばと、 いまいち売れ行きのよくない 商品をわざとそこに入れて 反応を見たりしています。 「見るな」って言われると ついつい見たくなるんですよね。 (ルーゴ) 高校生の頃、 讃岐うどん屋でバイトをしていた。 毎朝ご主人がつゆを作るのを見ていると 何千円もするとても立派な昆布を 湯が沸騰する前に取り出して 惜しげもなくゴミ箱に捨てている。 もったいないな、もったいないなと 思いながら眺めていた。 そして働き初めて数か月後、 意を決して言った。 「昆布、拾っていいですか」 ご主人は喜んで 昆布をビニール袋に入れて持たせてくれた。 家に帰って昆布を母親に見せた。 翌朝起きてみると、 冷蔵庫から昆布の姿が消えている! 大根と一緒に煮て 食べようと思っていたのに!! 一切家事をしない母なので、 油断していていたら、 母がやっている 小さなお菓子屋のカウンターに、 昆布巻きが! 子供の食事・弁当は一切作らないのに、 売り物はまた別らしい。 翌週うどん屋にバイトに行くと、 数日分ためておいた昆布を 奥さんが冷蔵庫から出してきてくれた。 ふたりに昆布巻きの話しをすると、 まだ甘いと。 ご主人のお母さんが店に来たことがあって、 昆布はもとより、 出汁をとった後のかつを節を 全部ビニール袋に入れて持ち帰り ゴマや七味と一緒に煎って、 ふりかけにして売ったそうだ。 上には上がいた。 (昆布 35歳・文筆業) お客さんには本当にいろんな人がいます。 中には人を不愉快にする 名人のような人もいます。 未熟者の私などは できるだけ早く帰ってもらおうと 努力してしまいますが、 前店長は 「それは負けよ。 嫌な客にはたくさん売りつけるのよ。 それこそが勝利よ!」 と不敵に笑い勝利を重ねていました。 彼女は北海道に生まれ育ちながらも、 18歳から10年間 大阪で働いていた人なので さすが大阪じこみは違うなあと 感心しました。 今の店長もしっかりと受け継いで 勝率はかなり高いです。 ただ勝てば勝つほど 疲労度も高いみたいです。 (孫ザル) 3月といえば道路工事。 うちの近所でも道路が掘り返され、 たくさんの作業員の人たちが 水道管の付け替え工事をしていました。 その現場に面して生命保険会社の 営業所があるんですが、 なんとそこの保険のおばちゃんが 工事をしている作業員たちに 保険を勧めていたんです。 「危ないから下がって!」 と言われながらも食い下がる おばちゃんの姿に、 思わず見入ってしまいました。 (ルーゴ) 私の学校は関西で創立100年を超える いわゆる「お嬢さま校」だったのですが、 実情は老舗の商売人の娘が多く、 みなさま商売気たっぷり。 バーゲンが終わると、 学校で叩き売りが始まる。 私服だったので 当時流行ったデザイナーズ・ブランドの服を 皆さんまとめ買いするのですが、 勢いで買ったものの 気に入らないものを学校で売りまくり。 家庭科の実習の提出物、 夏休みの宿題の読書感想文なども 取引されてました。 もちろんバレンタイン前は、 手作りチョコ&グッズが商売となりました。 その中でも最もすごかったのが 酒屋の娘M子。 彼女は阪神が優勝して、 関西中が熱くなったときに あの「タイガースこも樽」の空 (もちろん普通はゴミですよね)を 家から持ってきて、 5千円でクラスの熱狂的な タイガースファンに売りました。 さすがにみんなビックリしました。 こんなM子は社会に出ても、 複数のBFをローテーションで組み、 一切食費がかからないように生活し 物凄い貯金をしていました。 でも守銭奴のように見えず、 子持ちになってもモテモテで 某一流企業バリバリの 総合職のお母さんです。 やっぱり商売に長けた人は、 何をしてもすごいという感じです。 (なぎさ) 私が二十歳の短大生の時、 「パンを作る」という宿題が出た。 すかさず、パン屋を営む父に 手伝いを頼んだら、 本人かなりやる気になってしまった。 先生に指示された材料を大幅に無視し、 家庭にあるはずのない、 パンをこねる機械まで使い、挙句の果てに、 「空気をしっかり抜かなきゃダメだ」 と言いながら、 力任せにパン生地を、 作業台にビッタンビッタン叩きつける。 「もうやめてお願い・・・」 と小さな声で叫んでも父には届かない。 どう見ても、素人の作品ではない、 きめの細かい、 やわらかなフワフワパンが出来てしまった。 後日、パンを提出したところ、 先生は「すばらしい出来だ」と A+2をくれた。 当然、うちがパン屋だと知っている友達には 内緒にした。 (イースト菌子) この間、すごい商人に遭遇しました! 夕方遅くに長ネギと春菊を 買い忘れていたことに気付いた私は、 普段あまり行かない 八百屋にふらりと入り、 まず長ネギを手に取りました。 でも春菊が見当たりません。 しばらくキョロキョロしていると、 背後から店主が 「春菊ならほうれん草の横に隠れてるよ!」 と捜し物を言い当てるではありませんか! えっ?って驚いた顔で 店主の方を振り返ると、 店主はニヤリと自信の笑み。 何で欲しいモノがわかったのかは 謎のまま・・・。 あきんど魂を見せつけられた 出来事でした。 (ぱーる)
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