ほぼ日手帳 2016

ものをつくって生きる4人の“LIFE”

ほぼ日手帳のなかでも人気の
アンリークイールの手帳カバー。
手に吸いつくようななめらかな革を使い、
その革を染めるところからはじまって
すべての工程を一つひとつ手作業で作る、
毎日使える“作品”です。
デザイナーのアンリ・ベグランさんは、
「手でものをつくること」を
とてもたいせつにしています。

じゃあ、「手でものをつくる人」は
どんなLIFEをすごしているんだろう?
そんな人たちは、
ほぼ日手帳をどんなふうに使うんだろう?
アンリさんと同じように
「ものをつくって生きる」4人の方に声をかけて、
ほぼ日手帳を自由に使ってもらいました。
それぞれのLIFEをどうぞごらんください。

登場してくれた4人のアーティスト

谷山恭子(たにやま・きょうこ) 美術家

谷山さんがライフワークとしているのは、
“場所”を扱った作品制作です。
たとえば、ある人に
「あなたにとって人生のなかでいちばん大切な場所は
どこですか?」という質問を投げかける。
その場所の緯度と経度の座標を調べ、空中写真を手に入れる。
しかもできるだけ、その人がそこで過ごした時代のものを。
それを再撮影して体感的な写真をつくり、
一つひとつを自ら加工した鉄のフレームに入れて、
その場所にまつわるストーリーを文章にする。
すると、その人の思い出ごと、作品になるのです。

展覧会などの予定

“One’s Ubiety ある人の所在 vol.3”
9月23日(水・祝)〜10月4日(日)
UTRECHT/NOW IDeA(渋谷区神宮前5-36-6)
http://www.kyococo.com/solo-exhibition-at-utrecht-2015/ ※刻印ワークショップは
 9月23、25〜27日、10月2〜4日14:00〜20:00開催。
※個展に合わせて、過去制作した
 「One’s Ubiety ある人の所在」作品の中から抜粋した
 9名の「所在」を小さな冊子にまとめたものを出版。
 それぞれに、緯線経線の表現として谷山さん自身が
 墨打ちしてラインを施した100部限定の
 サイン入り冊子です。価格未定。
谷山恭子さんのwebsiteはこちら。
www.kyococo.com
作品「One’s Ubiety ある人の所在」について http://www.kyococo.com/about-ones-ubiety/
作品の製作依頼はこちらからできます。
http://www.kyococo.com/order-onesubiety/

One’s Ubiety ある人の所在vol.2 installation at HAGISO (東京)2014 撮影:椎木静寧 One’s Ubiety ある人の所在 2014 撮影:谷山恭子

小鉢公史(こばち・ただふみ) 彫刻家

ところどころ生きている人間とは少し違ったかたちの、
さまざまなポーズの彫刻たち。
つやつやとなめらかですこし不思議な身体を
一本のクスノキから生み出す小鉢さん。
自宅の離れに建てられたアトリエは、
一人娘の月夜ちゃんにとっては遊び場でもあります。
作品づくりと、家族との暮らしが密接に関わった場所で
小鉢さんは今日ものみをふるいます。

展覧会などの予定

ART TAIPEI 2015
10月30日(金)〜11月2日(月)
に小鉢さんがガレリア・グラフィカから出品します。
また、奥様の個展も。
渡邊かおり個展
11月30日(月)〜12月12日(土)
ガレリア・グラフィカ
http://www.galleriagrafica.com/

川が海をみつけられない 2015年 楠 、ボローニャ石膏、象牙、石、金箔、銀箔 1860×560×530mm

仲田智(なかた・さとし) 美術家

色鮮やかで、迫力ある絵画や立体作品を生み出す仲田さん。
大きなキャンバスに幾重にも塗られた色やかたち。
原色に彩られた数字のオブジェや、存在感ある立体作品。
コラージュの素材にするため、色を塗った木や鉄のかけらを
何年も庭に放置しておくことも多いのだとか。
そうやって、“年月”を作品に組み込むのです。
茨城にある彼のアトリエ兼住居は、
電気も水道も通っていなかった場所に
自分でいちから建てたものです。

展覧会などの予定

土祭(ヒジサイ)2015
2015年9月13日(日)〜28日(月)
栃木県益子町
http://hijisai.jp
3年に一度、新月の日から満月の日まで
開催されるイベント「土祭」。
仲田さんは、小屋プロジェクトのなかで
「風景を切り取る小屋」を制作します。
仲田智さんのホームページはこちら。
http://www.nakata-satoshi.com/

2015 センドロシリーズより

高橋禎彦(たかはし・よしひこ) ガラス作家

東京国立近代美術館工芸館で
大規模な個展が行われるほどのガラス作家、高橋さん。
でも、彼が日々たいせつに作っているのは、
ごくシンプルで、とても美しい宙吹きのコップです。
やわらかく溶けるガラスを形にしていくそのさまは、
まるで魔法のよう。
一つひとつが同じようですこしずつ違う、
口あたりがおどろくほどなめらかな
このガラスのコップこそ、高橋さんの代表作です。

ほぼ日に高橋さんが登場したコンテンツはこちら。
コップ屋の高橋禎彦(タカハシヨシヒコ)さん。2014
コップ屋の高橋禎彦(タカハシヨシヒコ)さん。
高橋禎彦さんとはじめる はじまりのコップ。

展覧会などの予定

アイ・ガット・グラス!アイ・ガット・ライフ!
情熱の現代ガラス芸術

8月22日(土)〜11月8日(日)
富山市ガラス美術館
http://www.toyama-glass-art-museum.jp/

高橋禎彦展
壺中楽(鹿児島県鹿児島市吉野町2433-1)
12月17日(木)〜28日(月)
099-243-2555

うすコップ 85w x 90w mm

こちらもぜひ、お読みください。

どこにでもあるものではない、
シンプルで豊かなもの。
「アンリークイール」アンリ・ベグランさんへのインタビュー

どこにでもあるものではない、シンプルで豊かなもの。「アンリークイール」アンリ・ベグランさんへのインタビュー

アンリークイールのほぼ日手帳2016カバー「INTÈGRE」と「SPONTANÉ」の特徴

  • 犬や草木、花、自転車、
    馬に乗った人など、
    キュートな刺繍は
    もちろん手仕事。

  • しおりに使われている
    練りガラスのトンボ玉は、
    500年以上前につくられた
    アンティーク。

  • 開け閉めするたびに
    革が滑る感触が心地いい
    ベルトの内側には、
    ペン差しが。

  • すべて「アンリークイール」の
    ロゴが入った
    リネンの袋に入れて
    お届けします。

アンリークイールシリーズラインナップ

アンリークイールの手帳カバー
「INTÈGRE」と「SPONTANÉ」は
抽選販売の商品です。
詳細は各ページをごらんください。
抽選受付期間:9月1日(火)11:00〜15日(火)11:00

アンリークイールのカードケース、ドキュメントケースは
抽選販売ではなく、数量限定での販売となります。
また、カードケースは11月1日(日)午前11時より発売いたします。

2015-09-04-FRI

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