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| あきんどゴコロ |
| ◆◇◆ あきんどゴコロ◆◇◆ 投稿大募集中!! akindo@1101.comまで メールをお待ちしておりまーす!! 「目線を追え」 うちは小さな青果店です。 店番は、おもに母親。 こじんまりとしていますが、 けっこうお得意さんが来てくれています。 母は、言います。 「お客さんが見ているもの=ほしいものだ。 たとえそれを手に取ることがなくても、 その人は、興味があるから、見ている」。 だからといって、 お客さんが商品を見ていらっしゃるときに 声をかけてはいけないらしいんです。 会計のときや、去り際に 「●●は、今日が食べごろですよ」 「今日入荷したんですよ」 「●●って最近、話題なんですよね。 病院でも食事に出されているくらいです」 などと、「フッ」と話すそうです。 そうすると、 100%買っていかれるそうです。 (Hotaka) 子供のころ、 地元銀行の行員さんで よくうちに預金を集めに来る人がいました。 その人は見るからに気の弱そうな顔で、 話す言葉もぎこちない いじめられっ子タイプの人でした。 うちの母親はその人が来るたび 「あの人が支店長さんに怒られるのを 想像したら可哀想でねえ」 と、預金してあげていたようです。 しかし数年後、 用事があって支店に行った母は 腰を抜かさんばかりに驚きました。 その行員さんが支店長になっていたのです。 いじめられっ子キャラで 預金を集めていた彼は、 怒鳴られるどころか ナンバーワンセールスだったのでした。 母にあいさつしようと出て来た彼の 弱々しい笑顔は 相変わらずだったそうですが。 (ルーゴ) 「みんな満足」 (塩干屋・ふみこ・40くらい) 昔うちが塩干屋をしていた頃の話です。 母が仕入れたチリメンジャコを二つに分けて、 一つを安く、 もう一つは高い値段をつけて出してました。 そうすると、お客さんがじーっと見て、 安いほうを買う人もあるし、 高いほうを買う人もあるし、 一つの種類だけ置くよりも よく売れたそうです。 どのお客さんも 自分が選んでいい買い物をした。 と満足してるから、それでいいんだと。 で、心配した私は、 「どこが違うの? って聞かれたらなんて答えるの?」 と、質問したら。 「さあ、私にもよくわかりません。」 って、言えばいいと言われました。 (のこ) 「掃除をさぼっている店は、つぶれる」 これは、わたしが 夏休みにバイトをしていた ちいさなスーパーマーケットの 店主の口癖でした。 食品を扱っている店というのは、 けっこう汚れるものなんです。 「店の隅にほこりが溜まっていたり、 電灯が汚れていたりすると、 たとえそれがちょっとであっても、 店はすごく暗くなる。 そんなところに人びとは寄ってこない」 そういって、バイトの私たちは、 1にも2にも掃除、とたたき込まれました。 (横浜市 さくら) 私の父はもともと大学院で 化学の研究をしている学者肌の人でした。 それが学生時代に、 ひとりで店を切り盛りしていた 祖母が亡くなり、 急遽自営の雑貨屋を継ぐことに。 そんな父のところにも、 実家が商売をしている母が嫁いできました。 明るく、いかにも商売人の母は お客さんとのコミュニケーションも上手で お店も繁盛していました。 そんな母も15年前に突然他界してしまい、 その後もふたりいる娘が後を継ぐことも無く、 今でもひとりで店をあけています。 いまだに、誰がどう見ても 商売をするタイプの人ではないのですが、 細々と年中無休を貫いています。 これも、父なりの 「あきんどゴコロ」なのかな? (さぴ) うちの近所の小さな食品スーパーは、 社員規定の一つに 「選挙には必ず行くこと」 というのがあります。 どんなに仕事が忙しくても、社員には 必ず交代で投票所に行かせるんです。 自分たちは地域に根ざしたお店だから 地域住民としての義務を果たすべきだ という社長の考えによるものです。 おかげでこのスーパーは 「しっかりした真面目なお店」と 住民から一目置かれています。 こういう評判って、 実は目先の売上よりも 大事なんじゃないかなあ。 (大阪 ルーゴ) 私のバイト先の居酒屋のマスターが 教えてくれた商いの極意は、 「仕入れをいかに安くあげるかが 勝負のしどころ。 お客さんから たくさんのお金は取らないこと。」 です。 仕入れを安くあげれば、 お客さんに安く料理を出しても 儲けが出るという考えの人です。 マスターの人柄と、料理のおいしさと、 値段の手ごろさで、 この不景気で飲酒について 厳しいこの頃でも 常連さんや新しいお客さんで にぎわってます。 言われてみれば当たり前のことですが、 基本が大事、お客さんを大事にすることが 成功の秘訣なんですねー! (京都府 ゆうき)
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